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「あっ…子どもがレゴをトイレに流しちゃったかも…」
「ポケットに入れっぱなしだったイヤホンのケース、流れた…?」
こんなふうに、日常の中の“ちょっとした油断”から、トイレにプラスチックを流してしまうトラブルは意外とよくあります。最初は普通に流れていったように見えても、そのまま放置すると詰まりや排水トラブルの原因に。
そこでこの記事では、トイレにプラスチックを流してはいけない理由・自分でできる応急処置について解説していきます。
やってはいけない対応や業者の選び方についても触れていくで!
「トイレにプラスチックを流してしまった」人、「トイレ詰まりを未然に防ぎたい」人はぜひ最後まで見たってや。
トイレにプラスチックを流してしまうと、どんな問題が起きるのでしょうか?
まずはその危険性と、なぜプラスチックが詰まりの原因になるのかを理解することが大切です。
プラスチック製品は水に溶けないため、排水管の中で固まりやすい特徴があります。
特にビニール袋やラップ、ストローのような薄くて軽いものは、排水の流れに乗って遠くまで移動しにくく、パイプの曲がり角や狭い部分で引っかかりやすいのです。
プラスチックは柔らかいため、水の勢いだけでは簡単に流れません。
排水管の中で折れ曲がったり絡まったりして、内側に残りやすくなります。
こうしたものが少しずつたまって、詰まりの原因になります。
悪化すると水が流れにくくなり、場合によっては逆流や漏水といったトラブルに発展します。
プラスチックが詰まりを引き起こすと、水が正常に流れなくなるだけでなく、トイレの内部機構にも負担がかかります。
特にウォシュレットや自動洗浄機能付きのトイレでは、センサーや配管が詰まりの影響を受け、故障リスクが高まることもあります。
さらに、詰まったプラスチックが排水を遮断すると、排水管内に汚水が滞留しやすくなり、悪臭が発生する原因にもなります。
トイレにプラスチックを流す行為は、一見身近なトラブルに見えますが、実は環境問題とも深く関わっています。
プラスチックは水に溶けず、下水処理施設での除去が非常に難しい素材です。
多くのプラスチックが排水処理の過程で詰まりや故障を引き起こし、施設の負担を増大させています。
これにより、設備の修理や維持コストが上がり、私たちの生活にも影響が及ぶ可能性があります。
処理しきれなかったプラスチックは、微小なプラスチック片「マイクロプラスチック」となって河川や海に流れ出ることがあります。
これらは水質を悪化させるだけでなく、生態系に長期的なダメージを与える恐れがあります。
出典:環境省|洗顔料や歯磨きに含まれるマイクロプラスチック問題
最終的に海に流れ着いたプラスチックは、魚や海鳥、海洋哺乳類などの生物が誤って飲み込んでしまうことがあります。
これが生物の健康被害や生態系の乱れを引き起こし、ひいては人間の食物連鎖にも悪影響を及ぼすことが問題視されています。
トイレにプラスチックを流さないことは、こうした環境負荷を減らす第一歩です。家族や周囲の人にも正しいトイレの使い方を伝え、無用なトラブルと環境汚染を防ぎましょう。
たとえ小さくても、「流れてしまえば問題ないだろう」と思いがちなコンタクトレンズ。ですが、コンタクトもプラスチック製で水に溶けないため、トイレに流すのはNG行為です。
一見詰まりの原因にはなりにくそうですが、実際には以下のようなリスクがあります。
とくに使い捨てコンタクトを日常的に使用している方は、正しい処分方法を知っておくことが大切です。
コンタクトレンズを流してはいけない理由・正しい捨て方については、以下の記事で詳しくまとめています。気になる方はぜひこちらもチェックしてくださいね!
