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近年、「壁ピタ水栓」という便利なアイテムが注目を集めています。
特に、賃貸住宅にお住まいの方の中には、「工事不要で設置できるなら使ってみたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし同時に、
といった不安を抱えている方も少なくありません。
そこで本記事では、賃貸住宅での壁ピタ水栓の使用可否や注意点について詳しく解説します。
原状回復義務や許可の必要性、取り付け手順やトラブル回避策まで、これから導入を検討している方に役立つ情報をわかりやすくご紹介するで!
賃貸で壁ピタ水栓を取り付けできる?と気になっている人はぜひ最後まで見たってや。
「壁ピタ水栓」とは、壁にぴったりと設置できる省スペース型の蛇口のことです。
一般的には洗濯機用の水栓として使われることが多く、特に奥行きが限られた賃貸物件などで重宝されています。
本来、洗濯機を壁際に設置する際、水栓が出っ張っていると本体を壁に寄せられず、無駄なスペースが生まれてしまいます。
しかし、壁ピタ水栓を使えばそのデッドスペースを解消でき、洗濯機を壁にほぼぴったり寄せて設置することが可能になります。
また、以下のような点からも賃貸住宅での人気が高まっています。
壁ピタ水栓は、既存の水栓を取り外して交換するだけで取り付けが可能な製品が多く、配管工事のような大掛かりな作業を必要としない点が大きな特徴です。
そのため、基本的な工具を使える方であれば、自分でDIYで設置することも十分に可能です。
多くの壁ピタ水栓は、モンキーレンチやシールテープ(配管の接続部の漏れを防ぐためのテープ)さえあれば取り付けができ、工事費用を節約できる点も魅力の一つです。
これにより、コストを抑えつつ利便性を向上させることができます。
ただし、DIYで設置する際は、水漏れのリスクや接続部分の締め付け不足に注意が必要です。また、配管の種類や設置場所によっては専門的な知識や技術が求められる場合もあるため、不安がある場合は専門業者への依頼をおすすめします。
従来の蛇口型水栓は前方に飛び出す構造のため、洗濯機の設置位置が制限されることがありました。
一方、壁ピタ水栓はL字型または横向きの形状が多く、出っ張りを最小限に抑えられる設計になっています。
そのため、狭い脱衣所やランドリースペースにも最適です。
昔は今みたいなドラム式洗濯機とか、狭い部屋でスペースを有効に使うって発想があんまりなかってん。
せやから蛇口が前に飛び出してても問題なかってんけど、今はそれが邪魔になって洗濯機とぶつかることがあるんやな。
反対にドラム式洗濯機のデメリットについては以下の記事にまとめています。
これから買い替えを検討している方はぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
賃貸ユーザーに壁ピタ水栓が人気な理由は以下4つが挙げられます。
これらの特徴により、賃貸住宅での暮らしを快適にしたい方、DIYに興味がある方の間で高く評価されています。
「工事不要で交換できる」と聞くと、つい気軽に取り付けたくなる壁ピタ水栓。しかし、賃貸住宅で勝手に交換しても大丈夫なのか?と不安に思う方も多いはずです
このセクションでは、賃貸物件における壁ピタ水栓の使用可否や、原状回復義務との関係性、管理会社・大家とのやり取りで気をつけるべき点について解説していきます。
原則として、既存の設備を損傷せずに元に戻せる(原状回復が可能)場合は、壁ピタ水栓のような交換型アイテムの使用は問題ないとされています。
ただし注意したいのは以下の点です。
つまり、「あとから何事もなかったかのように元に戻せる」状態であることが前提になります。
国土交通省のガイドラインや賃貸契約書では、借主には原状回復義務があると定められています。
この原状回復とは、入居時と同じ状態に戻して退去するという意味で、現状の設備を大きく改造したり傷つけたりしない限り、軽微な変更は認められることが多いです。
壁ピタ水栓は、「工具で簡単に取り外しができ、元の蛇口に戻せる」という点で原状回復がしやすく、グレーゾーンではあるものの、比較的受け入れられやすいアイテムだと言えます。
参考:国土交通省住宅局:平成23年8月現状回復をめぐるトラブルとガイドライン
次のようなケースでは、事前に許可を取っておく方が安心です。
「取り付けても元に戻せる簡易的なものですが、交換しても問題ないか確認させてください」と一言伝えるだけでも、印象は大きく変わります。
許可を得てから設置すれば、心理的にも安心して使えるので、できれば管理会社か大家に相談するのがおすすめです。
