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壁からの水漏れは即修理するべき理由と修理費用を紹介

壁からの水漏れを発見したら、即修理を依頼すべきです。放置してしまうと建物自体や基礎部分へダメージが起きたり、シロアリなどの害虫被害が出たりする可能性もあります。

本記事では「壁からの水漏れの原因や応急処置」「専門業者に依頼した際の修理費用」について解説していきます。また、安心して依頼できる業者の選び方についてもあわせて紹介します。

この記事を読んで欲しい人

  • 壁からの水漏れを発見した時の応急処置について知りたい
  • 壁からの水漏れが起きる原因について知りたい
  • 自分で壁からの水漏れを修理できるのか知りたい
  • 業者に依頼した場合の壁からの水漏れ修理の費用相場について知りたい
  • 壁からの水漏れ修理を安心して任せられる業者の選び方について知りたい
目次

壁からの水漏れが起きた時の応急処置

壁からの水漏れが起きた時の応急処置

壁からの水漏れが発生したら、まずは応急処置を行う必要があります。

水漏れに気づきながら放置してしまうと、被害が拡大し費用や時間が余計にかかってしまうことにもなりかねません。

処理は以下の手順で行いましょう。

  • 家全体の元栓を閉める
  • 破損個所に自己癒着テープを巻き付ける
  • 水漏れ箇所を確認し拭き取る

家全体の元栓を閉める

壁からの水漏れに気づいた時点で、まずは家全体の元栓を閉めましょう。一時的に水漏れを止め、被害を最小限に抑えられます。

原因箇所が特定できていれば、付近の止水栓を止めるだけでも大丈夫です。

元栓は水道メーターの近くにある場合が多いです。

集合住宅の場合は玄関の扉付近に鉄扉があるため、バルブやハンドルをまわして閉めます。戸建ての場合は玄関横のメーターボックスや、地中に埋まっていることが多いです。

見つけたら、バルブやハンドルを時計回りにまわして閉めましょう。数分から十数分待てば、ゆっくり水が止まっていきます。

破損個所に自己癒着テープを巻き付ける

水漏れの原因となっている破損箇所には、自己癒着テープを巻き付けて応急処置を行いましょう。

自己癒着テープは水漏れを防ぐ効果があり、緊急的な対処に役立つアイテムです。Amazonやホームセンターで1,000円前後で購入できます。

ただし、使えるのは手が届く範囲のみに限られます。はっきりとした水漏れの原因箇所がわからないことも多いため、目に見える場所に水漏れが起きた時に使える方法です。

あくまで一時しのぎであることも忘れないでください。

水漏れ箇所を確認し拭き取る

元栓を締めて業者を呼んだあと、水漏れ箇所が特定できているようなら、いらないタオルや雑巾で拭き取りましょう。

濡れたままにしていると、壁紙の傷みやカビといった二次被害が起きる可能性があるためです。

賃貸物件の場合は追加でして欲しい作業が3つある

もし、賃貸物件で水漏れが発生した場合は、さらにやるべき作業があります。

いずれも重要なことなので、応急処置のあとに確実に行ってくださいね。

  • 被害状況を確認し写真や動画を撮っておく
  • 管理会社や大家さんに相談する
  • 火災保険などの保険内容を確認しておく

被害状況を確認し写真や動画を撮っておく

賃貸物件で水漏れが起きたら、被害状況をしっかりと確認し、写真や動画を撮影しておきましょう。

もし水漏れの原因がほかの部屋によるものなら、それを立証するための証拠の有無が重要になるからです。被害の証拠を残しておくことで、トラブル解決や保険請求の際に役立ちます。

