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「突然、地中から水漏れしてきた」「雨も降っていないのに地面が濡れている」このような場合は、地中の水道管から水が漏れている可能性があります。
水漏れを放置すると、水道料金が高額になったり、地盤沈下が起きることもあるので早急に対処するべきです。
本記事では地中からの水漏れ原因や対処法、作業時間や費用について解説していきます。
地中の水道管から水漏れが起きるのにはいくつか原因があります。
それぞれの水漏れ原因について1つずつ解説していきます。
まずは水道管の経年劣化による破損が原因の水漏れを疑いましょう。
水道管は水回りの設備の中でも耐久性が高く作られていますが、長年使用しているといずれ劣化は起きます。
一般的に言われる一般住宅の水道管の耐用年数は20年程ですので、20年に近い年数かそれ以上に利用されている場合は注意が必要です。
もちろん埋設されている環境や水道管の素材により変わりますので、あくまでも目安として覚えておきましょう。
次は地震などの災害で水道管が破損し、水漏れしているケースです。
地震などの強い衝撃が加わると水道管が破損することがあります。
大きな地震の後で地中が濡れている場合は、水道管が破損している可能性があるので注意が必要です。
これは水道管が破損したと誤認してしまうケースです。
突然、地中から水がにじみ出てきたら「水道管からの水漏れ?」と思われる方は多いでしょう。
ですが水漏れが起きている箇所が「外壁と地中のつなぎ目」や「外壁に近い」場合は、壁の中の配管が破損している可能性があります。
壁の中で配管が破損し、漏れ出た水が伝って隙間からにじみ出ることがあります。
地中からの水漏れは、早く気付かないと被害が広がります。
ではどういったケースや症状が起きたら、地中からの水道管の水漏れを疑った方がいいのか。
地中の水道管からの水漏れを疑った方が良いケースについて、以下にまとめたので確認してください。
晴れた日が続いているのにも関わらず、地面が濡れている場合は地中の水道管の水漏れを疑いましょう。
晴れた日なのに自宅の敷地内で、いつも同じ場所の「地面が濡れている」「水たまりがある」などの場合は要注意です。
地中にある水道管のどこかで破損があり、地中へにじみ出てきている可能性があります。
突然、普段よりも高額な水道料金の請求がくることがあります。
普段通り水を使っているのに水道料金が高額になっている場合は、どこかで水漏れがおきている証拠です。
自宅の水道設備を確認してみても水漏れがないなら、地中の水道管で水漏れが起きているかもしれません。
水道修理業者に依頼すれば漏水箇所の調査も依頼できるので、早急に対処しましょう。
水道局から漏水のお知らせが届くことがあります。
このお知らせは、前月分の水道使用量が増えすぎていると水道局から送付されるものです。
普段通りに使っているだけなのに、漏水のお知らせが届いたら「どこかで水漏れしている」と疑いましょう。
この場合も自宅の水道設備を確認して水漏れがなければ、地中の水道管からの水漏れの可能性があります。
水道修理業者に依頼し、調査と修理を早急におこないましょう。
床や壁から「シュー」という音が聞こえる場合は、目に見えない床や壁の中にある水道管から水漏れが起きている可能性があります。
水道管が何らかの理由で破損し、破損箇所から水が吹き出ていることで音が鳴っているのです。
放っておくと建物の基礎部分に被害が出るので、早急に修理する必要があります。
なんだか「地面が沈んでいる」「傾き・傾斜がある気がする」といった場合、気のせいではないかもしれません。
地中で水道管から水漏れが起きており、水漏れのせいで地盤沈下が起きているかもしれません。
放置すると地盤にも建物にも良くありませんし、排水管の傾斜角度が変わり詰まりが起きやすくなることもあります。
ここからは「漏水が起きているかも?」と思ったときの、自分でできる漏水調査の方法を紹介します。
調査する際の手順も詳しく解説するので、最後まで目を通してください。
まずは水道メーターを利用した漏水調査の手順を紹介します。
水道メーターとは水道の元栓と一緒に地中のボックスに入っている設備で、敷地内の水道の使用量を記録するための装置です。
水道局の定期検診で確認しているのも水道メーターです。
水道メーターは敷地内で水が使用されると、パイロットと呼ばれるコマ状の部品がクルクルと回ります。
当然のことですが水を使用していないのにパイロットが回っているなら、どこかで水漏れが起きている証拠です。
水漏れが起きていると分かれば、次は水漏れ箇所を特定していきます。
家内の止水栓を1箇所ずつ閉めていき、パイロットの動きを確認します。
