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「昨日、飲みすぎたかも…」二日酔いや突然の体調不良で嘔吐してしまい、なんとか吐き終わって水を流したら……まさかの詰まり。
「えっ、嘔吐物でトイレが詰まるなんてあるの?」と戸惑った経験がある方も多いのではないでしょうか。
実は、嘔吐物はトイレットペーパーや油分、固形物が混じることで、配管の中で詰まりやすい厄介な物質なんです。
特に二日酔いで嘔吐した場合、消化されていない食べ物やアルコール由来の成分が影響し、トイレの水流だけでは流れにくくなることも。
嘔吐物をトイレに流してしまった後に詰まってしまうトラブルは意外と多く、焦りや不安を感じる方も少なくありません。
そこで本記事では嘔吐物によるトイレ詰まりの原因や危険なNG行動、正しい対処法から、専門業者に頼むべき判断基準・予防のコツまで、わかりやすくご紹介します。
今まさにトイレが詰まってしまって困っている人、「次は失敗したくない」という方はぜひ最後まで見たってや!
人が嘔吐するのは体や心が「危険だよ」と教えるサインです。人は以下のようにさまざまな原因で吐くことがあります。
しかし嘔吐物は液体のように見えて、実は非常に詰まりやすいということをご存知でしょうか?
見た目が液状であるため、一見問題なく流れそうに感じますが、トイレの排水構造にとってはかなりの“難物”です。
嘔吐物には胃液や粘液など、ドロッとした成分が多く含まれます。
これがトイレの水圧では分解されにくく、配管の途中で停滞しやすいという特徴があります。
嘔吐物には、胃の中で十分に消化されていない食べ物や繊維質が含まれていることが多く、特に麺類・肉類・野菜などはトイレットペーパー以上に詰まりやすいのが特徴です。
大きな塊のまま配管内で引っかかると、そのまま水が流れなくなることもあります。
揚げ物・乳製品・肉類など脂っこい食事をとった後の嘔吐は、油分やタンパク質が排水管の内壁にへばりつきやすく、時間とともに固まって“排水の通り道”を狭めてしまいます。
つまり、その場で流れたように見えても、内部では詰まりの原因が進行していることがあるのです。
飲酒後に嘔吐すると、トイレが詰まりやすいと言われるのには理由があります。
それは、アルコールと一緒に摂取した食べ物の状態や体内の変化が関係しているからです。
お酒を飲むと胃の働きが鈍くなり、食べ物の消化が遅くなります。
そのため、胃の中に消化途中の食べ物が多く残ったまま嘔吐することが多く、固形物が混じった嘔吐物は配管で詰まりやすいのです。
さらに二日酔いの状態は脱水気味になることが多く、嘔吐物自体が水分不足で濃縮されている場合、固まりやすく詰まりやすい傾向にあります。
特に年末年始の飲み会が多い時期では、嘔吐によるトイレつまりが起きやすいで!
さらに季節の変わり目にはウイルスが流行しやすい時期ですので、嘔吐によるトイレつまりには気を付けましょう。
嘔吐物には、胃液や粘液、消化されていない固形物が混じっているため、粘り気や塊になりやすい特徴があります。
そこに大量のトイレットペーパーが加わると…
これらの要素が重なり、単独の詰まりよりも解消しにくい“ダブル詰まり”が起きやすくなります。
嘔吐物の拭き取りはティッシュやペーパータオルを使い、可燃ゴミとして処理するようにしましょう!
近年、省エネ・環境配慮の観点から普及が進んでいる節水型トイレ。
水の使用量を大幅に減らしているため、1回の洗浄で使う水の量が従来のトイレよりかなり少なくなっています。
ご家庭のトイレが節水型の場合は特に、嘔吐物や異物の扱いに気をつけてくださいね。
嘔吐した後、慌ててトイレを使うと、知らず知らずのうちにトイレ詰まりを悪化させる行動を取ってしまうことがあります。
「とりあえず水を流す」「大量のトイレットペーパーを使う」など、よかれと思ってやったことが逆効果になる場合も…。
この記事では、嘔吐後についやりがちなトイレ詰まりを悪化させるNG行動を3つ厳選してご紹介します。
事前に知っておけば、トラブル回避や正しい対応につながるので、ぜひチェックしてくださいね。
嘔吐物は水に溶けにくく、特に固形の食べ物や脂分が含まれている場合、配管の途中で引っかかりやすくなります。
「とりあえず流す」ことで、大量のトイレットペーパーや他の汚物と絡み合い、固まりとなって詰まりを深刻化させることが多いのです。
さらに詰まった状態で何度も水を流すと、排水がスムーズに行かず便器から溢れ出るリスクが高まります。
トイレが詰まったとき、熱湯をかけたり強力な薬剤を使って解消しようとする方がいますが、これは非常に危険な行為です。
陶器でできている便器は、急激な温度変化に弱く、熱湯をかけるとひび割れや破損の原因になることがあります。
また、配管がプラスチック製の場合も、高温によって変形や劣化が進み、漏水トラブルを引き起こすリスクがあります。
