洗いのときだけ洗濯機がうるさい…故障？異音の原因と対処・修理判断ガイド

洗濯機を使っていると、「洗い」の工程でガタガタ、ゴトゴトといった異音がすることがあります。

脱水時や排水維持には特に問題がないことも多いため、「少し気になるけど様子を見ても大丈夫だろう」と放置してしまいますよね。

しかし、洗い工程のみ発生する異音は、洗濯機内部で何らかの不具合が起き始めている可能性があります。

例えば異物の混入や部品の劣化など。原因によっては放置することで症状が悪化し、修理費用が高額になるケースも。

洗濯機の異音が「洗いのみ」で起こるのはなぜ？

洗濯機の異音が「洗い」工程だけで発生する場合、その原因は洗濯機の動作特性にあります。

洗い工程では、洗濯槽やパルセーター(攪拌羽根)、ドラムが左右に細かく回転し、水を含んだ洗濯物を動かします、

この動きは、脱水や排水の工程とは異なり、洗濯機の内部に最も負荷がかかりやすいタイミングです。

そのため、

といった問題があると、洗い工程の時だけ異音が現れやすくなります。

洗濯槽・パルセーター周辺に異物が入り込んでいる

洗濯機から異音がする原因としてもっとも多いのが、小銭やヘアピン、ボタンなどの異物混入です。

ポケットの中に入っていた効果や金属製の小物が洗濯槽の隙間やパルセーター周辺に入り込むと、洗い工程で回転するたびに「カラカラ」「ゴトゴト」といった音が出ます。

異物は洗い工程の細かな動きで当たりやすいため、洗いのみ異音が出る典型的な原因といえるでしょう。

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洗濯物の偏り・入れすぎによる付加

洗濯物を一度に入れすぎたり、重い衣類が片側に偏ったりすると、洗い工程で洗濯槽に大きな負荷がかかります。

特に毛布やジーンズ、厚手の衣類をまとめて洗った場合は、洗濯槽が不安定になり、「ガタガタ」「ドン」という振動音が出やすくなります。

この場合、洗濯物の量を減らしたり、均等に入れ直すことで改善することがあります。

モーターやベルトの劣化・ゆるみ

「キュルキュル」「キーキー」といった擦れるような音がする場合は、モーターや駆動ベルトの劣化が疑われます。

ゴム製のベルトは経年劣化しやすく、洗い工程の低速回転時に音が出やすい傾向があります。

これは使用年数が長い洗濯機に起こりやすいトラブルです。

洗濯槽を支える部品(軸・ペアリング)の摩耗

内部の軸やペアリングが摩耗してくると、洗濯槽の動きが不安定になり、洗い工程で異音が出ることがあります。

この段階では洗いのみ音がすることもありますが、放置すると脱水時にも大きな異音や振動が発生するようになります。

修理費用が高額になりやすい故障のため、症状が軽いうちに修理や相談を検討することが大切です。

放置するとどうなる？洗濯機の異音を無視するリスク

洗濯機から聞きなれない音がしても、「まだ使えているから」「洗いの時だけだから」と、そのまま使い続けてしまう方は少なくはありません。

しかし、異音は洗濯機からの不調を知らせるサインであり、放置することで次のような問題に繋がる可能性があります。

異音が大きな振動に代わり、洗濯機本体の負担が増える

洗い工程で発生する異音は、内部部品にわずかなズレや摩耗が生じている状態で起こることが多いです。

この状態を放置すると、洗濯槽の回転が不安定になり、徐々に振動が大きくなっていきます。

振動が増すことで洗濯機全体に負荷がかかり、他の部品にも影響が広がっていきます。

内部部品の破損や水漏れなどの二次トラブルが起こる

振動が続くと、洗濯槽を支える軸やペアリング、排水ホースや接続部などが傷みやすくなります。

その結果、部品の破損や亀裂が生じ、水漏れや排水不良といった二次的なトラブルを引き起こすことがあります。

修理範囲が広がり、費用が高額になりやすい

異音が出始めた初期段階であれば、調整や一部部品の交換だけで済む場合もあります。

しかし、放置して症状が進行すると、複数の部品交換が必要になり、修理費用が高額になる傾向があります。

場合によっては、修理費用が洗濯機買い替え費用に近づいてしまうことも。

自分で確認できるチェックポイント

洗濯機の異音に気づいた場合、すぐに修理を依頼する前にまずは自分で確認できるポイントをチェックしてみましょう。

原因によっては簡単な見直しで改善するケースもあります。

洗濯物の量が多すぎないか確認する

洗濯物を一度の洗濯で入れすぎると、洗い工程で洗濯槽に過度な負荷がかかります。

特に水を含むと重くなる衣類が多い場合、回転時にバランスが崩れ、「ガタガタ」「ドン」といった異音が出やすくなります。

一度洗濯物の量を減らし、少なめに運転してみることで音が改善されるか確認してみましょう。

ポケットの中に異物が入っていないか

洗濯時に、衣類のポケットに小銭や鍵、ヘアピンが入っていなかったか思い出してみましょう。

金属製の異物が洗濯槽の内部に入り込むと、洗い工程で当たり、異音の原因になることがあります。

洗濯機が水平に設置されているか

洗濯機が傾いて設置されていると、洗い工程で振動や異音が出やすくなります。

床との設置状態や、脚の高さがあっているかを確認してみてください。

こんな異音・症状が出たら修理相談を｜メーカー修理の選び方

洗濯機の異音が一時的なものであれあば様子を見る選択肢もありますが、次のような症状がみられる場合は、早めに専門家へ相談することをおすすめいたします。

修理相談を検討すべき異音・症状

以下に当てはまる場合は、自己対応が難しい状況といえます。

メーカー修理に相談したほうが良いケース

洗濯機そのものの構造や、電気部品が原因と考えられる場合は、メーカーへの修理相談を検討しましょう。

純正部品での修理が必要になることも多いため、こうしたケースではメーカー対応が適しています。

水道修理業者に相談した方が良いケース

一方で、異音の原因が排水周りや設置状態に関係している場合は、水道修理業者も対応が可能です。

こうした水回りに関するトラブルは水道修理業者の得意分野です。

24時間即日対応している業者も存在するので、「急ぎで見てもらいたい」「今日中に修理してほしい」といった場合にも相談しやすい特徴があります。

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迷ったときは「比較してから相談」するのもひとつ

「どこに相談すればいいのかわからない」というときは、水道修理業者の比較サイトを活用することもおすすめです。

対応内容や、対応できる地域(近くの水道屋さん)を一覧で確認できるため、業者選びの手間を省くことができます。

見積もりは無料で対応してもらえることも多いので、まずは気軽に相談してみましょう。

洗濯機の異音(洗いのみ)に関するよくある質問≪Q＆A≫

まとめ

洗濯機の異音が「洗い」の工程だけで発生する場合、洗濯物の偏りや異物混入といった軽い原因から内部部品の劣化まで様々な原因が考えられます。

一時的な音であれば大きな問題にならないこともありますが、同じ異音が続いたり、以前より音が大きくなっている場合は注意が必要です。

洗濯機の異音を放置すると、振動の増加や部品の破損、水漏れといったトラブルにつながり、結果的に修理費用が高額になることもあります。

洗濯物の量や入れ方を見直しても改善しない場合は無理に使い続けず、専門家へ相談することが安心につながります。