トイレにプラスチックを誤って流してしまうケースは、想像以上に身近に起きています。
特に小さなお子さんがいるご家庭や、新居で設備に慣れていない状況では注意が必要です。以下は、実際に発生した事例をもとにまとめたものです。
「ブルーレット置くだけ」を使っていたんですが、ある日突然トイレの流れが悪くなって。
まさかと思って子どもに聞いたら、『青いおもちゃ、トイレに入れた』って。
よくよく話を聞いたら、洗浄剤を触って遊んでいて、うっかり便器に落として流してしまったそうです。
自分ではどうにもできず、水道業者さんに来てもらって便器を外して取り出してもらいました。
修理代も痛かったですが、それ以上に「子どもの手の届く場所に置いていた自分の油断」が悔やまれました…。
ブルーレットなどの洗浄剤は見た目がカラフルで、子どもにとっては“おもちゃ”のように映ってしまうことがあります。
大人にとっては日用品でも、子どもには危険な物に見えていない可能性があるため、設置場所や保管方法には十分な配慮が必要です。
特に子どもの目線で何が届くか・触れるかを定期的に見直すことが大切です。
子供は水が流れるトイレに興味を持って、悪気なくおもちゃを流してしまうことがあるねん。対策・対処法について知りたい人は以下の記事もチェックやで!
朝、息子がなかなかトイレから出てこなくて、変だなと思って声をかけたんです。
すると、「ごめん、検尿のカップ、トイレに落としちゃって流しちゃった…」と。
中を見ても何もなくて、とりあえず学校へは行かせましたが、そのあと明らかに流れが悪くなってきて。
自分でラバーカップや配管の掃除を試みたものの手応えがなく、結局業者にお願いしました。
「完全に奥に詰まってましたね」と言われて、やはりプロじゃないと無理だったと実感しました。
プラスチック製のカップやキャップのような小さな物でも、一度流れてしまえば排水管の途中で引っかかる可能性があります。
初期の段階では詰まりが目立たないことも多く、時間が経ってから悪化するケースも。
「流れてしまったかも」と思った時点で、無理に何度も流さず、早めに対処することが重要です。
新築の賃貸に引っ越してすぐ、トイレの流れがなんとなく悪い気がしていました。
「節水型だから流れが弱いのかな」と思っていたんですが、数日後には明らかに水が引かなくなって…。
管理会社に連絡して業者を手配してもらったところ、便器の取り外しが必要とのこと。
開けてみたら、中からプラスチックの部品のようなものが出てきたんです。
私たちは絶対に何も流していなかったので、おそらく前の住人か工事中に落ちたものが原因だったのでは…とのことでした。
リフォーム済みの住居でも、まれにこうした“異物混入”が起こっていることがあります。
目に見える問題がないと見過ごしがちですが、「水の流れが弱い」「音がおかしい」といった小さなサインは見逃さず、管理会社や専門業者に早めに相談することが大切です。
入居直後は設備が正常に機能しているかを意識的にチェックするのも、トラブルを防ぐポイントになります。
「ワイヤレスイヤホンを愛用しているのですが、トイレから立ち上がった瞬間、片方が耳から外れて、そのまま便器に落ちて流れていってしまいました…。
数万円したイヤホンを流してしまったショックと、トイレが詰まるんじゃないかという不安で頭が真っ白に。どうすればよかったのか、今でも思い出すと焦ります。」
ワイヤレスイヤホンは小さくて軽いため、ポロッと落ちた拍子にそのまま水に流れてしまう事故が増えています。
便器に落ちた瞬間は慌ててしまいがちですが、焦って流してしまうと詰まりや故障の原因になることも。
同じようなケースは意外と多く、対処を間違えると修理費用が高額になることもあるため、正しい対応を知っておくことがとても大切です。
「うっかりプラスチックをトイレに流してしまった!」――
そんなときは、焦って何度も水を流したり、無理に対処しようとするのではなく、まずは落ち着いて以下のステップに沿って行動しましょう。
異物が配管の奥に押し込まれないよう、まずはトイレを使わないことを徹底しましょう。
