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突然トイレが詰まってしまい、「そのうち自然に流れるかも…」と一晩放置した経験はありませんか?
しかし、トイレの詰まりは放置しても改善しないどころか、状況が悪化してしまうケースも少なくありません。
「水が引かない」「異音がする」「何をやっても直らない」——このような症状には正しい原因の見極めと対処法が必要です。
そこでこの記事では、この記事では、トイレつまりが一晩で直る場合・直らない場合の違いや、放置が危険な理由を解説していきます。
自分でできる対処法、予防策と業者に依頼すべきタイミングについても紹介していくで!トイレつまりに困っている人はぜひ最後まで見たってや。
トイレのつまりでお困りの皆さまから「一晩置いておけば直るって聞いたけど本当?」というご相談をよくいただきます。
実は、つまりの原因によって一晩放置で解決できるかどうかが決まるんです。
つまりの原因が水に溶けやすいものであれば一晩放置で改善する可能性がありますが、固形物や異物が原因の場合は放置しても解決しません。
むしろ状況が悪化することもあるため、正しい見分け方を知っておくことが大切です。
一晩放置で直る可能性が高いのは、水に溶けやすいものが原因のつまりです。具体的には以下のようなケースが該当します。
つまりの原因 | 放置での解決可能性 | 目安時間 |
---|---|---|
大量のトイレットペーパー | 高い | 2~8時間 |
水溶性のお掃除シート | 中程度 | 4~12時間 |
流せるタイプのペットシーツ | 中程度 | 6~12時間 |
猫砂(固まらないタイプ) | 低い | 12時間以上 |
これらの原因によるつまりは、時間をかけて水分を含むことで徐々にふやけて小さくなり、自然に流れていくことがあります。
特にトイレットペーパーの場合、日本で販売されているものは水に溶けやすく設計されているため、一晩程度で改善することが多いんです。
ただし、水位が便器の縁近くまで上がっている場合や、まったく水が引かない状態の場合は、放置せずに早めの対処をお勧めします。
つまり、「トイレに流していいもの・流してよいとされているもの」は時間をおくことで溶ける可能性があるということや!
これらは水に溶けやすい水溶性とされていますが、流しすぎると溶解までに時間がかかってしまいます。
一方で、固形物や水に溶けない異物が原因のつまりは、一晩放置しても絶対に直りません。
このようなケースでは、むしろ時間が経つほど状況が悪化する可能性があります。
固形物や異物の具体例をご紹介します。
異物の種類 | 放置での解決可能性 | 推奨対処法 |
---|---|---|
携帯電話・スマートフォン | 不可能 | 即座に業者依頼 |
おむつ・生理用品 | 不可能 | ラバーカップまたは業者依頼 |
おもちゃ類 | 不可能 | 業者依頼 |
固まる猫砂 | 不可能 | 業者依頼 |
ティッシュペーパー | 不可能 | ラバーカップで対処 |
これらの異物は水を吸収して膨張したり、排水管の奥で引っかかったりして、時間が経つほど取り出しにくくなります。
特におむつや生理用品は水を吸って何倍にも膨らむため、放置すると完全に排水管を塞いでしまう危険性があるんです。
私の経験では、このような異物によるつまりを放置したお客様の約8割が、結果的により高額な修理費用を支払うことになっています。
つまりの原因を正確に判断するために、症状を確認するチェックポイントをお教えします。これらの項目を確認していただくことで、一晩放置すべきか、すぐに対処すべきかを判断できます。
まずは便器内の水位を30分から1時間程度観察してください。
水位の状態 | 原因の可能性 | 放置での解決見込み |
---|---|---|
徐々に水位が下がる | 水溶性の物質 | 高い |
水位が全く変わらない | 固形物・異物 | 低い |
水位がさらに上昇 | 完全な閉塞 | 不可能 |
水位が徐々に下がっている場合は、つまりの原因が少しずつ溶けている証拠です。この場合は一晩放置することで改善する可能性が高いでしょう。
今回のつまりが初回なのか、繰り返し起きているのかも重要な判断基準です。
頻繁につまりが発生する場合は、排水管内に蓄積した汚れや、配管の構造的な問題が原因の可能性があります。このような場合は一晩放置しても根本的な解決にならないため、専門業者による点検をお勧めします。
私がこれまで対応してきた事例では、月に1回以上つまりが発生するお客様の約9割で、配管内の清掃や部品交換が必要な状況でした。
一時的に直ったとしても、すぐに同じ問題が再発することが多いんです。
トイレの便器は、サイフォン現象を利用した独特な構造になっています。
便器の奥には「トラップ」と呼ばれるS字カーブの部分があり、ここで水が常に溜まることで下水からの臭いや害虫の侵入を防いでいます。
つまりが発生する場所の多くは、このトラップ部分です。
ここは水の流れが緩やかになる箇所のため、放置しても十分な水流や水圧が生まれず、つまりの原因物質を押し流すことができません。
さらにキッチン・浴室・洗面台など、トイレ以外の場所でも詰まりがおきているなら屋外の排水桝が原因である可能性も考えられるで!
