
近くの水道屋さんが見つかる
ポータルサイト
おすすめの水道修理業者のクチコミや評判を掲載




洗濯機の下に設置されている「防水パン」は、水漏れや排水トラブルから床を守る大切なパーツです。
ただ、長年使っていると割れたり、洗濯機を買い替えるとサイズが合わなくなったりして、「防水パンを交換したい」というケースも少なくありません。
また、ドラム式の洗濯機を設置する場合に、防水パンのサイズが小さくて設置できないケースも。
その際には、「自分で防水パンを交換できるのか?」「防水パンの交換を水道修理業者に依頼した場合いくら費用がかかるのか」について気になりますよね。
ビアス本記事では、防水パンの「交換方法」「選び方」「交換に掛かる費用」を紹介します。



防水パンの機能や必要性についても詳しく解説していくで!
防水パンの交換について悩んでいる人はぜひ最後まで見たってや!


洗濯機の下に設置されている「防水パン」。普段あまり意識することのない設備かもしれませんが、実は水漏れや床の劣化を防ぐためにとても大切な役割を果たしています。
「そもそも防水パンって何のためにあるの?」「どんな仕組みで水を防いでいるの?」と疑問に感じたことはありませんか? ここでは、防水パンの基本構造と役割について、わかりやすく解説します。
防水パン(“ウォーターパン”や“ドラムパン”とも呼ばれることがあります)は、主に洗濯機を設置する際の床の水濡れや滴下水・排水漏れを受け止めるための受け皿です。
以下のような構成要素と機能を持っています。
| 構成要素 | 内容 |
|---|---|
| パン本体(受け皿部分) | プラスチック、樹脂、金属製など。洗濯機の底部からの水滴や洗濯中の跳ね水を受け止めます。 |
| 排水口・トラップ部 | 防水パン内に溜まった水を排出するための孔・管。漏れを防ぎ、臭いや虫の侵入も防止するためのトラップ付きのものもあります。 |
| 固定用ビス・パッキン | パンを床にしっかり固定し、水が床下に流れ込まないように隙間を埋めるためのゴムパッキンなどが用いられます。 |
これらのパーツが適切に機能することで、水漏れのリスクを下げ、床の傷みやカビ発生など二次被害を防止します。
防水パンがない、または劣化している場合、以下のような問題が発生する可能性があります。
洗濯機のホースや排水口からの微量な水が床に沁み込み、木材・床下地材の腐食、カビ発生、さらには床下梁や構造材の劣化につながることがあります。
特に集合住宅では、洗濯機下や排水部からの水漏れが階下に影響を及ぼすことがあり、大きなトラブル・損害賠償問題につながる恐れがあります。
防水パンが水を受けっぱなしの状態・排水が悪い状態だと、水が滞留してカビが発生しやすく、臭いや衛生上の問題になります。
水が洗濯機底部に直接当たるような状態だと、底部の部品(モーター、配線等)の劣化を早める原因にもなり得ます。
床が濡れて滑る危険があったり、掃除がしにくかったりという日常のストレスもあります。
洗濯機は長く使い続けることが多いため、はじめから防水パンが据え付けられていた場合、改めて防水パンの交換を考える人は少ないですよね。
洗濯機の防水パンの交換を考えるべきタイミングは、次のとおりです。
防水パンは強化プラスチック製で、洗濯機の重さや振動に耐えられるように作られています。
とはいえ時間の経過とともに劣化は進んでいるため、前触れなく破損する可能性があります。
ひび割れや穴があると、防水機能が十分に発揮されず水漏れのリスクも高まるため、早めの交換がおすすめです。
洗濯機の重みで防水パンが変形してしまっている場合、排水がうまくできなかったり、水が一部に溜まりやすくなったりします。見た目では気づきにくいですが、排水不良の原因になります。
防水パンの交換が必要になるのは、劣化だけではありません。以下のような状況も要注意です。
とくにドラム式洗濯機のような大型の洗濯機に買い換える場合は、それまで使用していた防水パンのサイズと合わなくなる可能性が高いです。
またドラム式洗濯機の場合は重量があり移動が困難なため、始めからある程度高さのある防水パンを使用する必要があります。
排水口の位置ズレは見逃されがちですが、トラブルの原因になりやすい重要ポイントです。
濯機と防水パンをセットで設置・交換する場合には、必ず排水口の位置とホースの取り回しを確認しましょう。
ホースが曲がったり潰れたりすると、水が流れにくくなり、逆流やあふれの原因になります。
空気がうまく抜けず、「ゴボゴボ」「ポコポコ」といった不快な音が発生することがあります。
無理な接続はホースの脱落や水漏れのリスクを高めます。
防水パンの下や周囲が常に湿っている場合、どこかから水が漏れている可能性が高いです。パン自体の破損、接続部の緩み、排水トラップの故障などが原因になります。