家族や同居者にも声をかけて、トイレの使用禁止を共有します。
トイレタンクへの給水を止めるため、壁や便器の横にある止水栓を閉めて水の流れを止めましょう。
万が一水が溢れそうになったときの被害を防ぐ効果があります。
もし異物が便器の中や排水口付近に見えている場合は、ゴム手袋やトングを使い、無理のない範囲で取り出します。
この時、プラスチックを無理に押し込んだり、器具を突っ込んだりしないよう注意してください。
別の排水溝(洗面台や浴室の排水)が詰まっていないかもチェックしましょう。
同じ配管を共有している場合、詰まりが広がることがあります。
異物が小さく、排水に影響がなさそうなら、しばらくトイレの使用を控えた上で様子を見ます。
ただし、流れが悪くなったり水が溜まったりしたら直ちに使用を中止し、専門家に連絡しましょう。
実は、プラスチックのような固形異物は自力での対応が非常に難しく、リスクも高いため、上で挙げたステップが基本であり、最も安全で確実なやり方になります。
プラスチックをトイレに流してしまったとき、「とりあえず流してみよう」「ラバーカップで押し出せばいいかも」と自己判断で対応しようとする人は少なくありません。
しかし、これらの行動はかえって状況を悪化させてしまう原因になります。
ここでは、実際にやりがちなNG対応と、そのリスクを詳しくご紹介します。
「さっきは詰まらなかったし、流れたかも?」と、念のためもう一度水を流してしまうケースは非常に多いです。
しかしこれは、異物をより奥に押し込んでしまう原因になります。排水管の途中で引っかかっていた異物が、さらに深い場所に移動すると、便器を外さないと取り出せないような深刻な詰まりを引き起こすこともあります。
ラバーカップ(スッポン)はトイレ詰まりの定番道具ですが、固形物や異物には使ってはいけない場面もあります。
プラスチックのように溶けない異物に対してラバーカップを使うと、異物をさらに配管の奥に押し込む可能性が高くなります。
また、繰り返し圧をかけることで異物が破損し、破片が複数箇所に引っかかる二次トラブルに発展するケースも。
SNSやまとめサイトで紹介されている「重曹とクエン酸を使った詰まり解消法」や「熱湯を流す」といった裏ワザも、異物詰まりには効果がありません。
これらの方法は、油汚れやトイレットペーパーなどの“分解できる汚れ”には有効ですが、プラスチックのような固形物にはまったく効果がありません。
むしろ、熱湯は便器を傷めたり、配管の劣化を早めるリスクがあるため、使わない方が安全です。
針金や排水用のワイヤー、棒などを使って「自力で異物を引っかけて取ろう」とする人もいますが、これは非常に危険です。
排水管や便器内部を傷つけてしまったり、異物が奥で引っかかり逆に抜けなくなることがあります。また、万が一ワイヤーや棒が途中で折れたり、詰まってしまうと、状況はさらに深刻に。
自宅での対処が難しいと感じたら、早めに専門業者に依頼することを検討しましょう。
無理に自力で解決しようとすると、状況を悪化させたり、修理費用がかさむ原因になります。
ここでは、業者に依頼すべきタイミングと費用の目安、さらに業者選びのポイントを紹介します。
トイレのつまりや故障は、放置すると状況がどんどん悪化します。
自力での対処に限界を感じた場合、専門業者に相談すべきタイミングを見極めることが大切です。具体的にどんな症状が現れたら依頼すべきか、ポイントを解説します。
これらの症状がある場合は、早急に専門業者へ相談するのが安全です。
放置すると、床や壁の水漏れ被害が拡大し、修理費用が高額になるケースもあります。
信頼できる業者に依頼することが、トイレトラブル解決の鍵となります。
料金やサービス内容は業者によって大きく異なるため、後悔しないためには慎重な選択が必要です。業者選びで注意すべきポイントをまとめました。
また、24時間対応や緊急出動が可能な業者を選ぶと、急なトラブル時にも安心です。
業者に依頼するときに気になるのが費用です。作業内容や時間帯によって料金は変動しますが、一般的な相場の目安を以下の表にまとめました。