写真や動画のほか、以下の点についてもなるべく記録しておきましょう。

  • いつから水漏れが起きているか
  • どのくらいの水量が漏れていたか
  • 具体的に濡れてしまったもの
  • 管理会社や大家さんに連絡した時間

また、集合住宅の場合、水漏れの原因がほかの部屋にあるなど、原因を特定するのに時間がかかるケースもあります。

天井から水が染み出している場合は家具・家電を移動させておき、濡れてしまわないようにしましょう。

管理会社や大家さんに相談する

次に、管理会社や大家さんに連絡して状況を報告します。

管理会社や大家さんによって、どこまで修理を負担してくれるかの対応が異なるため、指示に従ってください。

もし上の部屋から水漏れがあっても、個人同士でやりとりするのはおすすめしません。場合によってはトラブルが起きる可能性があるためです。

火災保険などの保険内容を確認しておく

もし火災保険に加入していれば、特約で水漏れ保障がついている場合があります。

自分の部屋ではなく別の部屋に水漏れの原因があった場合でも適用されることがあるので、まずは確認してみましょう。

また、別の部屋に水漏れの原因があった場合は、損害賠償を請求できます。

ただし、住民同士のトラブルに発展する可能性もあるため、管理会社や大家さんに間に入ってもらって話し合いをするのがおすすめです。

考えられる壁から水漏れが起きる原因

考えられる壁から水漏れが起きる原因

普段はとくに意識しないことがほとんどだと思いますが、壁の中には給水管や排水管などの配管が張り巡らされています。

そのため、さまざまな要因によって壁からの水漏れは起こります。

主に考えられる原因について、くわしく解説しますね。

  • 給水管・給湯管の破損による水漏れ
  • 凍結による水道管の破裂で水漏れ
  • 屋根や外壁の破損による雨漏り
  • 上の階の設備の破損による階下の漏水
  • 排水管の破損による水漏れ