適切な防水パンのサイズを選ぶためには、まず洗濯機の寸法を正確に測定し、それに合ったサイズの防水パンを選ぶことが重要です。
とくに「洗濯機を新しくしたが防水パンはそのまま」という人が多く、設置段階になってサイズが合わないというケースが多くみられます。
洗濯機と防水パンのサイズは必ずセットで考えるようにしましょう。
洗濯機の取扱説明書やメーカーの公式サイトを見ると、推奨される防水パンのサイズが記載されているため参考にしてみてください。
防水パンは、一般的に以下の規格(外寸)で販売されています。
• 64cm×64cm
• 74cm×64cm
• 80cm×64cm
マンションやアパートに多いのが 正方形の64cm×64cmサイズで、もっとも一般的なサイズといえます。
一方で、大型やドラム式洗濯機の場合は 74cm×64cm〜80cm×64cmサイズのものが多くなります。
これらの中から、洗濯機にもっとも合ったサイズを選ぶようにしましょう。
正しいサイズの防水パンを選ぶためには、まず洗濯機のサイズを測る必要があります。
防水パンは高さもあるため、乗せたときの洗濯機の高さも考慮してください。
サイズを測る流れは次のとおりです。
洗濯機の寸法には多少の誤差があるため、少し大きめのサイズを選ぶと安心ですね。
ただし設置場所が寸法ギリギリの場合、防水パンが入らない!とならないよう確認しましょう。



最近ではキャスター付きの台や、おしゃれなデザインも増えているから、サイズを測った上で好きなタイプに交換できるで!



洗濯機の防水を防ぎつつ、理想のスペースに合ったものを選べるとステキですよね!
ドラム式洗濯機はタテ型洗濯機と比べてサイズが大きくなるため、通常の防水パンでは収まりきらないケースがあります。
引越し時や洗濯機の買い替え時は、これまでの防水パンとサイズが合うかどうか必ず確認してください。
ドラム式洗濯機の一般的な寸法は、防水パンのサイズが64cm×64cm(内寸59cm×59cm)です。
ただし大型になるとこのサイズには収まらない場合もあり、ドラム式洗濯機専用の大型防水パンが販売されていることもあります。
古いマンションなどの据え付けタイプでは、タテ型洗濯機用の小さめの防水パンが設置されていることが多いので注意しましょう。
防水パンを設置する際は、壁とぴったりくっつけず1cm以上は隙間をあけてください。
振動音の原因になるほか、のちのち排水ホースが通せなくなる可能性もあります。
また、洗濯機と防水パンの間にも少なくとも1cm以上の隙間が必要です。
これは洗濯機から排出される水を、排水口までスムーズに流すためです。
さらに、ドラム式洗濯機の場合は扉を開くための奥行きも必要になります。
実際に使うときのイメージをしながら、防水パンと洗濯機の置き方を考えてみてくださいね。
設置時には、据え付けの蛇口と干渉しないように注意が必要です。
蛇口の高さが低すぎた場合、洗濯機とぶつかってしまうケースがあります。
ドラム式洗濯機は大型のため、水の供給や排水のために適切なスペースが必要です。
そのため、蛇口と洗濯機の間には最低でも10cm以上の間隔をあけてください。
これにより、洗濯機の水の供給ホースや排水ホースの接続がスムーズに行えます。
あまりにも蛇口が洗濯機に近い場合は蛇口を取り替えるか、蛇口延長パイプを使用するなどの対策が必要です。
蛇口の取り替えは大掛かりな工事になってしまうため、どちらかといえば蛇口延長パイプの利用が現実的でしょう。


