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水道トラブルが起き業者を呼んだら「ぼったくられた!?」という被害が報道されています。
被害に合わない為にはどうすればいいのか、お悩みの方も多いでしょう。
この記事では「悪質な水道業者のトラブル事例」「優良な水道業者の選び方」について解説していきます。
水道業者は、家庭や事業所などの水回りのトラブルに対し、修理やメンテナンスを行う専門業者です。
しかし、中には悪質な業者も存在し、高額な料金を請求されてぼったくられるケースが増えています。
「自分は引っかかるわけがない」と思うかもしれませんが、急な水回りのトラブルが起きると、焦って冷静な判断ができなくなる可能性もありますよね。
そこで、悪質な水道業者がどんな業者なのかを知っておくことで、適切な対処が可能になります。
悪質な水道業者の特徴は次のとおりです。
それぞれくわしく解説しますね。
チラシやマグネットなどでよく見るような業者は、「◯◯サービス」という屋号だけを前面に出し、会社概要をきちんと記載していないケースがあります。
悪徳業者はトラブルが起きると、屋号だけを変えて何度も同じことを繰り返すことも多いからです。
また、正当な営業許可を持っていない場合もあり、はっきりとした情報を出していない業者の場合は注意が必要です。
まずは事業所の所在地・電話番号・設立年月日などがきちんと記載されているかをチェックするようにしましょう。
水道業者をインターネット検索すると、「作業料1,000円以下」などといった異様に安い作業料金を謳い文句にしている業者が出てくることがあります。
本当に技術のある業者であれば、作業員にしかるべき給料を払っているはず。
そもそも水道修理はきちんとした資格や経験が必要な専門職であり、このような格安料金でできるものではありません。
こういった業者は格安で客をおびき寄せ、あとから不要な作業を追加請求してぼったくる可能性が高いでしょう。
悪質な水道業者は、トラブル状況や作業内容などの説明をしないまま作業をすすめることがあります。
これは、後で不要な作業を追加して高額な料金を請求するための手口の一つです。
コミュニケーションをとろうとせず、黙々と作業を進めているような場合は要注意。
「今はなんの作業をしているんですか?」などと、こちらから聞いてみるのもトラブル防止には有効です。
作業前に見積もりを提示しない業者にも注意が必要です。
これによって一方的に作業を追加し、高額な料金の請求をすることが可能になるからです。
作業内容をはっきりと明かさず、あとから「説明しろと言われなかった」などとしらばっくれる可能性も考えられます。
作業内容や見積もりは口頭だけでなく、書面で発行してもらうのが確実ですよ。
悪徳業者は、説明もなく勝手に追加作業をおこなうことがあります。
作業が終わって気づいたときには、料金が高額になっていた…というトラブルも多いもの。
たとえあとから追加の作業が必要になった場合でも、きちんとした業者であればその都度説明し、こちらの了承を得るのが普通です。
また、悪質な業者は修理やメンテナンスの際に故意に不良品を使ったり、修理箇所を複数に分けて作業を行ったり、といった不正行為を働くこともあります。
頼んだ覚えのない作業をしている、態度があやしいなどの動きがないよう、作業中はコミュニケーションをとりながら様子を見ておくようにしましょう。
本来は不要であるはずの作業を、強引に勧めて勧めてくることもあります。
たとえば、ただのトイレつまりであっても「便器を外さなければ修理できない」などといって作業を増やし、追加料金を請求するケースです。
こちらが素人であることにつけ込み、不安をあおるような言い方で巧みに誘導してくるため注意が必要です。
「追加で◯◯の作業をしなければなりません」などと言って追加作業を行った結果、高額な料金を請求してくるパターンもあります。
または、黙々と作業していると思ったら、相談もなく勝手に作業を追加していた、というケースも。
作業開始前の見積もりの時点で「必要な作業はなにで、料金はどのくらいになるのか」を必ず確認しておきましょう。
もし、必要な作業以外を勝手に追加していたのなら、こちらに払う義務はありません。
悪質な水道業者の代表的な特徴として、高圧的な態度で接してくることが挙げられます。
たとえば、水漏れの修理を依頼した場合に「早くしないと大変なことになるぞ」といったように恐怖心をあおるような言葉を投げかけたり、高額な料金を請求したりします。
このような高圧的な態度で消費者を不安な気持ちにさせ、本来は不要な料金まで払わせようとするのが、悪質業者の常套手段です。
男性作業員が、あえて女性や年配の人しかいない家を狙うこともあるので注意が必要です。
ここまで、悪質な水道業者の特徴についてご紹介しました。
では実際に、どういった料金トラブルが起きやすいのでしょうか?
