
近くの水道屋さんが見つかる
ポータルサイト
おすすめの水道修理業者のクチコミや評判を掲載
生活の中で排水された水が流れていく排水管がつまってしまうと、水が流れなくなったり排水が逆流してくるなどのトラブルが発生します。
また、排水管がつまると悪臭や害虫の発生を招く原因にもなるため、排水管のつまりを防ぐために定期的な清掃は欠かせません。
排水管のつまりは簡単にできる基本対策で予防できるので、日常に対策を取り込むことで急な排水つまりや悪臭のトラブルを未然に防ぐことができます。
そこで本記事では、排水管のつまりを予防するために家庭で簡単にできる基本対策を紹介していきます。
対策を実地する際の注意点についても紹介するで!
排水管の詰まり対策について詳しく知りたい人はぜひ最後まで見たってや!
水に溶けない固形物を流してしまったときに排水管がつまるのは当然ですが、蓄積されていった汚れによってある日つまりを引き起こしてしまうことも少なくはありません。
まずは各水回り設備ごとに、排水管が詰まる原因となる代表的なものをご紹介いたします。
油は冷えると固まる性質があることから排水管にこびりつきやすく、排水管内を狭めてしまいます。
また、料理や洗い物を行った際に流れた食材カスを毎日取り除かなければぬめり汚れとなって、排水管内部にへばりついてしまいます。
キッチンの排水管つまりを予防するためには、油を流さないように徹底することです。
食器洗いをおこなう前にペーパー等で油分をふき取る、油の固着を防ぐために定期的に50℃程度のお湯を流すなどの対策を取りましょう。
また、生ごみはそのまま放置しておくとぬめり汚れや悪臭の原因となるため、毎日回収して清潔に保つことが望ましいです。
夏場は特に腐敗臭が臭いやすく、害虫が発生しやすい時期なので、ゴミの収集日まで期間がある場合は重曹スプレーを振りかける・冷凍保存する等の対策を取りましょう。
洗面台・浴室の排水管がつまる原因として、抜け落ちた髪の毛が代表的です。
排水トラップに溜まった髪の毛には、皮脂汚れや石鹸カスが絡みつきます。
また、クレンジングオイルや洗顔剤、歯磨き粉等も固まってしまうとぬめり汚れが付着して排水の通り道を塞いでしまいます。
口の中を清潔に保つためのマウスウォッシュも、ある程度の水と同時に流さなければゼリー状の塊となって詰まりを引き起こす原因の1つです。
洗面台・浴室はヘアキャッチャーに溜まったゴミを定期的に取り除くように徹底しましょう。
ヘアキャッチャーだけでは髪の毛がすり抜けてしまうこともあるので、対策としてキャッチャーにネットを被せます。
ネットは100均でも大容量で使い捨てタイプが販売されています。女性なら使い捨てのストッキング等を大まかなサイズに切って代用することもおすすめです。
「置くだけ」「貼るだけ」で排水口で髪の毛をキャッチする商品もいろいろあるので活用しましょう。
排水口の上に貼るタイプ。たまった 髪の毛をそのまま一緒に捨てられます。
樹脂製でも排水口にセットするタイプ。排水の渦の力で抜け毛が丸まってたまる仕組みになっています。
樹脂製でも排水口の上に置くタイプ。排水口に流れる毛髪をキャッチします。
住宅設備によって排水口が確認しづらく掃除を怠ってしまいやすい洗濯場ですが、衣服に付着した糸くずや髪の毛が蓄積する場所です。
洗濯に使用する洗剤等の成分と合わさって、やがてヘドロ状の汚れが蓄積しやすいことから排水詰まりを引き起こしてしまいます。
洗濯場の排水口は目視しづらい箇所ですが、月に1回程度周辺を掃除するようにしましょう。
糸くずやホコリの付着を防ぐために、洗濯用のネットを使用することもおすすめです。
また、節水対策として有名なおふろの残り湯ですが、お風呂の残り湯には皮脂汚れや髪の毛が含まれているのでできれば洗濯に使用しないようにしましょう。
トイレの排水管に蓄積していく汚れとして代表的なものは尿石です。
トイレットペーパーを流しすぎてしまったり、固い便がこびりついてつまりを引き起こしたときには、排水管内に蓄積した尿石によって排水が狭められているケースも少なくはありません。
また、水に流せるティッシュやペット用のトイレ、お掃除シートなどもトイレットペーパー程水溶性が高いものではないことからつまりを引き起こす要因となります。
尿石は年数が経つほどにこびりついて簡単に落としづらくなってしまうので、1週間に1度は酸性洗剤を使用して掃除をおこないましょう。
水に流せる製品をトイレに流す際には、まとめて流さずに少しづつ流すようにすることも大切です。
ティッシュは水に溶けない製品であることから、どうしても使用せざるを得ない場合は可燃ゴミとして処理するようにしてや!