壁ピタ水栓の導入に関しては、ネット上にもさまざまな体験談が寄せられています。ここでは、その中から代表的な2つのケースを紹介します。
ある利用者は、ドラム式洗濯機を新たに購入したところ、従来の水栓の位置が邪魔になり、洗濯機が奥まで入らないという問題に直面しました。
このような場合、洗濯機と壁のすき間を確保するために設置位置をずらすか、よりスリムな水栓に交換する必要があります。
そこで選ばれたのが「壁ピタ水栓」。
既存の水栓よりも突出が少なく、壁と洗濯機の距離を最小限に抑えることができるため、ドラム式の大きな筐体でも問題なく設置することができたとのことです。
このように、壁ピタ水栓はスペースの有効活用に非常に有効であり、特にドラム式洗濯機や狭小スペースの住宅では重宝されているようです。
一方で、設置がうまくいかなかった事例も存在します。ある賃貸住宅の居住者は、洗濯機の設置スペースが狭く、壁ピタ水栓の導入を検討。
しかし、施工業者からは「この製品を固定するには壁にビス穴を開ける必要がある」と説明され、原状回復が求められる賃貸物件では難しいとの判断が下されたそうです。
「見積もりの段階で『壁に穴をあけなければ取り付けできない』と言われてしまい、管理会社にも断られて設置を諦めました。」
このように、製品の取り付け方法や建物の条件によっては、設置が制限されるケースもあります。
次のようなケースでは、壁に穴をあける必要が生じる可能性があります。
配管の延長や変更が必要になり、そのための穴あけ工事が求められることがあります。
特にリフォームや古い住宅では、既存の配管との互換性がないことがあり、その際に壁を開ける工事が発生します。
部の壁ピタ水栓では、製品をしっかり固定するために壁にビス止めする設計になっているものもあります。
壁ピタ水栓は特別な工事不要で交換できる便利アイテムですが、正しく取り付けないと水漏れや原状回復時のトラブルにつながるおそれもあります。
ここでは、設置に必要な道具や、初心者でも失敗しにくい取り付け手順を解説します。
取り付けにあたって最低限そろえておきたい道具は以下の通りです。
製品によっては工具不要タイプもありますが、「ネジを回して固定するタイプ」が多いため、モンキーレンチ1本あると安心です。
水道の元栓を閉め、水圧がかかっていない状態でモンキーレンチを使ってゆっくりと取り外します。
※古いタイプの水栓は固くなっていることがあるため、無理に回さないことが大切です。
新しい壁ピタ水栓を取り付ける前に、ネジ部分の汚れや古いシール材をしっかりと取り除きます。その後、防水のためにシールテープ(PTFEテープ)をネジに時計回りに数回巻き付けます。これにより、水漏れを防止します。
シールテープを巻いたネジ部を手で回して取り付けた後、モンキーレンチで適度な力で締め付けます。締め付けすぎるとネジや水栓本体を破損する原因となるため、強く締めすぎないように注意してください。
最後に、水道の元栓を開けて水を流し、接合部に水漏れがないかを確認します。接合部から水がにじむようであれば、シールテープの巻き直しや再度の締め直しが必要です。漏れが完全に止まるまで慎重に確認しましょう。
設置後の水漏れ・がたつき防止として、以下のチェックポイントもしっかり確認しておきましょう。
また、取り外し時にも配管や壁を傷つけないように丁寧に作業することが、原状回復の観点からも重要です。
壁ピタ水栓の取り付けを専門の水道業者に依頼すると、どのくらいの費用がかかるのか気になる方も多いでしょう。ここでは、実際にかかる費用の目安や、料金に影響を与えるポイントについて詳しく解説します。
以下は、一般的な壁ピタ水栓(洗濯機用)を業者に取り付けてもらう場合の費用目安です。
項目 | 費用の目安 | 備考 |
---|---|---|
壁ピタ水栓 本体価格 | 約6,000〜9,000円 | 製品グレード・仕様によって異なる |
取付工事費用(既存水栓から交換) | 約10,000〜20,000円 | 作業時間や作業環境で変動 |
本体+工事費 合計 | 約12,000〜18,000円 | 材料費や部品代が含まれる場合も |
同じ「水栓の交換」でも、状況によって費用に差が出ることがあります。事前に以下のポイントを確認しておくと安心です。
コンクリートやタイル壁などは、施工に時間がかかるため料金が上がる傾向があります。
湯水両方をつなぐ混合水栓は、単水栓に比べて部品や接続が複雑になるため、作業費も高めになることがあります。
壁ピタ水栓を自身でネット購入して持ち込むと、本体費用を抑えることが可能。ただし、持ち込み対応不可の業者もあるため注意が必要です。
壁にビス止めが必要だったり、配管の延長が必要になると追加費用が発生するケースもあります。
