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なんど洗濯をしても、なんだか洗い落ちが悪かったり頑固な汚れに悩まされていませんか?
洗濯機に給水を行うための蛇口は、単水栓が取り付けられていることが多いので湯を出すことはできませんよね。
お風呂の残り湯を使ったり、お湯を別に準備してわざわざ継ぎ足しているという方もいらっしゃるかもしれません。
そのような場合は、お湯が出るタイプの洗濯水栓に交換することで解決できます。
洗濯機の蛇口を混合水栓に切り替えれば、毎日の洗濯で楽に汚れを落とすことができるようになります。
この記事では、洗濯機の蛇口を混合水栓にするメリットとデメリットについてご紹介します。
洗濯機でお湯を使う場合の注意点についても併せてご紹介しますのでぜひ最後までご覧ください。
洗濯機に給水を行う蛇口をお湯が出る蛇口に交換することで、手軽にお湯を使えるようになります。
お湯が使える世になるとこれまで水でしか洗濯できなかった頃と比べて、どのようなメリットがあるのか気になりますよね。
洗濯機でお湯を使えるようになるとさまざまなメリットがありますが同時にデメリットもあるため、よく検討してから決断しましょう。
以下では、洗濯機でお湯が使えるようになることで得られるメリットとデメリットについてご紹介します。
洗濯機には通常、水のみを吐水する単水栓が取り付けられていますが、お湯と水を混合させて給水を行う混合水栓に交換することで得られるメリットは以下の4つです。
洗濯機でお湯が使えるようになることで、油汚れや皮脂汚れが格段に落ちやすくなるのがメリットの1つです。
皮脂汚れなどの黄ばみの原因となる汚れは、お湯で落としやすくなるので水と比べて仕上がりが断然違います。
血液や体液など一部の汚れはお湯で凝固して落としにくくなってしまうことはありますが、一般的な洗濯物の汚れは格段に落としやすくなるのはうれしいですよね。
洗濯もの汚れが良く落ちるので、普段からお湯を使って洗濯をしているという方も多いかもしれません。
ですが、お湯を洗濯機に入れる際、汲み上げポンプを使って浴槽から給水を行っていると少し面倒ですよね。
さらに人力でバケツにお湯を汲んで給水しているという方は、大変な思いをされていると思います。
混合水栓を設置して洗濯機に直接お湯を給水できるようになると、無理してお湯を組むことは必要なくなり手軽にお湯を選択に利用することができるようになります。
他にも「洗濯にお風呂の汚れた残り湯を使うのはちょっと…」という方にとっても大きなメリットになるでしょう。
洗濯機は定期的にオキシクリーンなどの酸素系洗剤で掃除しなければ洗濯槽にカビが発生しやすくなります。
酸素系洗剤はお湯を使った方が汚れを落とす効果が高くなるため、混合水栓を設置することで洗濯機をより清潔に保つことができます。
普段の洗濯でお湯を使うことでも洗濯槽に汚れが付着しにくくなるだけでなく、排水ホース内に洗剤カスなども溜まらずキレイに洗い流すことができるため、排水つまりを防止する効果もあります。
水で洗濯をすると、洗濯物自体の温度が低いため乾くまでの時間が長くなってしまいますが、お湯で洗うことで多少は乾きが早くなるため時短効果があります。
冬場などは洗濯物が乾くまでに時間がかかってしまいやすいですが、お湯で洗濯した後に温かい状態で干せば水分の蒸発が早まり雑菌の繁殖なども防ぐことが可能です。
ただ、ひとつ注意しなければならないことがあります。
洗濯が終わった後は、できるだけ洗濯機の蓋を開けて内部の温度を下げるようにしましょう。
洗濯槽内部に水分が付着し、温かい状態で密閉してしまうと雑菌やカビが繁殖しやすくなってしまう恐れがあります。
お湯で洗濯を行った後には、蓋をしばらく開けておいてクールダウンさせるようにしましょう。
洗濯機の蛇口からお湯を出すために混合水栓に交換すると、デメリットも存在しています。
混合水栓に交換して後悔してしまわないためにも、あらかじめデメリットについて確認しておくようにしましょう。
混合水栓を設置してお湯で洗濯物を洗うようになると、ガス代や電気代が高くなるため毎月の光熱費が上がってしまいます。
中型の縦型洗濯機を使用している場合の水量の目安は60L程度ですが、混合水栓を使用して45℃に温めたお湯で洗濯をすると仮定して計算してみましょう。
※ガス代=45-20(℃)×200(L)×90%÷発熱量(kcal/㎥)×ガス料金(円/㎥)で算出を行い、小数点第3位以下を切り捨てを行う。