例えば、トイレの止水栓を閉めてもパイロットが回っているなら、トイレ以外のどこかで水漏れが起きているということになります。
この手順で止水栓を一か所ずつ閉めていき、水漏れの箇所を特定しましょう。
この方法で家内全ての止水栓を閉めてもパイロットが回っているようなら、壁の中や床下で水漏れが起きている可能性があります。
水道管は道路から敷地内に入ってきて、家の中へ引き込まれています。
仮に地中を通っている水道管に亀裂が入り水漏れがあるなら、水漏れの影響で土が流され窪みができることがあります。
他には地中から水が滲み出てきて、晴れているのに部分的に濡れているということもあります。
こういった「地中の窪み」や「部分的に濡れている地面」がないか確認してみましょう。
どの方法を試しても水漏れ箇所が特定できない場合は、諦めて専門業者に依頼しましょう。
水道修理業者なら今までの施工経験もありますし、専門の工具を所持しています。
素人が調査するよりもスピーディーで正確な調査が期待できるでしょう。
地中で水漏れが起きている場合に取れる応急処置は、「家全体の元栓を閉める」です。
戸建ての一般住宅には、敷地内の水を操作するための水道の元栓が設置されています。
この元栓を閉めることで、敷地内の水の供給を完全に止めることができます。
元栓の位置は、玄関から道路までの地中にあります。
「量水器」「止水栓」と書かれたフタがないか、地面を探しましょう。
フタを開ければ「水道メーター」と「元栓」が入っています。
この元栓を右回り(時計回り)に最後まで回せば、家全体の水を止めることができます。
水を使いたいときは、左回りに最後まで回せば元の状態に戻すことができます。
地中の水道管の水漏れを止めるには、元栓で止めるしかありません。
万が一のトラブルで慌てない為にも、事前に確認しておきましょう。
地中からの水漏れの疑いがある場合、「漏水調査」「水道管修理」の依頼はどうすればいいのか悩みますよね。
ここからは、修理業者に依頼する際の手順や注意点について紹介します。
まずは水道修理業者に連絡する必要があります。
自宅近辺の対応をしている業者を調べ電話しましょう。
業者選びの際は下記の内容に当てはまるか、必ずチェックしてください。
最低限上記の内容を確認しておけば、悪徳業者の被害を避けられるでしょう。
業者へ連絡した際にトラブル状況を伝えましょう。
また「住所」「名前」「連絡先」を伝えます。
「どの程度の漏水なのか」「住宅の設備や環境」などが分からないので、現地調査が必要になります。
現地調査に来る日時を決める必要があるので、ご自身の予定を考えながら希望日時を伝えましょう。
水道修理業者の担当者が訪問すると、現地の簡単な確認のあとに「漏水調査の見積もり」を提示されるでしょう。
見積もり提示の際に、調査内容や流れなどを説明されますのできちんと聞いておきましょう。
調査費用や調査内容などで問題がなければ、まずは漏水調査を依頼しましょう。
正確な水漏れ箇所を特定する為に水道修理業者は漏水調査をおこないます。
業者によっては特殊工具を使い調査をする業者もいます。
調査時間はそれほど掛かりませんが、「大体2~3時間程」は見ておくようにしましょう。
漏水調査が終了すると水漏れ箇所が特定できます。
この特定した修理箇所を踏まえ、新たに水漏れ修理の見積もりを提示されます。
見積もり提示の際には、修理内容や修理手順を説明されます。
疑問点などがあれば全て聞いておきましょう。
内容に問題なければ修理作業の依頼をしましょう。
見積もりや作業内容に問題なければ、いよいよ修理作業に入ります。
詳しい修理の流れや作業時間は、別の章で詳しく解説するのでここでは割愛します。
作業が終了し、問題なく修理されているか確認できたら作業終了です。
あとは作業代金を支払います。
ここからは業者に依頼した場合の水道管の工事費用について解説していきます。
水道管の工事費用は「破損個所」によって大きく変動します。
目視で確認出来ない場合や大規模な修繕工事になると、費用は高額になるので覚えておきましょう。
地中の水道管の水漏れ修理をおこなうには、まずどのあたりで水道管が破損しているのか特定する必要があります。
破損箇所が特定できれば地面を堀り、水道管を露出させる必要があります。
ここまできて初めて破損した水道管の修理をおこなうことができます。
地中の水道管の一部修繕作業であれば、5万円~10万円程の費用は覚悟しておきましょう。
給水管の引き直し作業とは、既存の給水管とは別のルートで給水管を設置する作業です。
給水管は家の床下や壁に張り巡らされています。
仮に床下の給水管を交換しようとすると、床を取り外して作業をする必要があります。
給水管の部分的な修理だけなら問題ありませんが、給水管が古い場合は他の箇所でもトラブルが起きる可能性が考えられます。
そうなればかなりの広さの床を取り外し作業しないといけないこともあります。