トイレをティッシュに流すと詰まる理由や、流してしまったときの対処方法については以下の記事で詳しくまとめています。
気になる方はぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
排水管のつまりを予防するために効果的なのが薬剤・液体タイプのパイプクリーナーなどの薬剤です。
トイレの尿石などのアルカリ性の汚れには酸性洗剤が適しています。
家にあるものなら、重曹とクエン酸を混ぜ合わせて簡易的なパイプクリーナーで掃除することもおすすめです。
汚れの種類 | 薬品・成分 | 場所 |
---|---|---|
油(酸性の汚れ) | 重曹 セスキ炭酸ソーダ 水酸化ナトリウム配合の製品 | キッチン |
髪の毛等のタンパク質汚れ | 次亜塩素酸ナトリウム 重曹 | 洗面台 浴室 洗濯場 |
尿石などのアルカリ性の汚れ | サンポール クエン酸 | トイレ |
薬剤を使用する際はゴム手袋を嵌める、換気をおこなうことを徹底し、製品に記載されている使用上の注意を必ず守りましょう。
薬品の中には混ざり合うことで人体に影響を及ぼすガスを発生してしまうものがあります。
有名なものだと塩素系漂白剤・酸性洗浄剤です。「まぜるな危険」と表示されているものは必ず使用時に説明に目を通しておくよう注意してください。
上記の薬剤と併用して、道具をつかってつまりの原因を除去することもつまり対策になります。
軽度のつまりが発生しているときであれば道具を使用して解消できることもあるので、家に常備しておくこともおすすめです。
工具名 | 使用用途 |
---|---|
ラバーカップ(すっぽん) 真空式パイプクリーナー | 真空状態を作り出してつまりの原因を解消 |
ワイヤー式パイプクリーナー | つまりの原因となるものを削り落とす |
水に溶けない固形物を流したときは上記の道具を使用してはいけません。
例えばトイレであればティッシュや生理用品等、キッチンならスポンジやお箸・フォーク・スプーンなどのカトラリー類です。
つまりの原因をさらに排水管の奥においやってしまう恐れがあるため、流してしまった場合は直接取り除く必要があります。
また、ワイヤー式パイプクリーナーを使用する際は、排水管内部を傷つけないように慎重にワイヤーを押し進めるよう意識してください。
油汚れの固着などを防ぐためにお湯を流すのは得策ですが、熱湯をそのまま流すのはNGです。
現在普及されているのは塩化ビニル製の排水管ですが、塩化ビニル製の耐熱温度は60℃程度であるため、60度を超える熱湯を流すことによって変形・破損しやすい特徴があります。
破損した箇所から水漏れが起きる原因になってしまうこと、変形した箇所によってつまりやすくなってしまうことからも熱湯を流すことはおすすめできません。
排水管の交換が必要になると部分的な交換であれば数万円程度、全体交換には20~30万円と高額な費用が必要となってしまうことにも用心しておいてください。
料理等で使用した熱湯を流すときは、蛇口から水を排水しながら流すかしばらくしてから流すようにしてや!