都市ガスの発熱量を10,750kcal/㎥、プロパンガスの発熱量を24,000kcal/㎥、ガスのエネルギーの90%を温度上昇に使うと仮定し計算した場合のガス代です。
都市ガスの基本料金が2023年1月一般料金B表の130.46円/㎥、プロパンガスの基準単価は2022年12月石油情報センターの指標で800.6円/㎥で計算を行います。
一般的に1回の洗濯でかかる電気代は2.2円程度、水道代は約12円なので、お湯(45℃で計算)を使って洗濯する場合には都市ガスで約30円、プロパンガスの場合には約59円の光熱費がかかります。
毎日1回洗濯すると通常362円(水道代+電気代込み)の光熱費がかかりますが、都市ガスの場合には約900円(↑538円)、プロパンガスで約1,770円(↑1,408円)と高くなることを理解しておかなくてはなりません。
電気温水器を使っている場合には、洗濯機で使用するお湯はすべて電気温水器のお湯を使わなければなりません。
これまでシャワーやキッチンなどでお湯を使っていて湯切れを起こしたことがなくても、洗濯機にお湯を使うようになったことが原因で湯切れが引き起こされることもあるため注意しなければなりません。
電気温水器のサイズをしっかりと確認して十分な湯量を確保できるかどうかを必ず確認しておくようにしましょう。
洗濯をするときに毎回お湯を使うのではなく、汚れがひどい洗濯物があるときだけお湯を使いたいという方も多いかもしれません。
混合水栓を使っていて水のみで洗濯を行いたい場合にはお湯側のハンドルを閉めなければならないというデメリットがあります。
サーモスタット混合水栓(温度をあらかじめ調整することができるタイプ)はお湯と水の温度調節が比較的楽に行うことができますが、ツーハンドル混合水栓の場合には洗濯に適した温度に調整する必要があるため面倒に感じてしまうはずです。
洗濯機の蛇口というと、存在感があるせいで洗濯機置き場のイメージに合わないと思っている方も多いのではないでしょうか?
単水栓などはワンタッチタイプでご自宅のイメージに合わせることのできるシンプルなタイプも販売されています。
しかし、ツーハンドル混合水栓ともなるとサイズも大きいため、洗濯機置き場に合うシンプルなデザインのものを選ぶのはなかなか難しく感じてしまうはずです。
しかし、近年では各メーカーからさまざまなタイプが販売されているためご自宅のイメージに合わせた水栓本体を選ぶことが可能です。
以下では洗濯機用混合水栓の中でもおしゃれなタイプの商品を3つご紹介します。
水栓部品を数多く取り扱うカクダイの『127-102』は立ち上がり配管用の洗濯機用水栓です。
スタイリッシュなデザインで白とシルバーの2色があるため好みに合わせて選ぶことができます。
洗濯機用の水栓の存在感をできるだけなくしてオシャレにしたいという方におすすめです。
住宅設備を取り扱うLIXILの『SF-8RQ-DS』は埋め込み型の洗濯機用水栓で存在感が少なく、どのような環境でも相性が良いのが特徴です。
緊急止水弁付きで給水ホースが外れても水が吹き出ることなく安心して使うことが可能。
TOTOのTW21Rはツーハンドルタイプの洗濯機用水栓ですがシンプルなデザインが特徴です。
ワンタッチで給水ホースを接続できるタイプですが、緊急止水弁が付いているため給水ホースが万が一外れてしまった場合でも水が噴出してしまう心配がなく安心して使うことができます。
ハンマーセーフ機能も付いているためウォーターハンマー(水撃現象)を軽減し給水管などの破損を防ぐことが可能です。
洗濯機でお湯を使って洗濯するときには、いくつか注意しなければならないポイントがあります。
何も考えずに洗濯してしまうと大切な服が傷んでしまうこともあるので注意しましょう。
洗濯機でお湯を使うときに注意しなければならないポイントは以下の通りです。
洗濯物を傷めることなく皮脂汚れを落とすために洗濯機で使うお湯の温度は40℃が最適です。
お湯の温度が高すぎると、服の染料が溶けて色落ちしてしまう可能性があるため注意するようにしましょう。
とくに麻・絹・綿などの天然素材は色落ちしやすいという特徴があります。
色落ちしやすい洗濯物は、分けて水洗いすることで他の洗濯物に色移りするのを防ぐことができます。
セーターなどのニット素材は熱を加えてしまうと繊維が縮んで傷んでしまうため、洗濯する前に必ず洗濯表示マークを確認するようにしてください。
洗濯表示マークに40という表示があれば洗濯する水温の上限は40℃です。
