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「トイレに流せる猫砂を使っていたのに、なぜ詰まったの?」
そのようなトラブルに直面し、緊急で対処法を探している方も多いのではないでしょうか。
実は“流せる”と表示されている猫砂であっても、使用方法やトイレ設備の状態によっては詰まりの原因になることがあります。
とくに一度に大量に流したり、排水管が細い住宅では、詰まりが起こりやすく注意が必要です。
そこで本記事では猫砂がトイレに詰まったときの対処法・猫砂がトイレに詰まる原因について解説していきます。
やってはいけいけない間違った対処法・水道業者に依頼するべきケースについても紹介するで!猫砂のトイレ詰まりに困っている人・心配な人はぜひ最後まで見たってや。
トイレに猫砂を流して水が流れなくなってしまったときは、まずは慌てずに状況を落ち着いて確認することが大切です。
適切な対処を行えば、自分で詰まりを解消できる場合もあります。
ここでは、詰まりの初期対応から注意すべきポイントまで、緊急時に役立つ具体的な方法をわかりやすく解説します。
トイレが詰まった時、絶対にやってはいけないのが、慌てて何度もレバーを回して水を流すことです。
詰まりが解消されていないまま水を流すと、便器から水が溢れ出てしまい、床が水浸しになる二次被害につながりかねません。
まずは落ち着いて、便器の中の水位がどうなっているかを確認しましょう。
水位の状態によって、詰まりの深刻度がある程度わかります。
水位の状態 | 詰まりの状況と対処 |
---|---|
いつもより水位が低い | 便器の奥、排水管のどこかで水がせき止められている。 軽度の詰まりの可能性があります。 |
いつも通りの水位 | 便器の排水口のすぐ近くで、完全に水がせき止められている状態です。 この後の解消法を試す価値があります。 |
便器の上の方まで水位が上がってくる | 最も危険な状態です。 排水管がほぼ完全に塞がっており、これ以上水を流すと確実に溢れます。 |
水位を確認したら、次は具体的な解消法を試していきましょう。
ここでは、ご家庭にあるものや、ホームセンターなどで手軽に手に入る道具を使った解消法を3つご紹介します。
比較的軽度の詰まりであれば、これらの方法で解決できる可能性が高いです。
紙やおからでできた猫砂は、お湯でふやかすことで詰まりが解消されやすくなります。
これは最も手軽に試せる方法です。
まず、便器内の水位が高い場合は、灯油ポンプや紙コップなどを使って水を汲み出してください。
次に、40℃~50℃くらいのぬるま湯を、少し高い位置から排水口に向かってゆっくりと注ぎ入れます。
この時、熱湯は絶対に使用しないでください。便器の陶器が温度変化でひび割れてしまう危険があります。
ぬるま湯を注いだら、そのまま30分から1時間ほど放置します。
時間が経ったら、水を少し流してみて水位が下がるかどうかを確認しましょう。
ゴボゴボという音とともに水が引いていけば、詰まりが解消されたサインです。
トイレ詰まり解消の定番アイテムといえば、ラバーカップ(通称スッポン)です。
まず、便器の周りにビニールシートや新聞紙を敷いて、水がはねても大丈夫なように養生しましょう。
次に、ラバーカップのゴム部分がしっかりと水に浸かるように、必要であれば水を足します。
準備ができたら、ラバーカップを便器の排水口に隙間ができないようにぴったりと密着させます。
そして、カップの中の空気を押し出すようにゆっくりと押し込み、詰まりを引っ張り出すイメージで勢いよく手前に引きます。
この「押して引く」という動作を、詰まりが解消されるまで数回繰り返してください。水がスムーズに流れるようになったら成功です。
「家にラバーカップがない!」という緊急時には、500mlの空のペットボトルで代用することも可能です。
原理はラバーカップと同じで、水圧を利用します。
まず、カッターやハサミでペットボトルの底から2~3cmの部分を切り取ります。次に、ゴム手袋をはめた手でペットボトルの飲み口を親指で塞ぎ、切り取った方を排水口に押し当てます。
