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「トイレのレバーに“大小”ってあるけど、実際どっちを使えばいいの?」
トイレのレバーにある「大」と「小」の使い分け、正しくできていますか?
特に女性は、生理や排泄時に使うトイレットペーパーの量が多くなるため、常に「大」で流すことが大切です。
日常的に使うトイレですが、レバーの「大」と「小」の違いを正しく理解している人は意外と少ないものです。
家庭で使用する水道で最も多いトイレ。“大小の使い分け”こそが、年間数千円単位で水道代を節約できるカギになります。
しかしながら、使い分けを間違えると「詰まりやすくなる」「流れが悪くなる」といったトラブルにつながることも…。
本記事では、トイレの「大小レバー」の違いや仕組み、正しい使い方をわかりやすく解説します。
さらに、節水効果や水道代の目安、詰まりの予防対策についても紹介していくで!トイレレバーの正しい使い分け方を知りたい人はぜひ最後まで見たってや。
家庭のトイレに当たり前のように付いている「大」と「小」のレバー。
なんとなく使い分けている方も多いかもしれませんが、そもそもこの2つにはどんな違いがあるのでしょうか?
まずは、それぞれのレバーがどのような仕組みで水を流しているのか、そして何が違うのかを基本から見ていきましょう。
まず結論から申し上げると、正しい使い分けは意外にもシンプルです。「大」は大便とトイレットペーパーを流す時、「小」は小便のみの時に使用するのが基本です。
「大」と「小」では1回あたり約2リットル程の水量の違いがあり、医学的に成人は普通、日中4~7回、夜間0~1回ほど小用を足します。これに対し「大」は1日に1~2回とされています。
このことから、正しい使い分けをするだけで相当な節水効果が期待できることがわかります。
使用場面 | 適切なレバー | 水量目安 | 理由 |
---|---|---|---|
小便のみ | 「小」 | 約3.6~6リットル | 液体のみで少量の水で十分 |
大便時 | 「大」 | 約4.8~8リットル | 固形物を確実に流すため |
トイレットペーパーあり | 「大」 | 約4.8~8リットル | 紙を確実に流すため |
ただし注意していただきたいのは、トイレットペーパーを使用する場合は、たとえ小便であっても「大」レバーを使用することです。これは女性の方に特に意識していただきたいポイントです。
節水を意識して毎回トイレを流さずにまとめて流す方もいますが、これは排水管に汚れがたまりやすくなるため、あまりおすすめできません。
トイレの性能によって差はありますが、レバーの「大」で流すと8リットル、「小」で流すと6リットル程度の水を使用します。現在の家庭用トイレでは、この約2リットルの差が基本となっています。
ただし、最新の節水型トイレでは、TOTOウォシュレット一体形便器ネオレストAHでは水量は「大」が3.8リットル、「小」は3.3リットルとなっており、技術の進歩により従来よりもはるかに少ない水量で効率的な洗浄が可能になっています。
また、トイレの年式によって水量は大きく異なります。
古い便器はタンクの水の勢いで流していたため、「大」で約20リットルの水が必要でしたが、20~30年程前には「大」で13リットルが主流となり、現在はおよそ5リットル以下まで節水化が進んでいます。
日本の住宅で「大小レバー」が広く使われ始めたのは、節水への関心が高まった1990年代以降のことです。
それ以前は、どんなときでも同じ量の水で流していたため、必要以上に水を使ってしまい、水道料金が無駄にかさんでしまうこともありました。
そこで登場したのが「大小の切り替え機能」です。これはとてもシンプルながら効果的な節水方法で、「必要なときに必要なだけ水を使う」ことを目的としています。
特に日本では、都市部を中心に上下水道の料金が高く、家庭の水の使い道の中でもトイレはお風呂に次いで多い部分です。
トイレの年式 | 「大」の水量 | 「小」の水量 | 備考 |
---|---|---|---|
昭和〜平成初期 | 約20リットル | 設定なし | 大小の切り替えなし |
20〜30年前 | 約13リットル | 約10リットル | 節水技術の導入 |
現在の標準型 | 約8リットル | 約6リットル | 一般的な家庭用 |
最新節水型 | 約4リットル | 約3リットル | 高い節水性能 |
そのため、トイレの水量をうまく調整することが、家庭全体の水道代節約に大きく役立つのです。
昭和〜平成初期に多く普及した和式トイレは、節水よりも流しきること重視の設計。
「大・小」の切り替え機能がない、一種類の水量で流れるタイプが標準やったんや。
その代わり和式トイレは詰まりにくいといったメリットがあります。