お住まいが戸建であれば3~5年以内に高圧洗浄や排水桝の清掃をおこなったかどうかも確認しておきたいポイントです!
トイレの詰まりは突然起こるため、慌てて間違った対処をしてしまいがちです。
しかし、誤った方法で対処すると詰まりが悪化したり、便器や配管を傷つけてしまうこともあります。
ここでは、トイレ詰まりの際に避けるべき行動を詳しく解説します。
トイレが詰まったとき、焦って自己流で対処してしまうと、状況をさらに悪化させる危険があります。
特に以下のような行為は、詰まりをひどくしたり、配管や設備にダメージを与える原因になることも。
ここでは、やってはいけないNG行為を具体的に紹介し、それぞれのリスクについて詳しく解説します。
トイレが詰まっている状態で、何度も水を流すのは非常に危険です。
一見水の勢いで詰まりが流れて解消されそうに思えますが、実際には詰まりが残ったまま水だけが流れ続け、水位がどんどん上がってしまいます。その結果、最悪の場合は便器から水があふれ出す危険があります。
特に、焦ってタンクのレバーを繰り返し引いてしまうのは厳禁です。
状況を悪化させてしまい、床や周囲が水浸しになるだけでなく、汚水があふれることで衛生的にも問題が生じます。
つまりの兆候がある場合は、まず原因を特定し、正しい方法で対処することが大切です。
トイレが詰まったときに、ハンガーや棒、モップなど身近なもので詰まりを押し流そうとする方もいますが、これは非常に危険な行為です。
力任せに押し込むことで、便器や排水管の内部を傷つけてしまう恐れがあります。
また、詰まっている異物がさらに奥に押し込まれ、かえってつまりが悪化したり、取り除くのが困難になったりすることもあります。
特に陶器製の便器はデリケートで、少しの衝撃でもヒビが入ったり割れたりすることがあるため、道具を使って無理に突くのは避けましょう。
トイレのつまりを早く解消しようとして、塩素系や酸性の強力な薬剤を大量に使用するのは危険です。
これらの薬品を過剰に使うと、配管の内側を傷めて劣化を早めてしまう可能性があります。
さらに、異なる種類の薬剤を混ぜてしまうと、人体に有害なガス(例:塩素ガスなど)が発生する恐れもあり、非常に危険です。
安全に使用するためには、必ず製品の使用説明書をよく読み、推奨されている使用量や使用方法を守りましょう。
強力な薬剤として有名なのはピーピースルーやけれど、トイレつまりの解消には向いていないで!そのほかの薬品も使用するときには決して同時に使用しないよう注意してや。
ピーピースルーがトイレ詰まりに効かない理由については、以下の記事で詳しくまとめています。気になる方はぜひこちらも参考にしてみてくださいね。
トイレ詰まりは長時間放置することで、実は状況が悪化する場合もあります。特に注意が必要なのは以下のようなケースです。
私がこれまでに対応してきた事例の中には、「一晩様子を見た」結果、翌朝にはより深刻なつまりになってしまい、修理費用が倍以上になってしまったケースも少なくありません。
以下では、トイレ詰まりを放置することでで生じるリスクについてご紹介していきます。
トイレつまりを放置する最も深刻なリスクは、便器からの水漏れや溢れによる被害です。
つまりが発生している状態で水を流し続けると、行き場を失った水が便器から溢れ出してしまいます。
特に夜間や外出中に溢れが発生した場合、被害は甚大になります。
私が実際に対応したケースでは、2階のトイレから溢れた水が1階のリビングまで浸水し、フローリングの張り替えや天井の修理が必要になったご家庭もありました。
被害の種類 | 修理費用の目安 | 対処期間 |
---|---|---|
床材の張り替え(6畳程度) | 15万円~30万円 | 3日~1週間 |
天井の修理・塗装 | 5万円~15万円 | 2日~4日 |
壁紙の張り替え | 3万円~8万円 | 1日~2日 |
電気設備の修理 | 2万円~10万円 | 半日~2日 |