給水管・給湯管の破損による水漏れ

壁の中に通っている給水管や給湯管が破損すると、水漏れが起きることがあります。

破損の要因は老朽化や過度な使用、地震などです。経年劣化によって配管同士のつなぎ目が錆び、破損につながることもあります。

また、現在の水道管は塩ビ管などの樹脂管がメインですが、以前は鉄管や鉛管の水道管がよく使われていました。

これらの素材は錆びやすく、古くなるほど水に錆びが混入したり、水道管にヒビや破損を起こしたりする恐れがあります。

そのほか、給湯管には銅管がよく使われますが、錆びによって小さな穴が空きやすく破損につながる可能性があるため注意が必要です。

凍結による水道管の破裂で水漏れ

設置環境によっては、水道管が凍結して破裂し、水漏れが起きることもあります。

給水管が屋外や壁の中など、風が当たって冷えやすい位置にあったり、夜間に急激に冷え込んだりすると、凍結の原因になります。

水が凍って氷になると約10%体積が増えて膨らむため、その圧力で破裂してしまうのです。

また、劣化した塩ビ管は硬くなってさらに破裂しやすい状態になっているため、古い排水管を使用している場合は注意が必要です。

寒冷地では基本的に排水管の凍結対策を行っているはずですが、それ以外の地域でも冷え込みの強い日などは注意しましょう。

屋根や外壁の破損による雨漏り

壁からの水漏れは、屋根や外壁の破損によっても引き起こされることがあります。

雨漏りや外部からの水の浸入により、壁内部に水が染み込んで水漏れが発生します。雨の日に雨漏りが起きる場合は、屋根や外壁が破損している可能性が高いでしょう。

雨水は壁づたいに滲みてくるため、原因となっている箇所を特定することは困難です。

屋根や外壁が破損していると、雨がふるたびに基礎部分が水にさらされ、ダメージが進行してしまいます。

また、屋根の耐用年数は、材質によって30年から40年ほどです。経年劣化や錆び、瓦のズレなどで雨漏りが起きやすくなります。

排水管に破損がないのに水漏れが起きている場合は、屋根や外壁の破損が疑われます。一度業者に見てもらうのがおすすめです。

上の階の設備の破損による階下の漏水

集合住宅などでは、上の階の住戸の給水管や排水管が破損することで、下の階の住戸に階下漏水が発生することがあります。

上の階の設備のメンテナンス不良や事故による漏水が原因です。

もちろん、2階建ての戸建てでも同じで、漏水が床を伝って階下まで染み出すことがあります。

この場合は2階の止水栓を止めてみることで、水漏れ箇所を特定できます。

排水管の破損による水漏れ

排水管が破損している場合も、壁からの水漏れが発生する要因となります。

排水管の耐用年数は、一般的に10年程度です。経年劣化により破損しやすくなるほか、汚れの蓄積やつなぎ目の錆びなどから破損が起きることもあります。

壁に滲みた水が赤茶色だった場合、排水管の内部で錆びが進行しているサインです。

排水管は使用頻度が高く、詰まりや破損が発生しやすい部位であるため、定期的なメンテナンスが重要です。

壁からの水漏れは絶対に放置してはいけない理由

壁からの水漏れは絶対に放置してはいけない理由

壁からの水漏れは、絶対に放置してはいけません。

たとえ目に見える被害が軽微でも、壁の内部や基礎部分にダメージがある可能性は十分にあります。また、放置することでさまざまな二次被害が起きる可能性もあるでしょう。

以下では、壁からの水漏れを放置してはいけない理由について解説します。

  • 湿気やカビによる建物への被害と健康被害
  • シロアリによる基礎部分への被害
  • 漏電による火災や感電の危険

湿気やカビによる建物への被害と健康被害

壁からの水漏れによって建物内部が湿気だらけになると、カビの発生が進む恐れがあります。

湿気とカビは壁や天井、床の木材や建築資材を傷めるだけでなく、家具や家電製品などの家財にもダメージを与えてしまいます。

また、カビの胞子はアレルギーや呼吸器系の疾患に悪影響を及ぼすため、健康被害にもつながります。

アレルギーのある人や子どもがいる家では、とくに注意が必要です。

シロアリによる基礎部分への被害

壁からの水漏れによって建物の基礎部分が濡れたままになると、シロアリの侵入や被害を招く恐れがあります。

シロアリは湿った環境を好むため、家の木材を食害することで建物の構造に大きなダメージを与えてしまいます。

こうしたシロアリの被害が進行すると、建物全体の耐久性が低下し、基礎部分にも影響を及ぼすため注意が必要です。

漏電による火災や感電の危険

通常、電気器具や配線類は絶縁処理が施されていますが、場合によっては水滴や湿気によって電気がほかへ流れてしまう、漏電が起きる危険があります。

壁からの水漏れにより、電気設備や配線に水が浸入すると、漏電の危険が高まります。そこに壁の中のホコリや木材が発火し火災が起きたり、感電したりすることも考えられます。

たとえ漏電遮断機を利用していても、アース線を繋いでいなければ正常に機能しない可能性もあり、危険な状態といえるでしょう。

壁からの水漏れは自分で修理することは可能?

壁からの水漏れは自分で修理することは可能?

壁からの水漏れが発生した場合、自分で修理することは可能なのでしょうか?

DIYでの修理は難しいので専門業者に依頼しよう

結論から言うと、水漏れの修理は自力では難しいといえます。

壁からの水漏れの修理は、一見簡単に見えるかもしれませんが、実際には専門知識と適切な機材が必要となる複雑な作業です。

DIYでの修理は難易度が高く、間違った対処をすると被害が拡大する恐れがあります。

そのため、DIYの経験や技術が不足している場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。

水道修理業者に依頼するべき理由

繰り返しですが、壁からの水漏れは専門の修理業者に依頼しましょう。

その主な理由を5つ、くわしく解説します。

  • 専門知識・機材がなければ原因特定が難しい
  • 配管の交換は素人には難易度が高い
  • 施工不良があるとさらに被害が拡大する
  • 他の設備を破損してしまう危険がある
  • 壁を壊す必要がある

専門知識・機材がなければ原因特定が難しい

基本的に、専門知識や機材がなければ、壁の水漏れの原因を特定するのは困難です。

蛇口など目に見える水漏れと違い、壁や床下の排水管は複雑に入り組んでおり、水漏れ箇所とその原因がまったく違う場所にあることもあるのです。

原因が特定できないと、水漏れがおきたまま長時間放置することになり、被害が広がり悪化してしまう恐れもあります。

配管の交換は素人には難易度が高い

壁からの水漏れが配管の破損によるものである場合、配管の交換が必要になることがあります。

また、経年劣化が原因の場合は配管すべての交換が必要になり、一部分の交換よりもさらに難易度が上がります。

配管の交換は専門的な技術を要するため、素人には難易度が高く、正確な施工が難しいです。

施工不良があるとさらに被害が拡大する

DIYでの修理や素人による施工が不適切な場合、水漏れの被害が拡大する可能性があります。

素人が下手に手を出して正確な施工を行えない場合、水漏れの再発や他の箇所にも被害が及ぶなどし、さらに費用がかかってしまうことにもなりかねません。

他の設備を破損してしまう危険がある

DIYでの修理は、作業中に他の設備を誤って破損してしまうリスクがあります。

配管は複雑に入り組んでおり、素人にはわからない特殊なつなぎ方をしている可能性もあります。

壁や床の取り扱いには注意が必要であり、専門業者による修理ならば、慎重な作業を行ってくれるでしょう。

壁を壊す必要がある

壁からの水漏れの原因が壁内部の配管にある場合、壁を壊して修理や交換を行わなければなりません。

壁の解体や再構築には専門的な技術とノウハウが必要なため、素人が元通り復旧しようとしても困難を極めます。また、壁を壊してから原因が違う場所にあると判明した場合、かけた手間や時間も徒労に終わってしまいます。

