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トイレが詰まったとき、スッポン(ラバーカップ)を持っていないと慌ててしまいますよね。そんなときにおすすめなのが、「ラップを使ったトイレ詰まり解消法」です。
実はこの方法、うまくいけば道具なしでトイレ詰まりを直すことができます。
ただし、正しい手順や注意点を守らないと、逆に状況が悪化してしまうことも。
そこでこの記事では、トイレの詰まりをラップで直す方法について、仕組み・具体的な手順・注意点まで、わかりやすく解説します。
ラップで直らない場合の原因と対処法についても解説していくで!
トイレ詰まりをなんとか家にあるもので直せないかな?と悩んでいる人はぜひ最後まで見たってや!
トイレの詰まりを「ラップ」で直すという方法、一見すると意外に思えるかもしれません。
しかし、この方法は実際に効果があるケースも多く、SNSや動画サイトでも話題になっています。
では、なぜラップが詰まり解消に役立つのでしょうか?
そのカギは、“圧力”にあります。ここからは、その仕組みと、どんな詰まりに有効かを詳しく見ていきましょう。
ラップを使った詰まり解消法は、「空気圧の力で詰まりを押し流す」という原理を応用した方法です。
やり方としては、便器のフチを隙間なくラップで密閉し、水を流したときに膨らんだラップを手でゆっくり押すことで、便器内部に強い圧力がかかります。
この圧力が詰まりの原因となっているトイレットペーパーや便などを押し流し、排水管の奥へと送り出すのです。
ポイントは、ラップによって空気の逃げ道をふさぎ、「密閉空間」を作ること。
この密閉状態の中で手のひらの力を加えると、空気や水に伝わった力がピストンのように働き、詰まりを押し出す効果が生まれます。
これは、いわばラバーカップ(スッポン)と同じ原理。
ラバーカップが水の圧力を使って詰まりを動かすのと同様に、ラップは空気圧をコントロールすることで同じような効果を実現しているのです。
ラップを使った詰まり解消法が効果を発揮するのは、軽度な詰まりや一時的な流れの悪さに限定されます。
具体的には、以下のようなケースです。
水に溶ける性質のため、詰まりはしていても時間とともに自然に流れることがあります。
ラップの圧力で押し出すことで、より早くスムーズに解消できます。
便が一時的に排水口の途中で引っかかっているような状況では、空気圧で押し出すことで通水状態に戻せる可能性があります。
これは「詰まりかけ」状態で、排水管の中で水や紙が抵抗になっているパターン。
軽い詰まりの典型例であり、ラップが効果的な場合が多いです。
一方で、以下のような詰まりの場合は、ラップではほとんど効果が期待できません。無理に試すと水が溢れるリスクもあるため、注意が必要です。
ラップの圧力では、異物を押し流すだけの力が不足しています。
むしろ押し込むことで、詰まりが悪化することもあります。速やかに業者に相談するのが安全です。
便器の奥や地中の配管で詰まりが発生している場合、便器に空気圧をかけてもまったく届きません。
このようなケースでは、専門機器を使った高圧洗浄などが必要になります。
古いトイレには年月をかけて蓄積した尿石が詰まっていることが多いで!
まずは尿石専用の薬剤を使用してみるのもおすすめです。
一時的な詰まりではなく、配管の老朽化や慢性的なトラブルが原因である可能性が高いです。
ラップでは一時的に改善しても、根本的な解決にはつながりません。
便座にウォシュレット(温水洗浄便座)を取り付けている場合は、通常の便座よりもラップを取り付けた時に隙間ができやすい状態となってしまいます。
ウォシュレット(温水洗浄便座)を取り外して再び取り付ける必要があるため、できれば別の対処方法を試してみるのがおすすめです。
ラップを使った解消法の準備するものや具体的な手順、成功させるためのコツまで、初めての方でもわかりやすく解説します。
まずは、以下の道具を準備しましょう。すべて自宅にあるものでOKです。
ラップは、しっかりと粘着力があるタイプを選びましょう。薄いものだと空気圧を保持しにくく、うまくいかない場合があります。
「強粘着」「しっかり粘着」表記のラップといえば、サランラップ業務用が有名やな。。製品棚で「強力」「しっかり密着」といった表記・商品名を確認してみてや!
水が溢れそうになっている場合は、バケツなどで少し汲み取っておきましょう。水位が高すぎるとラップが剥がれてしまう原因になります。
ラップを何重にも重ねて、便座のフチ全体を覆います。空気や水蒸気が漏れないように、しっかりと密閉するのがコツです。
空気が入って膨らんでいる部分があれば、手で軽く押さえて平らにします。
一気に流すと中の空気が膨張し、ラップが少し盛り上がるのがわかります。
盛り上がったラップを両手でしっかりと押し込むようにグッと押します。
このとき、便器内に空気圧が発生し、詰まりが押し流される仕組みです。
水位が下がっていれば、詰まりは解消されています。
何度か繰り返しても改善しない場合は、別の方法を試しましょう。
ラップ法はシンプルですが、いくつか失敗しやすいポイントがあります。
空気漏れが起きると、圧力がかからず効果がありません。ラップは多めに重ねて、フチまで覆いましょう。
便器から水が溢れる恐れがあります。事前に少し水をくみ取っておくと安全です。
ラップは3重以上にしておくと破れにくく、密閉性も高まります。
手で押すときは、体重をかけるように強く押すのがポイントです!
ラップがはがれないように、便器の周囲はしっかり乾拭きしておくのもポイントやで!