和式トイレから洋式トイレへのリフォームや違いについては以下の記事でまとめていますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
最近の節水型トイレには、「ノンホールドタイプの小レバー」が採用されていることがあります。見た目は従来のレバーと似ていますが、構造や水量に違いがあります。
上記のように、従来の「小」よりも実用性を高めたタイプといえます。
特徴 | 従来の「小」レバー | ノンホールドタイプの「小」 |
---|---|---|
水量 | 約3リットル前後 | 約4〜5リットル |
トイレットペーパー対応 | 基本的に不可 | 軽めなら可 |
使用方法 | レバーを押し続ける | 軽く押すだけでOK |
節水効果 | 高め | 節水と利便性のバランス型 |
ノンホールドタイプのトイレレバーは、見た目だけではちょっと分かりにくいこともありますが、以下のようなポイントを押さえると簡単に見分けられます。
レバーを押したときに、手を離すとすぐ元の位置に戻るタイプは「ノンホールド式」。逆に、一定の角度で止まって、水が流れ終わった後に自動で戻る場合は「ホールド式」です。
タンクの上や側面にあるラベルを確認
レバーの戻り方を観察
トイレのレバー「大」と「小」は、流れる水の量にだいたい3リットルくらいの差があります。
たとえば、「大」は約6リットル、「小」は約3リットル流れることが多いです。
この違いをしっかり意識して使い分けることで、水のムダ遣いを減らし、上手に節水することができます。
日本の一般的な家庭で、1人あたり1日約5回トイレを使うと仮定すると、そのうち3回を「小」で流し、2回を「大」で流した場合と、すべて「大」で流した場合を比較してみましょう。
このように、正しい使い分けをするだけで、年間約3,285リットルの水が節約できる計算になります。
これは家庭の水道代節約にも大きく貢献します。
女性がトイレを使用する際「小」レバーを選びがちですが、実は常に「大」レバーで流すことが推奨さrています。
ここでは、なぜ女性にとって「大」レバーの使用が推奨されるのか、その具体的な理由を見ていきましょう。
女性は、生理期間中や排泄の際に男性よりも多めにトイレットペーパーを使う傾向があります。
そのため、「小」レバーの少ない水量では、トイレットペーパーが便器の中で完全に流れきらず、残ってしまうことが少なくありません。
トイレットペーパーが残ると、見た目が気になるだけでなく、臭いやトイレが詰まる原因にもなってしまいます。
こうしたトラブルを防ぐためにも、女性の場合は特に「大」レバーを使い、しっかりと流すことが安心でおすすめです。
「小」レバーは小便のときにトイレットペーパーを使用しない男性が主に使用するためのものと覚えておいた方がええで!
小さなお子様がいるご家庭なら、しっかり用途に分けたレバーの使い方を教えてあげることで節水や詰まり予防に繋がるはずです!
最近の節水型トイレには、「ノンホールドタイプの小レバー」が付いているものも増えています。
このタイプの「小」は、従来のものより少し多めの水量で流れるよう設計されており、トイレットペーパーも含めてしっかり流せることが特徴です。
ただし、メーカーの仕様をよく確認し、使用状況に応じて判断しましょう。迷った場合は「大」で流すのが安心です。
水道代を少しでも節約しようと、「とりあえず小で流せばいい」と思っていませんか?
実はこの使い方、かえって水のムダやトラブルを招いてしまう可能性があるんです。節水のつもりで「小」を使ったはずが、逆効果になってしまうのはなぜか——。
ここではその理由と、正しい節水の考え方について詳しく見ていきましょう。
節水を意識して「小」レバーを使っているつもりでも、一度で流れきらずに複数回流すことになった場合、かえって水を多く使ってしまうことがあります。
例えば、トイレットペーパーを使った後に「小」で流したものの、紙が残ってしまって追加で2回流すことになると、合計で約9リットル(3リットル×3回)の水を使うことになります。これは「大」の1回分(約6リットル)よりも多くなってしまいます。
また、常に小で流していると、水流が弱いため、流れ切らない汚物が配管のどこかで少しずつ少しずつ蓄積されていきます。これにより、将来的により深刻な詰まりを引き起こす可能性があります。
使い方 | 使用水量の例 | リスク |
---|---|---|
適切な使い分け | 「大」1回:約6リットル | 低い |
「小」を複数回使用 | 「小」3回:約9リットル | 水量増加・詰まりリスク高 |
「小」のみ多用 | 水量は少ないが配管に汚れ蓄積 | 将来的な詰まりリスク |
節水を意識しすぎて適切でない使い方を続けると、結果的にトイレの詰まり修理費用が節水効果を上回ってしまうことがあります。