そして、飲み口を塞いでいる親指をリズミカルに押したり離したりしながら、ペットボトルを上下に動かします。
これを繰り返すことで、ラバーカップと同じような効果が期待できます。
詰まりを解消しようと焦るあまり、間違った方法を試してしまうと、かえって状況を悪化させてしまうことがあります。
特に以下の方法は避けてください。
NGな対処法 | やってはいけない理由 |
---|---|
熱湯を注ぐ | 便器は陶器でできています。急激な温度変化によって膨張し、ヒビが入ったり割れたりする危険性が非常に高いです。 便器の交換が必要になると、高額な費用がかかってしまいます。 |
トイレ用の薬剤以外を使う | 酸性やアルカリ性の強力な洗剤は、猫砂の成分と化学反応を起こし、有毒ガスが発生したり、詰まりをさらに固めてしまったりする可能性があります。 特に、固まるタイプの猫砂には逆効果になることが多いです。 |
針金ハンガーなどを無理に突っ込む | 硬いものを無理やり排水管に差し込むと、便器や排水管の内部を傷つけてしまう恐れがあります。 目に見えない部分の破損は、水漏れなどのより深刻なトラブルにつながります。 |
ネット上には「トイレの詰まりには塩を流すといい」といった情報が出回っていますが、猫砂による詰まりにはおすすめできません。
「塩には詰まりを溶かす効果がある」と思われがちですが、猫砂に多く使われている素材(おから、紙、鉱物系など)は、塩で分解される性質ではありません。
むしろ、塩を投入することで固まった猫砂と混ざり、さらに塊が大きくなってしまうリスクもあります。
さらに塩は水に溶けても濃度が高いと腐食性を持ち、特に金属製の排水管や、古い住宅の配管には悪影響を与える恐れがあります。
タンク内や便器の部品に残ると劣化や故障の原因になることもあるので、使用しないようにしてください。
ご紹介した方法を試しても一向に詰まりが解消されない場合や、原因がよくわからない場合は、無理をせず水道修理の専門業者に相談するのが賢明です。
特に、水があふれそうなときやトイレとお風呂場など複数箇所で詰まりがある場合、排水管や排水桝に問題があることが多いです。その場合は専門業者に依頼しましょう。
無理に自分で対処しようとして状況を悪化させてしまうと、修理費用が余計にかさんでしまうこともありますので、早めの判断が大切です。
専門業者にトイレ詰まりの修理を依頼した場合の費用は、詰まりの状況や作業内容によって変わってきます。
一般的な料金体系は「基本料金+作業料金+(出張費など)」で構成されていることが多いです。
あくまで目安ですが、費用の相場を知っておくと安心です。
作業内容 | 費用相場(目安) | 作業の詳細 |
---|---|---|
ローポンプ作業 | 8,000円~15,000円 | ラバーカップより強力な圧力で詰まりを解消する専用器具を使った作業です。 |
高圧洗浄作業 | 20,000円~50,000円 | 排水管内に高圧の水を噴射して、固着した汚れや詰まりを根本から洗い流す作業です。 |
便器の着脱作業 | 25,000円~ | 便器と床の間などに物が詰まった場合など、一度便器を取り外して詰まりの原因を除去する作業です。 |
業者を選ぶ際は、必ず作業前に見積もりを提示してもらい、料金の内訳や追加料金の有無を確認しましょう。
複数の業者から相見積もりを取るのも、適正価格で依頼するための良い方法です。
もしお住まいがアパートやマンションなどの賃貸物件の場合は、ご自身で水道修理業者を手配する前に、必ず大家さんや管理会社に連絡してください。
なぜなら、賃貸契約によっては、修理業者が指定されていたり、修理費用の負担についてルールが決められていたりするからです。
自己判断で修理を依頼してしまうと、後から費用の支払いをめぐってトラブルになる可能性があります。
今回の入居者の過失によるケースでは、自己負担になることが多いですが、いずれにせよまずは状況を報告し指示を仰ぐのが正しい手順です。
「流せる」と表記された猫砂を使っているのに、なぜかトイレが詰まってしまった…そんな経験はありませんか?