さらに深刻なのは、集合住宅にお住まいの場合です。上階からの水漏れが下の階に影響を与えると、階下への賠償責任が発生し、数十万円から数百万円の損害賠償を求められる可能性があります。
つまりを放置することで生じる臭いの問題も見過ごせません。排水が正常に流れない状態が続くと、便器内に汚水が滞留し、強烈な悪臭が発生します。
この臭いは単に不快なだけでなく、健康面にも深刻な影響を与える可能性があります。
特に以下のような健康リスクが考えられます。
また、臭いが他の部屋にまで広がってしまうと、日常生活に大きな支障をきたします。
お客様を招くことができなくなったり、洗濯物に臭いが移ってしまったりと、生活の質が著しく低下してしまいます。
つまりを放置することで、本来なら簡単な作業で済んだはずの修理が、大掛かりな工事に発展してしまうケースが非常に多いのです。
例えば、初期のつまりであれば専用の道具を使って1時間程度で解決できる問題も、放置することで以下のような深刻な状況に発展することがあります:
つまりの進行度 | 作業内容 | 修理費用 | 作業時間 |
---|---|---|---|
軽度のつまり | 専用器具による除去 | 8,000円~15,000円 | 30分~1時間 |
中度のつまり | 配管内の高圧洗浄 | 20,000円~40,000円 | 1時間~2時間 |
重度のつまり | 便器の取り外し作業 | 30,000円~60,000円 | 2時間~4時間 |
配管の損傷 | 配管の部分交換 | 50,000円~150,000円 | 半日~1日 |
私が実際に対応したケースでは、最初は軽いつまりだったものを1週間放置した結果、配管内で固形物が完全に固着してしまい、便器を完全に取り外して配管を交換する必要が生じました。本来なら1万円程度で済んだはずの修理が、最終的に8万円の費用がかかってしまったのです。
さらに、放置期間が長くなるほど、緊急対応が必要になり、深夜料金や休日料金が加算される可能性も高くなります。多くの水道修理業者では、通常料金に加えて以下のような追加料金が発生します:
つまりの問題は時間の経過とともに確実に悪化します。早期の対処こそが、経済的にも最も賢明な選択だということを、ぜひ覚えておいていただければと思います。
トイレのつまりでお困りの方に向けて、自分でできる効果的な解消方法をご紹介します。
軽度から中度のつまりであれば、適切な方法で解決できることが多いのです。
安全で確実な手順をお伝えしますので、まずは落ち着いて対処してみてください。
ラバーカップは最も基本的で効果の高いつまり解消ツールです。正しい使い方をマスターすれば、多くのトイレつまりを解決できます。
まず、便器内の水位を調整します。水が少なすぎる場合は、ラバーカップのゴム部分が完全に水に浸かる程度まで水を足してください。
逆に水が多すぎる場合は、容器などで汲み出して調整します。
ラバーカップを便器の排水口に垂直に当て、しっかりと密着させます。
このとき、押すときはゆっくり、引くときは勢いよくが基本です。
押し込むことでつまりの原因を奥に押し込み、引くときの吸引力で引き戻すという動作を15回程度繰り返してください。
作業後は一度水を流して、正常に流れるか確認します。1回で解決しない場合でも、2~3回繰り返すことで解消されることが多いです。
40~50度のお湯と食器用洗剤の組み合わせは、トイレットペーパーや排泄物によるつまりに特に効果的です。
熱湯は便器を破損させる恐れがあるため、必ず適温を守ってください。
まず、便器内の水位を下げるため、可能な限り水を汲み出します。
次に、食器用洗剤を100ml程度便器に入れ、40~50度のお湯をゆっくりと注ぎます。
お湯は高い位置から勢いよく注ぐのではなく、便器の側面に沿ってそっと流し入れることが大切です。
洗剤とお湯を入れたら、20~30分程度放置します。
この間に洗剤の界面活性作用とお湯の温度でつまりの原因がやわらかくなります。
時間が経過したら、最後にお湯をもう一度注いで水を流してみてください。