一般的なトイレ詰まりの修理費用は、軽度なもので8,000円〜15,000円程度、重度になると20,000円〜50,000円程度かかることも珍しくありません。一方、正しいレバーの使い分けによる年間節約額は、一般的な4人家族で3,000円〜5,000円程度です。
つまり、1回詰まりトラブルを起こしてしまうと、数年分の節水効果が無駄になってしまう計算になります。これでは本末転倒ですよね。
トイレの詰まりは軽度のほうが簡単に、料金も安く解消することができますので、異常を感じたら早めに対処することも重要です。
真の節水は「必要な時に必要な分だけ使う」ことです。具体的には以下のポイントを押さえることが大切です。
トイレットペーパーを使用した場合は必ず「大」で流すことを徹底しましょう。少ない水量でも効率よく流せるよう設計されている節水型トイレであっても、ペーパーがある場合は「大」が基本です。
男性の小便時など、トイレットペーパーを全く使わない場合のみ「小」を使うという使い分けが理想的です。「小」や、最新のトイレで見かける「エコ」は、男性の小用などペーパーを使わない場合に限ると覚えておきましょう。
また、一度で確実に流しきることを心がけることで、複数回流すムダを避けられます。迷った時は「大」を選ぶことで、結果的に水の使用量を抑えることができるのです。
節水トイレは、基準の水量を増やすことができるタイプもありますので、お使いのトイレの取扱説明書を確認して、適切な水量に設定することも効果的な節水につながります。
トイレの詰まりは、ある日突然起こります。放っておくと悪臭や逆流の原因にもなり、最終的には高額な修理費が発生することも。
以下のポイントを意識して、日ごろから「詰まりにくい使い方」を心がけましょう。
トイレットペーパーは水に溶けるように設計されていますが、一度に大量に使うと、水量が足りずに溶けきらず詰まりの原因になることがあります。
特に排便後にしっかりおしりを拭いたあと、さらに追加で紙を使う場合は、一度に全部流さずに、何回かに分けて流すほうが安心です。
水位がいつもより高い、流れが遅い、ゴボゴボと音がする…といった症状が見られたら、すぐにトイレの使用を中止してください。
そのまま使い続けると、水が溢れる「逆流事故」につながる恐れがあります。
応急処置として、スッポン(ラバーカップ)や専用の洗剤を使う方法もありますが、状況に不安がある場合は、早めに専門の水道業者に相談することをおすすめします。
「流せる」と書かれたシートや猫砂、生理用品なども、一度に大量に流したり、頻繁に流すと、トイレの排水管が詰まる原因になることがあります。
これらはトイレの水に溶けにくい素材が使われているため、排水管に残りやすく、時間が経つと詰まりや悪臭の原因にもなります。
そのため、できるだけこうしたものはトイレに流さず、ゴミ箱に捨てる(可燃ごみとして処分する)よう心がけることが大切です。
トイレは基本的に、排泄物とトイレットペーパーだけを流す場所として使うのが、詰まりや故障を防ぐためのポイントです。
トイレのレバーに関してよくあるQ&Aをまとめました!
疑問に思うことがあればぜひ参考にしてみてや!
「小」を2回使うより「大」1回の方が節水になる?
はい、その通りです。
「小」レバーを2回使うよりも、「大」レバーを1回だけ使ったほうが、トータルの水の使用量が少なくなることが多いです。
そのため、節水のつもりで「小」を何度も使うと、かえって水を多く使ってしまうという、逆効果になるケースもあります。
レバーを途中で戻してもちゃんと流れるの?(ノンホールドタイプ)
ノンホールドタイプのレバーは、手を離すと自動で元の位置に戻る仕組みになっています。
そのため、レバーを途中で戻してしまうと、水が十分に流れず詰まりの原因になることがあるので注意が必要です。
レバーが1つしかないけど「大・小」の切り替えは?
1つのレバーを押す方向や押し方(長押し/軽く押す)で「大・小」が切り替えられるタイプもあります。便器に貼られている表示を確認しましょう。
トイレレバーでよくあるトラブルはどんなものがありますか?
トイレレバーでは、以下のようなトラブルがよく起こります。
これらのトラブルは、無理に操作すると悪化することがあるので、気づいたら早めに点検や修理を依頼するのがおすすめです。
トイレレバーの大小使い分けは、正しく行えば年間数千円の節水効果が期待できます。
基本的には液体のみの場合は「小」、固体や紙を多く使用した場合は「大」を選択しましょう。
特に女性の方は、トイレットペーパーの使用量や生理用品の使用を考慮して「大」レバーの使用をおすすめします。
ただし、節水を意識しすぎて「小」を複数回使用すると、かえって水を無駄にし詰まりの原因にもなります。適切な使い分けと定期的なメンテナンスで、快適で経済的なトイレライフを送ることができるでしょう。