実は、「流せる猫砂」であっても使い方や環境によっては詰まりの原因になることがあるのです。
ここでは、トイレが詰まる代表的な3つの原因を詳しく解説します。
トイレ詰まりの最も多い原因、それは一度にたくさんの量の猫砂を流してしまうことです。
「流せる猫砂」は水に溶けやすいように作られていますが、トイレットペーパーのように一瞬で水に分解されるわけではありません。
おしっこで固まった猫砂の塊は、水に浸かってからゆっくりとほぐれていきます。
そのため、一度にたくさんの量を流してしまうと、完全にほぐれる前に排水管のカーブしている部分に溜まってしまい、水の流れをせき止めてしまうのです。
特に、お留守番の後など、複数回分のおしっこやうんちをまとめて掃除して、そのまま一度に「ザッ」と流してしまうのはとても危険です。
良かれと思ってしたお掃除が、思わぬトラブルに繋がってしまうケースは少なくありません。
次に考えられる原因は、ご自宅のトイレや排水管の設備状況にあります。
「以前住んでいた家では問題なかったのに、引っ越してから詰まるようになった」というお声もよくお聞きしますが、それはまさにこの排水管の違いが原因かもしれません。
例えば、以下のようなケースが挙げられます。
長年使用している排水管の内部には、尿石などの汚れが少しずつ蓄積しています。
すると、水の通り道がもともとの設計よりも狭くなってしまい、猫砂のような固形物が引っかかりやすくなります。
最近の節水型トイレは、少ない水量で効率よく流すために、排水管の構造が複雑だったり、従来のものより細めに設計されていたりすることがあります。
水の勢いが弱いと、重さのある猫砂を押し流す力が足りず、途中で滞留してしまう可能性があるのです。
建物の構造によっては、排水管の傾斜が緩やかで水の流れが弱い場合があり、詰まりのリスクが少し高まることがあります。
そもそも、「トイレに流せる」という表示は、どんな状況でも絶対に詰まらないことを保証するものではないということを知っておくことが大切です。
現在、市販されている「流せる猫砂」の多くは、トイレットペーパーのほぐれやすさを定めた日本産業規格(JIS P 4501)を参考に、各メーカーが独自の基準で「流せる」と判断して販売しています。
しかし、これはあくまでトイレットペーパーのための基準であり、猫砂そのものを対象とした公的な規格ではないのです。
トイレットペーパーと猫砂では、原料も役割も全く異なります。下の表を見ていただくと、その違いがよくわかります。
項目 | トイレットペーパー | 流せるタイプの猫砂 |
---|---|---|
主な役割 | 水に触れるとすぐにほぐれること | おしっこを吸収して固まること |
主な原料 | パルプ | 紙、おから、木材など |
水への溶けやすさ | 非常に高い | 時間をかけてゆっくりほぐれる |
このように、猫砂は本来「固まる」ことを目的として作られているため、水に「溶ける・ほぐれる」という性質は、JIS規格のトイレットペーパーに比べてどうしても劣ります。
「流せる」という言葉を過信せず、「注意して少量ずつなら流せる」という認識を持つことが、トイレ詰まりを防ぐための重要な心構えと言えるでしょう。
ただしJIS規格のトイレットペーパーであっても大量に流しすぎるとトイレが詰まるから要注意やで!