ラップを使ったトイレ詰まりの解消法は、簡単で手軽に試せる方法ですが、すべての詰まりに対応できるわけではありません。
何度か試しても改善が見られない場合は、詰まりの原因が別のところにある可能性があります。
ここでは、ラップで直らない主な原因と、それぞれに合った具体的な対処法について詳しくご紹介します。
ラップ法が効かない場合、そもそも詰まりの原因が便器ではなく、排水管や屋外の排水マスにあるケースも考えられます。
排水マスの詰まりは家庭で簡単に解決できないことが多く、早めの専門業者への依頼がトラブルの拡大を防ぎます。
安全に作業を行うため、無理な作業は避け、適切な判断でプロに任せることが重要です。
ラップを使ってもトイレの詰まりが解消しない場合でも、あきらめる必要はありません。
実は、家庭にある道具や身近なアイテムで、他にも有効な対処法がいくつか存在します。
スッポン(ラバーカップ)、お湯や重曹を使ったやさしいクリーニング方法まで、状況に応じて試せる手段をご紹介します。
それぞれの方法を正しく使えば、自力で詰まりを解消できる可能性はまだ十分にあります。
スッポン(ラバーカップ)はトイレ詰まりを解消する代表的なアイテムです。
ラップと同じく空気圧を利用して詰まりを押し流す原理ですが、より強い圧力がかけられるため、頑固な詰まりにも効果的です。
使い方のポイントとしては便器の中に水が少し残っている状態で使用するのがコツです。
水があることでスッポンと便器の口がしっかり密着し、押す時に圧力が逃げにくくなります。
ゆっくり押し込んでから勢いよく引く動作を数回繰り返すことで、詰まりがほぐれやすくなります。
無理に強く押し込むと便器を傷つける恐れがあるで!力加減に注意するようにしてな。
もし家にラバーカップがない場合はペットボトルを代用するのもおすすめです!ただしこちらも専門の工具と比べると効果は劣ります。
50〜60℃程度のぬるま湯を便器に注ぐ方法も有効です。温かいお湯はトイレットペーパーなどの紙類を溶かしやすくし、詰まりを和らげる効果があります。
熱湯は便器の陶器を割ったりヒビを入れたりする恐れがあるため、絶対に使用しないでください。ぬるま湯の温度管理に気をつけましょう。
環境にやさしく、家にあるものでできるクリーニング法として重曹とクエン酸を使った方法があります。
これらを混ぜると発泡し、泡の力で汚れや軽度の詰まりを浮かせて除去することが期待できます。
重曹やクエン酸は強い化学薬品ではないため、頑固な詰まりには効果が薄い場合があります。その場合は他の方法や専門業者の相談を検討してくださいね。
トイレの詰まりがなかなか解消しない場合、「もう少し自分で何とかしよう…」と考えがちですが、無理に作業を続けることで状況を悪化させてしまうリスクもあります。
そんなときこそ、早めに専門の水道業者へ依頼することが賢明な判断です。
家庭で対応できる詰まりは「紙が多すぎた」「軽く流れが悪い」といった便器内の軽度な詰まりが中心です。
しかし、下記のような原因の場合は、個人の力では対処が難しくなります。
こうした場合、専用の工具や技術がなければ除去できません。
プロの業者は、以下のような機材を使って効率よく詰まりを解消します。
自力でやみくもに対処するよりも、短時間かつ確実に問題解決が可能です。
水道業者を選ぶときは住んでいる自治体の水道局指定業者かどうかもチェックしておいてな!
業者によって料金体系は異なります。的確な相場を知るためにも2~3社程ピックアップしておくと安心です。
トイレつまりにラップを使用する方法についてよくあるQ&Aをまとめました!
疑問に思うことがあればぜひ参考にしてみてな!
ラップ法は何回まで試していいの?
2〜3回までが目安です。それ以上やっても効果がない場合は、別の方法に切り替えましょう。
ラップが破れて中に入ったらどうなる?
ラップが便器内に落ちた場合は、必ず取り出してください。
ゴム手袋を着用して取り除くか、トングなどを使って無理なく回収しましょう。
ラップは水に溶けない素材(主にポリ塩化ビニルやポリエチレン)でできているため、たとえ少量であっても流してはいけません。
排水管の途中で引っかかり、さらなる詰まりや配管のトラブルを引き起こす可能性があります。
どうしても取り出せない場合は、無理に流さず、専門の水道業者に相談するのが安全です。
トイレの詰まり解消以外に、ラップを活用できる方法はありますか?
トイレの「封水(ふうすい)」の蒸発防止にも活用できます。
封水とは、便器内に常に溜まっている水のことで、下水からの悪臭や害虫の侵入を防ぐ役割を果たしています。
長期間トイレを使わないと、この封水が蒸発してしまい、悪臭の原因になります。
そんなとき、便器のフタを閉めたうえでラップを使って密閉することで、封水の蒸発を抑えることができます。
トイレの詰まりは、突然起こるだけに焦ってしまいがちですが、慌てず、状況に合った対処法を選ぶことが大切です。
家庭にあるラップを使った方法は、スッポンが手元にないときでもすぐに試せる応急処置として有効ですが、詰まりの程度や原因によっては別の対応が必要になることもあります。
お湯や重曹、スッポンなど、他の手段も状況に応じて使い分けながら、無理はせず、不安を感じたら早めに専門業者へ相談することが、トラブルを長引かせないコツです。
正しい知識と冷静な判断で、トイレの詰まりにも落ち着いて対処していきましょう。