大切な衣類を長く着用するためにも、お湯の温度に注意して洗濯するようにしましょう。
洗濯物をお湯で洗いたい場合に蛇口を混合水栓に交換しなくても『温水洗浄付きの洗濯機』を使えば余計な工事を行う必要はありません。
温水洗浄付き洗濯機で有名なメーカーはPanasonicでVXシリーズが人気があります。洗濯温度も15℃、40℃、60℃(除菌)から選択することができます。
その他、東芝のZABOONシリーズも温水抗菌ウルトラファインバブル洗浄EXで汚れ落ちの良さが特徴的です。
しかし、温水洗浄付きの洗濯機は高価なものが多いためランニングコストがかかってしまうというデメリットがあります。
温水洗浄付き洗濯機はAQUAやアイリスオーヤマなどの安価な製品を取り扱うメーカーからも販売されているため、ぜひ検討してみるようにしましょう。
洗濯機でお湯を使えるようにするためには、どのような工事を行わなければならないのかよく分からないという方も多いかもしれませんね。
洗濯機でお湯を使うようにするには『単水栓から混合水栓に交換』しなければなりませんが、その他にも必要な工事があります。
以下のポイントについて理解しておくようにしましょう。
もともと水しか出すことができない単水栓を、お湯も出すことができる混合水栓に交換する際には給湯管の敷設工事を行わなくてはなりません。
もっとも近くの給湯管や給湯器から洗濯機用水栓まで配管の振り分けを行います、
近くに給湯管がない場合には、離れた場所から洗濯機が設置してある箇所まで引き込み作業をすることになるので費用が高くなるケースもあります。
状況によっては給湯管を外から引き込むために壁に穴を開ける必要もあるため、見積もりの際にどのような工事をしなければならないのかということについて、しっかりと確認しておくようにしましょう。
給湯管を引いても、単水栓のままでは水かお湯のどちらかしか使えません。
洗濯機でお湯も水も使えるようにするためには、単水栓から混合水栓に交換する必要があります。
混合水栓にはシングルレバーとツーハンドルタイプのものがありますが、洗濯機用混合水栓はツーハンドルタイプもしくはツマミを回して調節するタイプが一般的です。
自動温度調節機能が付いているサーモスタット混合水栓もあり、お湯と水の混合量を一定に保つことが可能ですが、本体の価格やメンテナンスにかかる費用も高くなるという特徴があります。
蛇口の見た目が気になるという方は、ツマミで調節することができる壁埋め込み式の混合水栓がおすすめです。
洗濯機でお湯を使えるように混合水栓に交換する作業は必ず水道業者に任せるようにしましょう。
給湯管を引き込む配管工事を伴うため、分岐金具の取り付けなどを行うときに適切に対処しなければ水漏れの原因となってしまう可能性があります。
床下や壁内の配管工事なので自分で取り替えを行って水漏れしてしまった場合には、気付くまでに時間がかかり被害が深刻化してしまったり水漏れが原因で多額の水道代を請求されてしまうリスクもあります。
ご自宅の給湯器や給湯管の設置状況によっても臨機応変に対応しなければならないので、単水栓から混合水栓への交換作業はプロの業者に依頼するようにしましょう。
洗濯機でお湯を使えるようにするにはどのくらいの費用がかかるのか気になりますよね。
水道業者によって異なりますが洗濯用水栓を取り付けるときにかかる作業料金は10,000円~15,000円が費用相場です。
ほとんどの業者は『基本料金+作業料金+部品代』で必要となる費用を算出します。
業者に依頼する場合には作業料金だけでなく、必要となる出張費や見積もり料金などがかかるかどうかを確認しておくようにしましょう。
給湯管を遠回りに引き込まなければならない場合や屋外から壁に穴を開けての引き込み作業はさらに金額が高くなる可能性もあるため、複数の業者に見積もりを依頼する相見積もりがおすすめです。
洗濯機用水栓の本体価格は8,000円~20,000円前後ですが、機能やデザインによって大きく異なってきます。
温度調整バルブが付いているサーモスタット式は比較的高くなりやすいですが、温度調節が楽に行うことができます。
一般的な洗濯機用水栓はツーハンドル混合水栓のワンタッチタイプで8,000円~15,000円前後で購入することができます。
洗濯機に使用する水栓本体を選ぶときには『緊急止水弁機能』が付いているものを選べば、給水ホースが外れてしまった場合にも水が噴出する心配もなく安心して使うことができます。