手順 | 時間 | ポイント |
---|---|---|
水位を下げる | 5分 | 可能な限り汲み出す |
洗剤投入 | 1分 | 食器用洗剤100ml程度 |
お湯投入 | 2分 | 40~50度、ゆっくりと |
放置 | 20~30分 | つまりをやわらかくする |
確認 | 1分 | お湯を追加して流す |
重曹とお酢の化学反応を利用した環境にやさしい方法です。小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心してお使いいただけます。
まず、重曹を計量カップ1杯分(約150g)を便器に入れます。
その後、お酢を計量カップ半分(約100ml)をゆっくりと注ぎます。重曹とお酢が反応して泡が発生しますが、これは正常な反応ですので心配いりません。
反応が落ち着いたら、ぬるま湯を静かに注いで、1時間程度放置します。
長時間放置することで、つまりの原因を分解する効果が期待できます。時間が経過したら、通常通り水を流して確認してください。
この方法は即効性こそありませんが、定期的なメンテナンスとしても活用できる優れた方法です。
月に1回程度行うことで、つまりの予防にもつながります。
ワイヤーブラシは物理的につまりを除去する最終手段として効果的です。
ただし、便器を傷つける可能性があるため、慎重に作業を行う必要があります。
市販のトイレ用ワイヤーブラシ、または配管清掃用のスネークワイヤーを用意します。
ワイヤーの先端を排水口に挿入し、つまりの場所まで押し進めます。抵抗を感じたら、そこがつまりの原因がある場所です。
ワイヤーを回転させながら前後に動かし、つまりを崩したり引っかけたりして除去します。
作業中は便器内に傷をつけないよう、力を入れすぎず丁寧に行うことが重要です。
つまりが取れたと感じたら、ワイヤーを引き抜いて水を流してみてください。
この方法は効果的ですが、便器の材質によっては傷がつく可能性があるため、他の方法で解決しない場合の最終手段として考えることをおすすめします。
どの方法を試しても改善されない場合や、作業に不安を感じる場合は、無理をせず専門の水道修理業者に相談してくださいね!
トイレつまりの中には、ご家庭での対処が困難で、かえって状況を悪化させてしまう可能性があるケースがあります。
水道修理業界を長年見てきた私の経験から、専門業者への依頼をおすすめする症状をご紹介いたします。
これらの症状が見られる場合は、無理をせず早めにプロにお任せすることが、結果的に費用も時間も節約できる賢明な判断です。
水を流しても便器内の水位が全く下がらない状態は、最も緊急性の高いトイレつまりです。この症状は、排水管の奥深くで完全閉塞が起きていることを示しており、素人の対処では解決が困難です。
完全につまった状態では、以下のような特徴が見られます。
レバーを引いても水が流れずに便器から溢れそうになる、便器内の水位が異常に高い状態が続く、ゴボゴボという異音が聞こえる場合があります。
このような状況では、ラバーカップなどの道具を使用しても効果がなく、むしろ汚水が溢れる危険性が高まります。
症状 | 危険度 | 対処法 |
---|---|---|
水が全く流れない | 高 | 即座に業者依頼 |
便器から溢れそう | 高 | 水道元栓を閉めて業者依頼 |
異音が継続 | 中 | 使用中止して業者依頼 |
トイレに異物を落としてしまった場合は、絶対に水を流さずに専門業者に依頼することが重要です。
異物の種類によっては、排水管の奥に押し込まれてしまい、取り出すことが困難になったり、配管を損傷させる恐れがあります。
よくある異物の例として、携帯電話やスマートフォン、子どもの玩具、生理用品、紙おむつ、ペットのトイレ砂、大量の髪の毛やヘアピンなどがあります。
これらは水に溶けないため、一度排水管に入り込むと自然に解消されることはありません。