「トイレに流せる」と書かれた猫砂でも、使い方を間違えてしまうと、あっという間に詰まりの原因になってしまいます。
ここでは、大切なご自宅のトイレを守るため、そして余計な出費を防ぐための「猫砂の正しい流し方」と「詰まりの予防策」を、具体的に解説していきます。
ひとつひとつは簡単なことなので、ぜひ今日から実践してみてください。
まず大前提として、猫砂をトイレに流す前には必ず確認していただきたいことがあります。
それは、お使いの猫砂のパッケージに記載されている「注意書き」をしっかり読むことです。
「流せるタイプ」と一括りにいっても、製品によって一度に流せる量や流し方の推奨ルールは異なります。
「大体これくらいだろう」という自己判断が、詰まりの引き金になることも少なくありません。
また、お住まいが賃貸物件の場合は、そもそもトイレに猫砂を流す行為が禁止されていないか事前に管理規約を確認することも大切です。
万が一、規約違反で詰まらせてしまうと、修理費用が自己負担になる可能性が高いので注意しましょう。
確認事項 | 確認する理由とポイント |
---|---|
商品のパッケージ | 一度に流せる量(例:「こぶし1個分まで」など)や、流し方の指示が記載されています。必ず守りましょう。 |
賃貸物件の管理規約 | トラブルを避けるため、猫砂を流すこと自体が禁止されていないかを確認します。不明な場合は管理会社に問い合わせましょう。 |
それでは、実際に猫砂を流す際の具体的なルールを見ていきましょう。
この3つのルールを守るだけで、トイレ詰まりのリスクをぐっと減らすことができますよ。
まず、猫ちゃんのうんちと、それが付着した猫砂は、できるだけ分けて処理するように心がけてください。
なぜなら、猫のうんちは人間のものより硬く、水に溶けにくい性質があるからです。
これが水に溶けにくい猫砂と絡み合うと、排水管の中で非常に詰まりやすい、頑固な塊になってしまうのですね。
少し手間に感じるかもしれませんが、まずうんちだけをスコップやトイレットペーパーで取り除いて先に流し、その後、汚れた猫砂を流すという「2段階処理」を習慣にすることをおすすめします。
猫のうんちはほかの動物と比べて水分量が少ないとされているんや。
さらに猫は毛づくろいをすることから、うんちに毛が含まれていることも溶けにくい原因の1つやねん。
次に、これが最も重要なポイントですが、猫砂は必ず「少量ずつ」「複数回に分けて」流すようにしてください。
おしっこで固まった大きな塊を一度に流してしまう方が多いのですが、これは詰まりの最大の原因です。
一度に大量の猫砂が便器に入ると、水に十分に溶けほぐれる前に、塊のまま排水管の奥へと押し流されてしまいます。
そして、排水管のカーブ部分などで引っかかり、詰まってしまうのです。
パッケージに記載された「一度に流せる量」の目安(例:直径5cm程度)を必ず守り、たとえ量が少なくても、1回流したら水位が完全に戻るのを待ってから、次を流すようにしましょう。
面倒に思えても、このひと手間が、数万円の修理費用を防ぐことに繋がりますよ。
猫砂を流す際は、トイレの洗浄レバーを必ず「大」で流すようにしてください。
節水のために「小」で流したくなるお気持ちはよく分かりますが、水量が少ないと猫砂を排水管の奥までしっかりと押し流す力が足りません。
結果として、排水管の途中で猫砂がとどまってしまい、それが蓄積して詰まりを引き起こすことがあるのです。
特に、最近の節水型トイレは「小」の水量が非常に少なくなっています。
普段は「小」でも、猫砂を流す時だけは、十分な水量と水圧で一気に押し流す「大」を使う、と覚えておいてくださいね。
どんなに気をつけて猫砂を流していても、日々の積み重ねで排水管の中には少しずつ汚れが蓄積していくものです。
そこで、詰まりを未然に防ぐための予防策として、定期的な排水管のメンテナンスをおすすめします。