壁内でウォーターハンマー現象が生じるような場合には、水撃防止機能が付いている水栓を取り付けるとウォーターハンマー現象を軽減することが可能です。
洗濯機でお湯を使うときに混合水栓に交換すべきかどうか迷っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
水栓の交換費用や光熱費のことを考えると、これまで通りお風呂の残り湯を使ったりバケツで湯を汲んで給水するほうがいいのか悩んでいる方も多いかもしれませんね。
以下では水栓を単水栓から混合水栓に交換するのがおすすめのパターンと、そうでないパターンについてご紹介します。
水しか出すことのできない単水栓から混合水栓に交換して洗濯機にお湯を直接給水できるようにすべきパターンは以下の通りです。
水栓交換に伴う工事費用はかかってしまいますが、混合水栓に交換することで大きなメリットを感じるはずです。
ご家族が作業着などを着る仕事をしていたり、自宅介護などを行っていて洗濯汚れが多い場合には毎回お湯で洗濯するという方も多いかもしれません。
頑固な汚れはお湯で洗うことでしっかりと皮脂汚れなどを浮かして洗浄することができます。
混合水栓を取り付けていない場合には洗濯を行う際におふろの残り湯を使ったり、バケツでお湯を準備したりと手間がかかってしまうため混合水栓に交換して直接お湯を洗濯槽に溜めるのがおすすめです。
小さなお子さんがいるご家庭はこれからの成長に伴って汗をたくさんかいたり、食べこぼしや泥汚れなどさまざまな汚れに悩まされることが多くなるはずです。
子供の成長はとても微笑ましいものですが洗濯をするときに浸け置きを行ったり、別洗いをしなくてはならなかったりと大変ですよね。
混合水栓に交換して洗濯機でお湯を使えるようになると毎日の洗濯にかける手間を省くことができるため家事の負担を減らすことができます。
最近では液体洗剤を使う方が多くなってきましたが、洗浄力は粉石鹸(粉末洗剤)の方が高く、肌への刺激が少ないという大きなメリットがあります。
しかし、粉石鹸は水に溶けにくく洗濯物に洗い残しが付着してしまったという経験をされたことのある方も多いのではないでしょうか?
お湯を使って洗濯を行えば粉石鹸のメリットを大きく活かすことができます。粉石鹸の方がコスパも高く、詰め替えなどの手間もかからないため便利です。
混合水栓に交換することで洗濯汚れをしっかり落とすことができるようになりますが、状況によっては「混合水栓に交換して後悔した」ということもあり得るため注意しなければなりません。
以下のパターンに当てはまるときには本当に水栓本体を交換する必要があるのかをしっかりと検討するようにしましょう。
洗濯機を利用するときに毎回ではないけれど週に1回はお湯を使いたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
週1回のみお湯で洗濯する場合には、混合水栓にするよりもバケツなどでお湯を汲んで給水する方がコスパが良いため混合水栓に交換する必要性はあまり高くありません。
頻度は高くないがお湯をいつ使うか分からない場合などは混合水栓に交換すると臨機応変に対応することができるでしょう。
洗濯機本体が古くなって交換を検討している場合には、蛇口交換を行うための費用を洗濯機購入のための費用に回すのがおすすめです。
近年は各メーカーから温水洗浄付きの洗濯機も多く販売されているため豊富なラインナップから選ぶことができます。
混合水栓の場合はガス代がかかりますが、温水洗浄付きの洗濯機を使用すれば電気代のみで比較的安く光熱費を抑えることが可能なので経済的です。
お湯で洗濯を行いたい場合に電気温水器を使用していると、シャワーやキッチンで使用するタイミングと合わせて利用すると湯切れしてしまうことがあります。
洗濯機で使用する水量は中型タイプで60Lもあるため小サイズ(200L)の電気温水器を利用していると、急に水になってシャワーやキッチンなど、その他の日常生活にも大きな影響が出てしまうことがあります。
同時にお湯を利用しないように時間帯をずらしたりすることで対応は可能ですが、最悪の場合には電気温水器まで交換しなければならず余計な出費になってしまう可能性もあります。
洗濯機でお湯を使うようになると洗い落ちが良くなるというメリットだけでなくガス代や電気代が高くなるというデメリットがあることをご紹介しました。
毎日の洗濯環境をしっかりと考慮して「本当にお湯を使えるようにすべきかどうか?」ということを判断するようにしましょう。