防水パンが劣化したり破損したりした場合、交換が必要です。
洗濯機の設置作業がひととおりできる人であれば、交換作業も比較的簡単といえます。
ここでは、防水パンの交換作業を自分で行う場合の方法や費用について見ていきましょう。
自分で交換を行う場合にかかるのは材料費と、必要な場合は古い防水パンの処分費用となります。
もし工具が足りない場合はその分も考慮しましょう。
| 防水パンの購入 | 約5,000〜20,000円 |
| 排水トラップ・排水エルボの購入 | 約2,000〜3,000円 |
| 用意する工具 | レンチ、ドライバーなど(自前で用意可能) |
| 作業時間 | 約30分〜1時間程度 |
| 作業人数 | 1人〜2人 |
| 設置費用 | なし |
防水パンの交換作業に必要な工具は、おもに次のものがあります。
防水パンは、ホームセンターやインターネットのショップ、または洗濯機販売店などで購入できます。
価格は種類やサイズ、材質によって異なるものの、一般的には5,000円〜20,000円程度です。
防水パンには、排水口との接続部分である排水トラップや排水エルボがついたものもあれば、簡易的なただの板の状態で売っているものもあります。
通常は排水トラップ・排水エルボもセットで必要になるため、誤って購入しないようにしてください。
防水パンの交換手順は次のとおりです。
手順そのものは簡単ですが、取り外しや設置時に重い洗濯機の移動作業があります。
そのため、1人でやるよりも家族がいるタイミングで交換を行うのがおすすめです。
取り外した防水パンの処分については、自治体の指定にしたがってください。
ドラム式洗濯機の防水パンには規格があり、サイズや設置場所にも注意が必要です。
自分で交換する場合は必要な工具を用意し、慎重に作業を行いましょう。
取り付けが甘いと水漏れの原因になるため、設置後は必ず一度水を流して確認してみてください。
また新しい防水パンのサイズによって蛇口に当たったり、排水口の位置が合わなくなったりする場合は、無理せず業者に依頼するのがおすすめです。
洗濯機の重さは一般的に 30〜80kg。ドラム式は特に重く、1人での持ち上げ・移動は危険です。
必ず2人以上で作業することを推奨します。
洗濯機の底にキャスターが付いていない場合は、「洗濯機移動台車」や「リフター(テコ式)」を使うと安全に移動できます。
作業中に床や壁を傷つけないよう、段ボール・毛布・養生シートを敷いて作業環境を整えておきましょう。
洗濯機の脚や防水パンのビスが床に当たって傷がつくリスクを軽減できます。
作業を始める前に、以下を必ず確認しましょう。