トイレの詰まりを解消するなら、まずはラバーカップ(スッポン)や水圧法、ぬるま湯+中性洗剤などの方法を試すことをおすすめします。
それでも解決しない場合は、専門の業者に相談するのが安全で確実です。
ワイヤーは本来、排水管の内部の軽度な詰まりをほぐすための専用工具ですが、素人が力任せに使うと、陶器の便器や配管をひび割れや破損させてしまうリスクがあります。
特に便器の内壁は意外に薄く、強く突くと割れることも。
プロの水道業者でさえ、ワイヤー作業は慎重に行います。無理に力を加えると配管全体の交換が必要になることもあるため、安易な自己流の使用は避けましょう。
嘔吐物が原因でトイレが詰まった場合、慌てずに適切な方法で応急処置を行うことが重要です。
ここでは、自宅で簡単にできる詰まりの解消法を3つご紹介します。
ラバーカップはトイレ詰まり解消の基本アイテムです。使い方のポイントは以下の通りです。
この方法で詰まりが緩和されることが多いですが、何度か繰り返しても改善しない場合は無理をせず次の方法に移りましょう。
ラバーカップで解消できない場合は、水の勢いを利用して詰まりを押し流す方法が効果的です。
ただし、水を流しすぎて便器からあふれないよう注意してください。あふれそうな場合は中止しましょう。
持ち上げやすく、勢いよく注げる量は 5〜7リットル(約5〜7kg) が目安です。それ以上だと持ちにくく、うまく注げず失敗することもあります。
水の量が多くて重すぎると手が滑って床を水浸しにしてしまう恐れもあるから注意してな!
嘔吐物に含まれる油分や粘性の高い胃液は詰まりやすい特徴があります。
中性洗剤とぬるま湯を使うと、詰まりの原因を柔らかくし、分解を助ける効果があります。
この方法は、化学薬品よりも便器や配管に優しく、家庭でも安全に使えます。
嘔吐物が原因でトイレが詰まり、便器から水や汚物があふれ出してしまった場合は、被害を最小限に抑えるために、まず水の供給を止めることが最優先です。
以下の手順に沿って、落ち着いて止水作業を行いましょう。
トイレには通常、給水をコントロールする「止水栓」が設けられています。この止水栓を閉めることで、それ以上水が流れ込むのを防ぐことができます。
止水栓の位置・形状は次の通りです。回し方としては閉めるときは時計回り(右)、開けるときは反時計回り(左)に回します。
位置 | 器本体の左下または右下(床から出ている金属の管の付け根) 壁から出ている給水パイプの途中(タンクにつながる部分) |
---|---|
形状 | マイナスドライバーで回すタイプ ハンドル式で手で回せるタイプ |
しかし、普段あまり触れることのないトイレの止水栓は、長年の使用や湿気によるサビ、カルキの固着などで固くなってしまい、簡単には回せないことも珍しくありません。
もしそのような事態に直面した場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
嘔吐物にはノロウイルスなどの感染症リスクがあるため、直接手で触らないようにゴム手袋を必ず着用してください。
また、マスクや使い捨てのエプロンなどを使うとより衛生的です。
拭き取る際はペーパータオルや新聞紙など使い捨てできるものを使用し、処理後はすぐにビニール袋に密閉して廃棄します。
消臭スプレーを使うと悪臭対策にも効果的です。
拭き取り後は、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)や市販の消毒スプレーでしっかり消毒しましょう。
消毒剤は希釈して使い、トイレ周辺の床や壁も忘れずに拭き取ることが大切です。
嘔吐物によるトイレ詰まりは、軽度であれば自力での応急処置で解消できる場合もあります、しかし以下のような状況では早めに専門業者への依頼を検討することが重要です。
複数の方法を試しても水位が下がらない、または水がまったく流れない場合は、配管内で詰まりが深刻化している可能性があります。
無理な対処は詰まりの悪化や水漏れ、トイレの破損につながるリスクもあります。被害が広がる前にプロに相談することが、結果的に時間も費用も抑えるポイントです。
嘔吐物によるトイレ詰まりで業者に修理を依頼する際は、費用の目安と注意点は以下の通りです。
ラバーカップ・ローポンプの使用 | 8,000円~15,000円程度 |
---|---|
高圧洗浄など専門機材を使う場合 | 15,000円~30,000円程度 |
便器の取り外し | 15,000円~50,000円 |
水道業者の依頼費用は、地域・業者によっても大きく変動します。
まずは見積もり&出張無料の業者に相談することで、費用の相場を把握することもおすすめです。
極端に安い価格を提示する業者に依頼して、あとから高額な追加請求をされるトラブルも報告されています。相場と比べて不自然な価格には注意してくださいね。
実際の利用者の口コミを参考にする・業者のHPに会社概要がきちんと載っているかどうかも確認しておいてな!