ご家庭で簡単にできるのは、市販の液体パイプクリーナーを使った洗浄です。
月に1回程度、就寝前などに使用することで、配管内に付着した汚れやぬめりを溶かし、水の流れをスムーズに保つ効果が期待できます。
ただし、製品によって使用方法や頻度が異なりますので、必ず説明書をよく読んでからお使いくださいね。
過度な使用はかえって排水管を傷める原因にもなりかねないので注意しましょう。
一番おすすめしたいのは、実は猫砂をトイレに流さず、ゴミとして処分する方法です。
この方法なら、トイレが詰まる心配は一切ありません。大切なご自宅のトイレを守るためにも、ぜひこちらの方法をご検討くださいね。
ここでは、猫砂をゴミとして正しく、そして衛生的に処分する方法について、詳しく解説していきます。
特に夏場や梅雨の時期は、臭いや雑菌が繁殖しやすくなりますので、フンと猫砂をそれぞれ小さな袋に入れてから一つのゴミ袋にまとめるなど、より丁寧な処理を心がけると良いでしょう。
猫砂の処分方法で最も大切なことは、お住まいの自治体が定めたルールに従うことです。
「燃えるゴミ」として出せることが一般的ですが、猫砂の素材によっては「燃えないゴミ」に分類されたり、そもそも収集不可とされていたりするケースも稀にあります。
間違った分別で出してしまうと、収集してもらえなかったり、トラブルの原因になったりすることもありますので、必ず事前に確認しましょう。
自治体のホームページや、配布されるゴミ分別のパンフレット、ゴミ分別アプリなどで簡単に調べることができます。
参考までに、猫砂の素材ごとの一般的な分別区分を下の表にまとめてみました。
猫砂の主な素材 | 一般的な分別区分 | 注意点 |
---|---|---|
紙製 | 燃えるゴミ | 再生紙を利用している製品が多く、環境に優しい選択肢です。 |
おから製 | 燃えるゴミ | 食品由来のため、燃えるゴミとして処分できる場合がほとんどです。 |
木(木質)製 | 燃えるゴミ | 天然の木材が原料なので、多くの自治体で燃えるゴミとして扱われます。 |
鉱物(ベントナイト)系 | 燃えないゴミ or 燃えるゴミ | 自治体によって判断が分かれやすい素材です。必ず確認が必要です。 |
シリカゲル系 | 燃えないゴミ or 燃えるゴミ | こちらも自治体によって対応が異なりますので、事前の確認が必須です。 |
※この表はあくまで一般的な例です。処分する前には、必ずお住まいの自治体の最新情報を公式サイトなどで確認してくださいね。
トイレ詰まりを防ぐためには、日々の流し方と同じくらい「どんな猫砂を選ぶか」がとても大切なんです。
結論からお伝えすると、「トイレに流せる」と明記されていて、かつご自宅の排水環境に合った「水に溶けやすい素材」の猫砂を選ぶことが、詰まりを回避する一番の近道です。
まず、基本中の基本ですが、猫砂を選ぶ際には必ずパッケージを確認し、「トイレに流せる」という表示がある商品を選んでください。これは大前提となります。
「流せない」タイプの猫砂を誤って流してしまうと、ほぼ確実に詰まりを引き起こしてしまいます。
後ほど詳しくご説明しますが、鉱物系やシリカゲル系の猫砂は絶対に流せませんので、注意が必要です。
まずはパッケージの表示をしっかりと確認する習慣をつけましょう。
「トイレに流せる」と書かれていればどれも同じ、というわけではないのが難しいところです。
素材によって水への溶けやすさ、ほぐれやすさが大きく異なります。
ここでは、トイレに流せるタイプの主な3つの素材について、それぞれの特徴を解説します。
再生パルプなどを主原料とした紙製の猫砂は、水に溶けやすく、トイレ詰まりのリスクが比較的低い素材と言えます。
軽量で持ち運びや処理が楽なのも嬉しいポイントです。
ただし、商品によっては固まる力が弱かったり、おしっこの色を確認できる白い製品が多い一方で、消臭力がおから製や木製に比べて少し控えめな場合があります。