特に注意していただきたいのは、見た目には流れたように見えても、配管の途中で引っかかっている可能性があることです。
この状態で放置すると、後から他の汚物と絡み合って、より深刻なつまりを引き起こすことがあります。
同じトイレで1ヶ月に2回以上つまりが発生する場合は、根本的な問題があると考えられます。
表面的な対処を繰り返しても解決せず、むしろ状況が悪化する可能性が高いため、専門業者による詳しい診断が必要です。
繰り返すつまりの背景には、いくつかの原因が考えられます。
配管の勾配不良により汚物が流れにくい構造になっている、配管内に尿石や汚れが蓄積して流路が狭くなっている、便器と配管の接続部分に問題がある、配管の老朽化により変形や破損が生じているなどです。
このような症状が見られる場合、一時的な解決策では根本解決になりません。
専門業者であれば、配管用カメラを使用して内部の状況を確認したり、高圧洗浄機で蓄積した汚れを除去したりすることができます。
つまりの頻度 | 推定原因 | 必要な対処 |
---|---|---|
月1回以上 | 配管の構造的問題 | 配管診断・改修工事 |
週1回以上 | 重度の汚れ蓄積 | 高圧洗浄・配管交換 |
毎日のように | 配管の破損・変形 | 緊急交換工事 |
トイレつまりの修理費用は、自分で対処するか業者に依頼するかによって大きく変わります。
結論から申し上げると、自分で対処できる軽度のつまりなら数百円から数千円程度、業者依頼の場合は8,000円から30,000円程度が一般的な相場となっています。
ただし、つまりの原因や作業の複雑さによって料金は変動するため、事前に費用の目安を把握しておくことが大切です。
自分でトイレつまりを解消する場合、必要な道具や材料の購入費用のみで済むため、非常に経済的です。
一般的な自己対処方法にかかる費用をまとめると以下のようになります。
対処方法 | 必要な道具・材料 | 費用目安 |
---|---|---|
ラバーカップ(スッポン) | ラバーカップ | 500円〜1,500円 |
お湯と食器用洗剤 | 食器用洗剤 | 100円〜300円 |
重曹とお酢 | 重曹、お酢 | 200円〜500円 |
ワイヤーブラシ | 排水管清掃用ワイヤー | 1,000円〜3,000円 |
最も一般的なラバーカップは、一度購入すれば何度でも使用できるため、長期的に見ると非常にコストパフォーマンスが良い投資と言えるでしょう。
また、重曹やお酢、食器用洗剤は多くのご家庭にすでにあるものなので、追加費用をかけずに対処できる場合もあります。
専門業者にトイレつまりの修理を依頼する場合、作業の内容や難易度によって料金が設定されています。
作業内容 | 料金相場 | 作業時間目安 |
---|---|---|
軽度のつまり除去(ラバーカップ等) | 8,000円〜12,000円 | 30分〜1時間 |
中度のつまり除去(専用器具使用) | 15,000円〜25,000円 | 1時間〜2時間 |
重度のつまり除去(便器脱着含む) | 25,000円〜50,000円 | 2時間〜4時間 |
異物除去(便器脱着必要) | 30,000円〜60,000円 | 3時間〜5時間 |
これらの基本料金に加えて、多くの業者では以下の追加費用が発生する場合があります。
業者選びの際は、基本料金だけでなく、出張費や追加料金についても事前に確認することが重要です。
見積もりを依頼する際は、必ず総額での提示を求めるようにしましょう。
また、水道局指定工事店や実績のある業者を選ぶことで、適正価格でのサービスを受けられる可能性が高くなります。
複数の業者から見積もりを取得して比較検討されることをおすすめいたします。
トイレつまりは予防が何より大切です。私が長年の経験から学んだのは、日頃の使い方を少し意識するだけで、つまりの9割は防げるということです。
毎日使うトイレだからこそ、正しい使い方を身につけておきましょう。
トイレつまりの最も多い原因は、トイレットペーパーの使いすぎです。