嘔吐によるトイレつまりは急に起こりやすく、衛生面でも早急な対応が必要です。
夜間や休日でも対応可能な業者を事前に見つけておくことが重要です。以下のポイントを参考に信頼できる緊急対応業者を探しましょう。
24時間対応でも、時間外や休日は割増料金かかることが多いで。後で「こんなに高くなるなんて思ってなかった」とならんように、事前に料金体系は必ず確認するようにしてや!
トイレ詰まりは日常のちょっとした工夫で予防が可能です。
嘔吐物による詰まりを防ぐための具体的な方法や、トイレを使う際の注意点を押さえておくことで、トラブルを未然に防げます。
洗面器やバケツを用意しておくと、嘔吐時に直接受け止められて便利です。嘔吐物を流す前に洗面器の中で処理できるため、トイレの詰まりを防止できます。
使用後は中身をビニール袋に移し、密封して捨てるのがおすすめです。ビニール袋の口をしっかり縛ってから処分することで、ニオイや感染リスクを軽減できます。
嘔吐物が原因のトイレ詰まりを防ぐには、排水管を定期的に清掃することが効果的です。
汚れや固形物が排水管に溜まると、水の流れが悪くなるのでトイレが詰まりやすくなります。
お住まいが戸建であれば一度水道修理業者に高圧洗浄を依頼するのもおすすめです。
配管内の汚れやヌメリを強力に除去し、詰まりの原因を根本から解消します。
嘔吐物によるトイレ詰まりに関してよくあるQ&Aをまとめました!
時間に余裕のある人はぜひチェックしてみてや!
嘔吐物は本来、トイレに流してもいいの?
嘔吐物は、人の体内から出たものであるため、原則としてトイレに流して処理すること自体は問題ありません。
ただし、嘔吐物の量や内容物によっては配管に詰まりやすく危険です。
特にトイレットペーパーと混ざると固まりやすく、詰まりやすいので注意しましょう。
なぜ子どもや高齢者の嘔吐は詰まりやすい?
子どもや高齢者は消化機能が未発達、または低下しているため、嘔吐物に消化されていない固形物が多く混ざりやすいです。
この固形物がトイレの配管内で引っかかりやすく、詰まりの原因になります。
嘔吐物をトイレに流すと、下水処理場に悪影響はありますか?
少量であれば問題になることはほとんどありません。
しかし、大量の油分や異物をトイレに流すと、下水処理場に大きな負担をかける原因となります。
その結果、環境への悪影響を引き起こすおそれもあります。
特に嘔吐物には、消化途中の食べ物や胃酸などが含まれており、有機物や酸性成分が多く処理しにくいのが特徴です。
こうした成分は、下水処理場のバクテリアによる分解処理の負担を増やしてしまいます。
トイレは便利な設備ですが、何でも流していい場所ではありません。
嘔吐物も含め、適切に処理し、下水処理施設や環境への配慮を忘れないことが大切です。
嘔吐と排泄物はどう違うのですか?
嘔吐と排泄物は見た目が似ている部分もありますが、その成分や性質は大きく異なります。
排泄物は体内の不要物を排出するために作られ、ある程度固形で均一な性質を持っています。
一方、嘔吐物は消化途中の食べ物や胃液、粘液、胃酸などが混ざったもので、粘り気が強く不均一です。
ただし、本来トイレに流して問題ない排泄物でも、便秘などで固くなっている場合は詰まりの原因となることがあります。
嘔吐物はどこまでならトイレに流していい?
水分が多くて固形物のない少量の嘔吐物であれば、流しても大丈夫なことが多いです。
ただし、粘り気がある・食べ物のかすが多い・大量に吐いた場合は、詰まりの原因になるので流さず袋にまとめて処分しましょう。
嘔吐物を流してしまったけど詰まらなかった場合は大丈夫?
嘔吐物をトイレに流してしまっても、すぐに詰まりが起きなければ一安心ですが、完全に問題がないとは言い切れません。
嘔吐物の粘度や量によっては、配管内に少しずつ付着し、将来的に詰まりの原因になることもあります。
特に節水型トイレの場合、水流が弱いため、嘔吐物が配管に残りやすいので注意が必要です。流した後はできるだけ多めの水を流して配管内を洗い流すことをおすすめします。
また、定期的に排水管の点検や清掃を行うことで、詰まりリスクを減らせます。
嘔吐物をトイレに流してしまった際のトラブルは、粘度の高い成分が原因で詰まりやすいため、正しい対処が重要です。
慌てず応急処置を試み、解決しない場合は専門業者に依頼しましょう。
また、衛生面にも注意し、今後は嘔吐物を直接流さないなどの予防策を心がけることが快適なトイレ環境を保つポイントです。
日頃からの予防や使い方の工夫で詰まりを未然に防ぐことも大切です。
お酒の飲みすぎ&感染症予防対策にも充分に注意してくださいね。
どうしても自分で対処できない&原因がわからないトイレつまりに困ったときは無理せず僕ら水道修理業者に相談してな!