かなりの手間と費用が掛かるので、既存給水管を諦めて新しく別ルートで給水管を引き直すという作業をおこなうのです。
この給水管の引き直し作業は、30万円~50万円程は掛かるでしょう。
もちろん家の広さや業者の料金体系によって変動するので、複数の業者から相見積もりをとるようにしましょう。
別の章でも少し紹介しましたが、床下や壁の中の給水管を修理する際には、床や壁を取り外す必要があります。
取り外す床や壁の面積や給水管の破損状況により変動するので、覚えておきましょう。
一般的な床下や壁の中の給水管の修理費用は、5万円~10万円程です。
地中の水道管の水漏れ修理は、作業する広さや作業環境によりかなり変わります。
例えば地面がコンクリートで覆われている場合は、コンクリートを割り水道管まで掘る必要があります。
また修理後にはコンクリート部分を元の状態に戻すために、左官作業が必要になります。
他にも水道管の引き直し作業だと、作業する面積が広いのでその分時間が掛かります。
一般的に地中の水道管の水漏れ修理には、6時間~数日掛かることが多いです。
見積もりの際に、作業工程や作業時間についても詳しく確認することが重要になります。
水道管の水漏れなどの被害が起きた場合、修理費用が高額になるケースは多くあります。
こういった水漏れ被害の際に、費用を補填できる制度があるのはご存知でしょうか。
代表的な制度についてまとめたので、確認してください。
水道料金の減免申請とは、水漏れトラブルにより高額になった水道料金を減額できる制度のことです。
故意の破損は対象外ですが、条件に該当すれば誰でも使うことができる制度です。
水道料金の減免申請は自治体ごとによって若干適応条件が異なります。
お住まいの地域を管轄している水道局に問い合わせれば、詳細を教えてくれます。
また水道局のホームページ上でも、詳細が公開されていることも多いので確認してみましょう。
ただ水道料金の減免申請をおこなうには、水道局指定工事店が水漏れ修理をしたということが必須条件になります。
修理を依頼する際は、お住まいの地域を管轄している水道局で指定工事店の認可を受けているか必ず確認しましょう。
火災保険も水道管の水漏れ被害が起きた際には有効な制度です。
ご存じない方も多いかもしれませんが、火災保険は水道トラブルの時にも活用することが可能です。
ただ工事費用に直接補填できる訳ではありません。
あくまでも給排水設備の水漏れなどで起きた被害について、補填されるのが火災保険です。
家具や家電製品、床や壁に水漏れなどで損害が起きた場合に、補償を受けることができます。
ですが火災保険の契約が古いものだと、契約内容が薄く損害の補償が受けれないこともあります。
事前にご自宅の火災保険について確認するようにしましょう。
また現在の保険には水回りのトラブルに対しても、手厚い補償が受けられるものもあります。
古い火災保険の契約だったり、補償内容が薄い場合は、保険の見直しをおこなうのも1つの手でしょう。
ここまで水道管の修理について詳しく解説してきました。
最後に水道管の修理の際に、必ず守ってほしいことについて紹介しておきます。
それは、必ず専門の水道修理業者に依頼するという事です。
水道管に関しては自分で作業するのはNGです。
水道管は専門の資格がないと補修作業などをおこなってはいけないと、法律で定められています。
これは水道管が重要なライフラインの1つである為です。
仮に施工ミスなどが起きてしまい水漏れが発生すると、地盤沈下など危険なトラブルが起こる可能性があります。
近隣の住宅にも被害が出ることも考えられるので、資格を保有している専門家に依頼しましょう。
依頼しても問題ない水道修理業者の条件としては以下の通りです。
最低限上記の3つを満たしていない業者には依頼しないようにしましょう。
上記の3つの条件を満たしている業者に相見積もりをとり、充分比較したうえで施工業者を決めてください。
本記事では、地中水道管の水漏れが起きる原因や修理などについて詳しく解説してきました。
水道管は経年劣化や地震の影響などで破損することがあり、結果水漏れを引き起こします。
水道管の水漏れを放置すると、「水道料金が高額になる」「建物への影響や地盤沈下が起きる」などリスクがあるので迅速に対処すべきです。
修理内容としては漏水調査をおこない破損個所の修理、もしくは水道管の大規模な改修作業をおこなうことになります。
この修理作業をおこなう業者を選ぶ際はいくつか条件があります。
この上記の3つに該当している業者を選ぶようにしましょう。
本記事では、費用相場についてもまとめているので業者選びや見積もりを比較する際の参考にしてください。
水道管の水漏れは、水回りの中でも特に早急に解決したいトラブルです。
充分に知識を入れたうえで、迅速に対処するようにしましょう。