一度に使う量は片手で握れる程度が目安となります。
具体的には、以下の使い方を心がけてください。
一度に大量に使わず、必要に応じて数回に分けて流すことが重要です。特に、トイレットペーパーを何重にも重ねて使う方がいらっしゃいますが、これは配管への負担が大きくなってしまいます。
使用量の目安 | 適切な使い方 | 注意点 |
---|---|---|
片手で握れる程度 | 必要な分だけを取り、折りたたんで使用 | 何重にも巻かない |
ダブル巻きの場合は控えめに | シングル巻きよりも少量を意識 | 厚みを考慮して調整 |
子供の場合は大人が確認 | 適切な量を教えて習慣化 | 面白がって大量使用を防ぐ |
また、海外製の厚手のトイレットペーパーは水に溶けにくい場合があります。国産の水に溶けやすいタイプを選ぶことをおすすめします。
トイレの定期的なメンテナンスは、つまり予防の基本中の基本です。月に1回程度の簡単なお手入れで、大きなトラブルを防げます。
まず、便器の水位を定期的に確認してください。
普段より水位が低い、または高い場合は、軽微なつまりの兆候かもしれません。
トイレタンク内の点検も大切です。タンク内の部品が劣化していると、水流が弱くなり、つまりの原因となることがあります。
フロートバルブやチェーンの状態を月に1回程度チェックし、異常があれば早めに交換しましょう。
点検項目 | 点検頻度 | チェックポイント |
---|---|---|
便器の水位確認 | 週1回 | 普段と同じ水位かどうか |
タンク内部品の点検 | 月1回 | フロートバルブ、チェーンの状態 |
配管周りの確認 | 月1回 | 水漏れや異常な音がないか |
便器と床の接続部 | 3ヶ月に1回 | ぐらつきや隙間がないか |
トイレ用の洗剤を使った掃除も効果的です。便器内の汚れや尿石の蓄積を防ぐことで、水の流れを良好に保てます。
特に便器のふちの裏側は汚れがたまりやすい場所なので、丁寧に掃除しましょう。
トイレに流してはいけないものを正しく理解することは、つまり予防の要です。水に溶けないものや、配管を傷める可能性があるものは絶対に流さないことが鉄則です。
よくある間違いとして、猫砂をトイレに流す方がいらっしゃいます。「流せる」と表示があっても、配管の構造によってはつまりの原因となるため、できるだけ避けることをおすすめします。
また、お子様がいるご家庭では、おもちゃやタオルなどを誤って落とすことがあります。
日頃から注意深く見守り、万が一落とした場合はすぐに取り出すか、専門業者にご相談ください。
トイレ詰まりの放置時間についてよくあるQ&Aをまとめました!
時間に余裕のある人はぜひチェックしてみてや!
トイレつまりを一晩放置すれば自然に直りますか?
軽度のトイレットペーパーによるつまりなら改善する場合もありますが、基本的には放置では解決しません。早めの対処が重要です。
放置することでどんなリスクがありますか?
水漏れや溢れによる床の浸水、悪臭の発生、つまりの悪化による修理費用の増大などのリスクがあります。
業者に依頼するタイミングはいつですか?
完全に水が流れない、異物を落とした、何度も繰り返すつまりの場合は、すぐに専門業者にご相談することをおすすめします。
トイレつまりは一晩放置しても根本的な解決にはならないことがほとんどです。
水に溶けやすいトイレットペーパーが原因の軽度なつまりであれば改善する可能性もありますが、固形物や異物が原因の場合は放置することでリスクが高まります。
まずはラバーカップやお湯と食器用洗剤を使った方法で対処し、それでも解決しない場合は専門業者への依頼をおすすめします。
費用は自己対処なら数百円から、業者依頼で8,000円程度が相場となります。
トイレが詰まった原因をできるだけ正確に特定し、それぞれに合った対処法を取ることが大切です。
どうしても原因がわからない・水に溶けない異物を流してしまったことによるトイレ詰まりに困ったときは、僕ら水道業者にも相談してな!