お湯を流した時に「ボン!」と音がするのはステンレンスが急激な温度変化によって膨張している可能性が高いです。
排水管のつまりを防ぐためには、排水管でつまりが起きる前兆についても知っておきましょう。
以下3つのサインが現れているときは、排水管内の汚れが原因でつまりかけている可能性が高いです。
排水口には、下水管からの悪臭を防ぐため一部分に水をためた排水トラップがついています。
これは、悪臭だけではなく害虫などの侵入を防ぐ役割もしています。
排水口からのニオイが気になる場合は、トラップに汚れが付着していないか、位置がズレていないかを確認しましょう。
しばらく水を使っていなくてトラップ内の水が蒸発したり、S字トラップの場合は水が勢いよく流れたときにトラップ内の水も吸い出されてしまうなどしている場合もニオイの原因になります。
排水の流れが悪い状態は、排水管のつまりが引き起こされている典型的なサインです。
時間をおけば流れていくから問題ないと放置してしまうと、排水が逆流してくるまでに事態が悪化してしまいます。
排水を流したときに排水口からポコポコと聞こえる異音の正体は、つまりが原因で起きている空気の逆流です。
つまりの原因が排水管内部を狭めていることから、空気の出入り口まで小さくなってしまっている状態となっています。
集合住宅であれば他の住民が排水をおこなっているときに鳴るサイホン現象が起きている可能性もありますが、多くは排水管内部のつまりが原因です。
トイレの水位が低い場合は、つまりの他にタンク内の部品劣化が原因のケースもあるで!
トイレの水位が低くなる原因と対処方法については、以下の記事で詳しくまとめています。気になる方はぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
戸建てにお住まいの方は上記の対策に加えて、水道修理業者に定期的に高圧洗浄作業を依頼することをおすすめいたします。
賃貸物件の排水管等の洗浄は管理会社や大家さんが管理をおこないますが、戸建ては持ち主が管理する必要があります。
排水管の寿命は素材や環境によっても変動しますがおおよそ30~40年程度とされていますので、老朽化具合なども点検してもらうようにしておくと安心です。
また、排水管が合流する排水桝も年に1度は清掃を依頼することをおすすめいたします。
ただし、突然連絡もなしに「排水管の無料点検を行っています」等といった訪問営業には注意してや!後から高額請求された等の被害が数多く発生しているで。
排水管の洗浄は排水管の構造等を熟知している水道局指定工事店に依頼しましょう!
排水管のつまり予防に関してよくあるQ&Aをまとめました!
時間に余裕のある人はぜひ最後まで見たってや!
建築基準法では清掃義務の規定があります。しかし法的義務には含まれていないため、清掃がおこなわれていなからといって罰則等はありません。
また、賃貸物件の排水管清掃は入居者に立ち入りの許可を得る必要があります、
この場合に許可を出さずに断ってしまい、つまり等のトラブルが発生した場合は自己負担となる可能性が高いです。
排水が流れていくための傾斜(勾配)が排水管にない状態です。
勾配不良が起きていると排水の流れが悪くなってしまうので、紹介したつまりの原因等も含めて排水管内に滞ってしまいます。よって排水管つまりが引き起こされやすくなる状態です。
地震による地盤沈下や施工不良が原因で発生することがあります。
改善するためには水道局指定工事店に依頼して排水管の位置変更や増設、交換等の工事が必要になります。
この記事では排水管が詰まる原因と、家庭でできるつまり予防策を紹介しました。
排水管がつまると排水が流れていかないだけでなく、排水の逆流や悪臭が漂う二次被害も招いてしまいます。
今回紹介したつまり予防策は、つまってしまってから水道修理業者へ依頼するよりもリーズナブルかつ簡単にできる対策です。
いまは排水の流れに問題がなくとも、突然排水がつまってしまうトラブルを防ぐためにぜひ参考にしていただければと思います。
毎日排水口のごみを取り除くだけでもつまりを予防することができます!排水のつまりを防ぐためにもぜひ取り組んでみてくださいね。
掃除をおこなっているのに原因不明のつまりに困ったときや、排水管を安全に洗浄したいときは僕ら水道修理業者にも相談してな!