作業内容 | 料金目安(税込) | 備考 |
---|---|---|
軽度の詰まり除去 | 10,000円~15,000円 | 簡単な詰まりで短時間作業の場合 |
重度の詰まり除去 | 15,000円~30,000円 | ワイヤーや専用工具が必要な場合 |
排水管の高圧洗浄 | 30,000円~50,000円 | 詰まりが深刻で広範囲の清掃が必要な場合 |
部品交換・修理 | 20,000円~60,000円 | トイレ機器の修理や部品交換が必要な場合 |
時間外対応(深夜・早朝) | 追加料金として5,000円~10,000円 | 夜間や休日の緊急対応に発生することが多い |
トイレに水に溶けない異物を流してしまった場合、大体便器取り外し作業が必要になるねん。相場をしっかりチェックしておいてな。
近年トイレつまりの修理に数十万円ものぼったくりを行う悪徳業者が多発しています。見積もりの時点で「おかしいな」と違和感を感じたらその場で勇気をもって断ることも大切です。
トイレにプラスチックを流してしまうトラブルは、日常のちょっとした注意で防ぐことができます。
ここでは、プラスチックの誤流入を防止するための具体的な予防策と、毎日の生活で心がけたいポイントを紹介します。
トイレに流せるものと流せないものを明確にして、家族全員で共有することが基本です。
特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では、トイレに何を流していいかをしっかり伝えておくと安心です。
例えば、トイレットペーパーや人間の排泄物以外は流さないというルールを作り、トイレの近くに掲示するのも効果的です。
トイレ周辺にゴミ箱を設置し、ティッシュペーパーやプラスチック包装など流してはいけないものは必ずゴミ箱に捨てる習慣をつけましょう。
ふた付きのゴミ箱にすることで、見た目もスッキリし、衛生的にも安心です。
日常生活の中でトイレに流してしまいがちなプラスチック包装材は、うっかり混入しやすいものです。
トイレに流す前には、ポケットやポータブルトイレの容器などに異物が混じっていないか、簡単にチェックする習慣をつけることが効果的です。
トイレにプラスチックを流した時、よくあるQ&Aをまとめました!
気になる項目があったら是非チェックしてみてな!
ラバーカップ(スッポン)を使っても大丈夫ですか?
プラスチックの場合、ラバーカップで押し流そうとすると、かえって奥に詰まることがあります。
硬い異物には適していないため、無理に使わず、専用のワイヤーや専門業者に依頼するのが安全です。
プラスチックが便器のどこかに詰まっているか確認する方法はありますか?
便器の水位が通常よりも高い、または流れが極端に悪い場合は詰まりの可能性があります。
特殊なライトやカメラでの確認は一般家庭では難しいため、見た目や水の流れ具合で判断し、必要なら専門業者に調査を依頼しましょう。
詰まりを放置するとどうなりますか?
詰まりが悪化し水が逆流して床が水浸しになる恐れがあります。悪臭や衛生面の問題も深刻化し、建物の損傷や修理費用の増加につながるため、早めの対処が必要です。
トイレにプラスチックを流してしまうトラブルは、誰にでも起こり得ることです。
子どものいたずら、うっかりした手元のミス、意識せず流してしまったもの――
原因はさまざまですが、共通して言えるのは「無理に流さず、冷静に対処すること」が何より大切だということです。
異物が詰まると、便器や排水管に深刻なダメージを与える可能性もあります。
ラバーカップなどの応急処置がかえって悪化させるケースもあるため、状況に応じて早めに専門業者に相談することが、結果的に安全かつ費用を抑える近道になります。
また、同じトラブルを繰り返さないためには、
といった予防の意識と習慣づくりが欠かせません。
大きなトラブルに発展する前に、小さな違和感を見逃さず、早めの対処を心がけましょう。
トイレを安心して使える状態に保つことは、家族の暮らしを守ることにもつながります。