豆腐を作る際に出る「おから」を再利用して作られた猫砂です。食品が原料なので、万が一猫ちゃんが口にしてしまっても安心感がありますね。
おから製も水に溶けやすく、トイレに流せる商品が多いのが特徴です。また、消臭効果が高いものが多く、燃えるゴミとしても処分できるため人気があります。
ただし、食品なので湿気が多い場所で保管するとカビが発生したり、虫がわいたりすることがあるので、保管方法には少し注意が必要です。
ただしおからはダイエットクッキーなどによく使用されているように、水分を含むことで膨張しやすい素材です。くれぐれも流しすぎには注意しましょう。
間伐材やひのき、松など木材を主原料とした猫砂です。木の自然な香りで消臭するタイプが多く、飼い主さんにも人気があります。木製も水に溶けやすい性質を持っていますが、製品によって溶けやすさに差があるため、口コミなどを参考に、よりほぐれやすいものを選ぶ’mark>と安心です。粒が大きめのペレットタイプは、システムトイレ用で流せないものも多いので、購入時には「トイレに流せる」タイプかしっかり確認してくださいね。
次に、絶対にトイレに流してはいけない猫砂の種類についてです。これを知っておくことで、うっかり流して大惨事…という事態を防ぐことができます。
私が修理にお伺いする現場で詰まりの原因となっているのも、ほとんどがこのタイプです。
鉱物の一種であるベントナイトを主成分とする猫砂は、猫ちゃんのおしっこを吸収すると、粘土のようにガッチリと固まる性質があります。
この強力な凝固作用が、排水管の中では最悪の結果を招きます。
水に溶けることはなく、配管のカーブ部分などに溜まってセメントのように固着し、深刻な詰まりを引き起こすのです。
絶対にトイレには流さないでください。
シリカゲルは、お菓子の袋などに入っている乾燥剤と同じ成分でできています。
強力な脱臭力と吸収力が魅力ですが、水分を吸収するだけで、水に溶けることはありません。
トイレに流すと、排水管の水分を吸って膨張し、流れをせき止めてしまいます。こちらもトイレには流せない素材ですので、覚えておいてくださいね。
これらの猫砂は消臭力が高く、安価で手に入るのがメリットです。
特に多頭飼いをしている場合や、トイレに敏感でこだわりのある猫ちゃんがいるご家庭にはおすすめの素材といえます。
猫砂によるトイレ詰まりに関してよくあるQ&Aをまとめました!
時間に余裕のある人はぜひチェックしてみてや!
「トイレに流せる」と書かれた猫砂なら、どれでも安心して使えますか?
「トイレに流せる」と明記され、水に溶けやすい紙やおから製のものが特におすすめです。
ですが、どんな猫砂でも一度に流す量やご家庭の配管の状態によっては詰まる可能性がありますので、少量ずつ流すなど、使い方には注意しましょう。
賃貸物件で猫砂を詰まらせてしまったら、どうすれば良いですか?
ご自身で水道修理業者を手配する前に、まずは大家さんや管理会社に連絡して指示を仰いでください。
猫砂を流す以外に、おすすめの処分方法はありますか?
最も確実なのは、可燃ゴミとして捨てる方法です。
ただし、自治体によって猫砂の分別ルールが異なる場合がありますので、お住まいの地域のルールを必ず確認してから処分するようにしましょう。
結論から申し上げますと、「トイレに流せる猫砂」であっても、使い方を誤れば詰まりの原因になってしまいます。
詰まりを防ぐためには、少量ずつ複数回に分けて流す、水量を「大」で流すといったルールを守ることが大切です。
もしもの時に慌てないよう正しい知識を身につけて、愛猫との快適な暮らしを守っていきましょう。
流せるはずの猫砂が原因でトイレつまりが起きたときには、本記事で解説した内容に該当がないか落ち着いて確認してみてくださいね。
紹介した対処法をとってもトイレ詰まりが直らない・自分で対処するのが不安と感じた場合は無理せず僕ら水道業者に相談してな!