壁ピタ水栓の取り付けや交換は、自分でできそうに思えても、実は専門知識や技術が必要な作業です。ここでは、なぜ水道業者に依頼するのがおすすめなのか、その理由を詳しく解説します。
水栓の取り付けには、配管の接続や水圧の調整、漏水防止など、多くの専門的な知識と技術が求められます。
誤った取り付けは水漏れや故障の原因になり、結果として大きな修理費用が発生することもあります。
水道局指定工事店として認められた業者は、法令や基準に則った適切な施工を行うための専門技術を持ち、安心して依頼できるのが大きなメリットです。
DIYで設置した場合、もし水漏れや故障が起きても対応が難しいことがあります。
一方で業者に依頼すれば、施工後の不具合も保証期間内であれば無償対応してくれるケースが多く、安心です。
また、水漏れのリスクが低い取り付けを行うため、住まいの大切な資産を守ることにもつながります。
壁と洗濯機のすき間を有効活用したい、限られたスペースで機能性も妥協したくない——そんな方にぴったりなのが「壁ピタ水栓」です。ここでは、見た目・機能性・施工のしやすさを兼ね備えたおすすめの壁ピタ水栓を3つ厳選してご紹介します。
それぞれの製品が持つ特徴や設置のしやすさを詳しく見ていきましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
特徴 | スパウト長130mm、緊急止水機能付き |
設置方法 | 吐水口先端にワンタッチ接続可能 |
適用場所 | 洗濯機まわり |
パナソニックのCB-L6は、洗濯機周りの狭いスペースでも使いやすいスパウト長130mm設計。
緊急止水機能が付いており、水漏れ時にも安心です。賃貸住宅での洗濯機用水栓として特に人気があります。
項目 | 内容 |
---|---|
製品名 | カクダイ 壁ピタ水栓(品番は製品により異なる) |
タイプ | 壁付け・単水栓(ワンタッチジョイント付属) |
特徴 | 洗濯機ホースが壁にぴったりフィットする形状/省スペース設計/スッキリした見た目 |
設置方法 | 壁付水栓の交換型。既存の水栓を取り外し、ネジ式で取り付け可能。 |
適用場所 | 洗濯機用蛇口まわり(特にスペースが限られる賃貸住宅) |
カクダイの「壁ピタ水栓」は、洗濯機との隙間を最小限に抑える設計で、洗濯機を壁ギリギリまで寄せることが可能な省スペース水栓です。スリムでコンパクトな見た目ながら、ワンタッチ式のホース接続が可能で、使いやすさも兼ね備えています。賃貸住宅やユーティリティスペースが限られた場所に特におすすめです。
項目 | 内容 |
---|---|
タイプ | 壁付け・2ハンドル混合水栓 |
特徴 | 緊急止水機能付き/スパウト回転式/寒冷地対応/逆止弁付き |
設置方法 | 壁面に直接設置。標準の水栓金具と交換するだけで取り付け可能。 |
適用場所 | 洗濯機まわり(特に寒冷地の住宅) |
TOTOの「ピタットくん TW21RZ」は、万が一ホースが外れたときに水の噴き出しを防ぐ「緊急止水機能」が付いた安心設計。寒冷地仕様で、凍結による破損リスクも軽減されています。ホースのワンタッチ接続や、回転式スパウトによる使いやすさも高評価。温水と冷水を使い分けられる2ハンドル仕様なので、通年快適に使える水栓です。
賃貸に壁ピタ水栓は取り付けできる?といった疑問に対してよくあるQ
&Aをまとめました!
時間に余裕のある人はぜひチェックしてみてや!
壁ピタ水栓は自分で取り付けできますか?
配管の知識がある方であればDIYも可能ですが、水漏れリスクがあるため、基本的には専門業者による施工がおすすめです。取り付け時の締め付けや防水処理が不十分だと漏水の原因になります。
どんな洗濯機にも使えますか?
多くの壁ピタ水栓は全自動洗濯機・ドラム式洗濯機に対応していますが、まれに特殊な給水口の高さや形状の機種もあるため、事前に洗濯機の仕様と水栓の寸法を確認することをおすすめします。
壁ピタ水栓の価格帯はどれくらいですか?
製品やメーカーによって異なりますが、本体価格はおおむね3,000円〜10,000円程度です。これに加えて、取り付け工事費(5,000円〜15,000円程度)が発生する場合があります。
壁ピタ水栓は、賃貸住宅やスペースの限られた場所でも洗濯機や水回りの設置をスムーズにする便利なアイテムです。設置の際は、物件の状況や管理規約をしっかり確認し、自己判断だけでなく専門業者への相談も検討しましょう。
また、費用面でも相場を把握しておくことで、安心して依頼できます。壁ピタ水栓は種類や機能もさまざまなので、ご自身の使い方や環境に合った製品を選ぶことが大切です。
今回の記事が、壁ピタ水栓の選び方や設置のポイントを理解し、快適な水回り環境づくりに役立てていただければ幸いです。