専門業者に依頼することで、安心かつ綺麗に修復することができるでしょう。

水道修理業者に壁からの水漏れ修理を依頼した際の費用

修理・交換を業者に依頼する場合、気になるのは費用のことですよね。

壁からの水漏れがある場合、壁の中の給水管や排水管の修理、そして壁の修復の両方が必要です。

それぞれの修理費用の相場について解説します。

給水管・排水管の修理費用の相場

一般的な給水管や排水管の修理費用の相場は、10,000円〜30,000円程度です。

ただし、以下の要因によって費用は変動します。

  • 破損箇所の位置と状態
  • 交換する範囲
  • 配管の種類
  • 修理方法

破損箇所の位置と状態

破損箇所の位置や状態によって、修理の難易度が変わります。

壁内の配管や深い場所での修理は、その分手間と時間がかかると考えましょう。

交換する範囲

交換範囲も費用に影響します。一部分の交換・修理で済む場合は30,000円までに収まりますが、排水管全体の交換となると、30万円〜50万円ほどかかることもあります。

交換する範囲が広くなるほど、費用は高くなるといえるでしょう。

配管の種類

使用されている配管の素材や直径によってコストが変わり、修理費用にも影響します。

また、修理範囲が広いと使用する配管の量も増え、結果的にコストが高くなるため注意が必要です。

修理方法

修理が一部なのか全体なのか、古い配管を除去する必要はあるのか、新しい配管の設置はいるかなど、修理方法によっても費用は変わります。

壁の修繕費用の相場

壁の修繕費用の相場は、約10,000円〜100,000円です。

ただし、以下の要因によって費用は変動します。

  • 被害範囲と深刻さ
  • 交換する範囲

被害範囲と深刻さ

水漏れによる壁の被害範囲や深刻さによって修繕の難易度が変わります。

水漏れ範囲が小さければ10,000円〜30,000円程度、範囲が広ければ100,000円近くなることもあるでしょう。

壁の素材

壁紙の素材によっても費用は変わります。

壁紙の修繕やペンキの塗り直しなど、素材によってコストは変わるため注意しましょう。

安心して依頼できる水道修理業者の選び方

安心して依頼できる水道修理業者の選び方

壁からの水漏れ修理は、安心して依頼できる業者に依頼したいですよね。

そこで、業者選びの際のポイントを5つ、くわしく解説していきます。

  • 作業件数が多い実績のある業者を選ぶ
  • 説明が丁寧で明朗会計である
  • 水道局指定工事店である
  • PL保険に加入している
  • アフターサポートが充実している

作業件数が多い実績のある業者を選ぶ

実績のある業者は、多くの修理経験を持っています。

作業件数が多いほど、技術に自信がある証であり、信頼性も高いと考えられます。

インターネットの口コミや評判、業者のホームページなどで実績や評価を確認してみましょう。

説明が丁寧で明朗会計である

信頼できる業者は、修理内容や料金について丁寧な説明をしてくれます。

修理のプロセスや必要な費用について、わかりやすく説明してくれる業者を選びましょう。

反対に、態度が悪く愛想のない業者、見積もりをしないまま作業を始めてしまうような業者には注意が必要です。

また、不要なオプションや追加料金の請求がない明朗会計かどうかも確認してください。

水道局指定工事店である

水道局から認定されている工事店は、水道の専門知識と技術を持っています。

公的に保証されているため信頼性が高く、規定に基づいた適切な修理が期待できるでしょう。

PL保険に加入している

水道修理業者がPL保険(第三者賠償責任保険)に加入しているかを確認するようにしてください。

PL保険に入っていれば、万が一修理作業中に他の住戸や隣近所に被害を与えた場合など、第三者への責任をカバーできます。

その対策を講じているかどうかが、信頼性のひとつの目安になるでしょう。

アフターサポートが充実している

修理後のアフターサポートが充実している業者を選ぶことも大切です。

万が一修理後に問題が発生した場合や、アフターメンテナンスが必要な場合に、迅速に対応してくれる業者なら安心ですね。

まとめ

壁からの水漏れは即修理するべき理由と修理費用を紹介まとめ

壁からの水漏れは、放置すると建物にさまざまな被害をもたらす恐れがあります。早期の対応が重要であり、自分で修理する場合は専門知識や技術が必要です。

しかし、DIYでの修理は難易度が高いため、安心して依頼できる水道修理業者に依頼することをおすすめします。

壁からの水漏れは、湿気やカビによる被害や健康被害、シロアリによる基礎部分への被害、漏電による火災や感電の危険を引き起こす可能性があります。

そのため、壁からの水漏れが発生した際には決して放置せず、応急処置ののち迅速かつ適切な対応を心がけましょう。

安心して暮らせる環境を保つためには、壁からの水漏れの早期発見と修理が不可欠です。

信頼性の高い水道修理業者に依頼し、適切な修理を行うようにしましょう。

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