排水口には異物や臭いの元になる汚れが溜まっていることがあります。手袋と雑巾で事前に掃除しておくと、作業後のトラブルを防げます。


防水パンの交換は自分でも不可能ではありませんが、水道業者に依頼するのがおすすめです。
防水パンの交換には水道工事の知識、工具の使用など一定の技術が必要で、さらに重い洗濯機を移動する作業も加わります。
また蛇口の高さや排水口の位置の変更が必要になった場合、素人では対応が難しくなるでしょう。
もし素人が取り付け作業を行って不適切な設置をしてしまうと、洗濯機が破損したり、防水機能が十分でなくなったり、床や壁に水漏れが起こったりするなど、トラブルが発生する可能性もあります。
すると修理費用がかかるだけでなく、家の中が水浸しになるなどの二次被害も出るかもしれません。
また適切な防水パンのサイズや必要な工具などを考えるのが手間だ、業者に頼んで綺麗に確実にやってもらいたいという人もいますよね。
自分で交換するよりも費用はかかってしまいますが、安全かつ確実に防水パンの交換を行うなら水道業者に依頼するようにしましょう。
業者に防水パンの交換を依頼した場合の費用相場は次のとおりです。
| 作業内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 防水パンの購入 | 5,000円〜20,000円 |
| 防水パンの取り外しと設置 | 10,000円〜30,000円 |
| 廃棄物処理費用 | 0円〜5,000円 |
| その他の部材・消耗品代 | 0円〜5,000円 |
見積もりは無料でできる場合が多いですが、追加で料金が発生しないよう、はじめによく確認しておきましょう。
可能であれば複数の業者に見積もりを依頼し、比較してみるのがおすすめです。
また、業者によっては「防水パン本体代金+工事費+廃棄物処理+保証」がすべてコミコミのセット料金を用意していることもあります。
セット料金だった場合は22,000円〜55,000円程度が相場です。
防水パンは必ずしも必要なものではないため、できる限り交換費用は抑えたいですよね。
次に当てはまる場合は、交換費用を抑えられる可能性があります。
賃貸住宅に住んでいる場合は、大家さんや管理会社に相談してみるのもひとつの方法です。
防水パンははじめから備え付けのことが多いため、劣化や破損による交換であれば修理費を負担のうえ対応してくれる可能性があります。
防水パンの交換で費用がかさむケースは、蛇口の高さや排水口の位置を変更する場合です。
これを防ぐためには、今まで使っていた防水パンや洗濯機のサイズを変えないことが理想です。


洗濯機の防水パンの交換時には、「排水エルボ」が欠かせません。
排水エルボは、洗濯機の排水ホースと排水口を接続する部品の一種です。
排水口には「排水トラップ」という器具が取り付けられていて、これとホースをつなぐ役割を持ちます。
洗濯機の排水ホースと配水管を直接つないだ場合と比べ、排水エルボを使うことで水漏れを防ぐ効果があります。
排水エルボはホームセンターで500円程度〜購入可能です。
防水パンの交換時に一緒に新しくしてもいいでしょう。
排水エルボは、大きく分けて次の3種類があります。
白いプラスチック製のエルボがもっとも一般的で、ほとんどの人が見たことがあるタイプです。
透明なプラスチック製のエルボも、白ほどの普及率ではありませんが家庭でよく使われます。
黒いゴム製はかなり古いタイプで、据え付けタイプは劣化の恐れがあるため注意が必要です。
排水エルボの取り付け時は、洗濯機の排水ホースを正しく接続することが重要です。
排水エルボと排水管の接続部分にシール材を使用し、しっかりと密着させましょう。
ここの取り付けが甘いと洗濯機の故障や水漏れなどのトラブルを引き起こす原因になるため、注意してください。





防水パンの交換に関してよくあるQ&Aをまとめました!



時間に余裕のある人はぜひチェックしてみてや!
防水パンは必ず設置しないといけないのですか?
必須ではありませんが、設置を強くおすすめします。
防水パンは洗濯機からの水漏れや排水トラブルの際、床や階下への被害を防ぐ役割を果たします。マンションでは管理規約で設置が義務づけられている場合もあるため、事前に確認しましょう。


ドラム式洗濯機には専用の防水パンが必要ですか?
はい、サイズや高さに注意が必要です。
ドラム式は横型で本体が大きいため、通常の防水パンでは収まらないことがあります。低床タイプやフラットパンを選ぶのが一般的です。
防水パンと排水エルボの関係は?
排水エルボは、防水パンの排水口と洗濯機のホースをつなぐ重要部品です。
適切な種類・サイズを使わないと水漏れや接続不良につながります。パンと一緒にセットで交換・確認しましょう。


本記事では、洗濯機の防水パンの交換方法や費用について解説しました。
普段はとくに意識しませんが、じつは防水パンは水漏れや悪臭・虫の侵入などを防いでくれる優秀な存在です。
防水パンの交換は、劣化・サイズ不一致・機種変更時などに必要になることが多く、放置しておくと水漏れやトラブルにつながります。
自分で交換することも可能ですが、状況によっては業者に頼んだ方が確実で安全です。



この記事でご紹介した内容が、防水パンを交換したといったお悩みにお役立ちできれば幸いです!



自分で新しい防水パンを取り付けるのが不安、安全に防水パンを取り付けたいといった人は僕ら水道修理業者にも相談してな!