実際に起きている料金トラブルには次のものがあります。
それぞれ解説しますね。
ある日突然、水道業者から飛び込み営業の訪問を受けた事例があります。
業者は「水道管にヒビが入っているので、すぐに修理をしなければ大変なことになる」などと言い、水道管の修理を勧めてきました。
しかし結果として業者が勧めた修理は不要であり、高額な請求を受ける結果となったケースです。
飛び込み営業の業者は素性が知れないため、簡単に信用するのは危険です。
口ではうまいことを言ってくるので騙されそうになりますが、その場で工事を即決してはいけません。
実際にあるのが、水道局の職員になりすまして「水漏れが起きている」などと言い、高額な作業を勧めてくるケースです。
それらしい服装や態度を装っていると騙されてしまいそうですが、もし水漏れが起きている場合はハガキや電話で通知を行うのが一般的です。
また、家の中での水漏れは「自己責任」と判断され水道局の管轄ではないため、そもそも作業を勧めてくる理由がありません。
見た目や態度で信じるのではなく、少しでもおかしいと思ったら身分証の提示などを求め、必要なら水道局に直接確認してみましょう。
作業前の説明や見積もりを出さず、いきなり作業を始めるといったケースです。
こちらは早く直してほしいのでうっかり容認しそうになりますが、最初に作業内容を聞いておかないとトラブルにつながります。
また、「キャンセル料」や「出張料」という名目でどんどん追加し、高額請求するケースもみられます。
どの作業にどのぐらいの料金がかかるのかは、あらかじめ確認しておきましょう。
水道業者で「見積り無料」をうたっているところは多いもの。
しかし、実際には見積もりの内容によって料金がかかるか、かからないかが決まります。
たとえば蛇口の種類が単水栓であれば無料、混合水栓であれば作業が複雑になるため追加料金がかかるといったケースもあります。
こういった事態を防ぐためには、電話やインターネット見積もりの時点で状況をくわしく説明し、その上で見積り料金がかかるかどうかを聞いておくことです。
早く直したいからと、思いこみだけで焦って呼んでしまうとトラブルの元になります。
悪質な業者が高額な作業を請求した上、さらに施工ミスが発生して追加工事が必要になるケースもあります。
ただでさえ高額な支払いをしたのに、さらに追加の作業が必要になっては二次被害を受けることになりますよね。
信頼できる業者であれば、万が一施工ミスが起きたとしても、保証やアフターサービスが使えることが多いです。
作業の途中で「追加の工事が必要だ」と言われ、断るとそこまでの料金を請求されたというケースです。
たとえば蛇口の修理の際、はじめはパッキンの交換だけで済むと言っていたのに「蛇口本体を交換しなければならない」と言い出し、高額な料金をとろうとするといった例があります。
交換を断っても「ここまで作業した分を払ってくれ」と言われ、ついつい払ってしまうケースが少なくありません。
しかし、本当に必要な修理作業でないなら、本来こちらが支払う必要はないのです。
こういった事態を防ぎ、本当に必要な作業内容を見極めるためにも、見積もりは必ず複数業者でとるようにしましょう。
このように、水道修理は素人には扱いづらい面もあり、悪質業者に当たってぼったくられるケースが後を経ちません。
ぼったくり業者の特徴や事例がわかって見極められるようになっても、たくさんの水道修理会社がある中で、優良な水道業者はどうやって選べばいいの?と思うのではないでしょうか。
ぼったくられないための、優良な水道業者の選び方のポイントは次のとおりです。
それぞれ解説していきます。
まずは、必ず水道局指定工事店の業者を選ぶことです。
水道局指定工事店は、各自治体が認定する条件を満たした業者だけが名乗ることができ、水道設備責任技術者が在籍しているという証明になります。
知名度が高かったり、会社の規模が大きかったりしても、水道局指定工事店に認定されていないというケースもありえます。
必ずホームページなどで指定店の有無を確認しましょう。
ある程度の実績がなければ認定されないことから、ぼったくられないための大きな目安のひとつになるといえます。
また、水道局が把握している業者なので、万が一トラブルがあった場合でも消費者生活センターへの相談が有効になる可能性も高いです。
料金設定が適切かを確認することも大切です。
料金が高すぎる場合には、本当に修理内容に見合っているのかを判断しなければなりません。
一方、料金が安すぎるとその水道業者が提供するサービスの質が低く、あとからトラブルが起きたり追加で工事が必要になったりする可能性もあります。
まずは次のような料金プランやサービス内容について、あとから「ここに料金がかかるなんて聞いていなかった!」とならないよう、よく確認するようにしてください。
実際の作業を行う前に、作業内容や料金の説明、見積もりを掲示してくる業者を選びましょう。
ここを曖昧にすると、あとから追加で料金が発生する可能性もあります。
見積もりの内容に不安やわからない点があれば必ず確認し、納得してから作業に入ることが大切です。
また、優良な業者間では、2社以上から見積もりをとる「相見積もり」は常識です。
病気にもセカンドオピニオンという考え方があるように、比較検討することで正しい判断がしやすくなります。
もし相見積もりをしぶるような業者であれば、なにかやましいことがあるのかもしれません。
インターネットから申し込むとわかりにくいですが、電話対応や訪問した作業員の対応が適切かどうかで、優良な業者かどうかが判断できます。
こんなときは注意が必要です。
実際に利用した人の口コミや評判を確認するのも有効です。
とはいえ、インターネット上の口コミや評判はいくらでも操作できてしまうので、100パーセント信用できるとはいえません。
可能であれば友人や家族の口コミがあると理想的ですね。
業者のホームページを見てみると、これまでの実績が書いてあることもあります。
実績が多ければそれだけ技術力にすぐれ、多くの人に選ばれていると判断できます。
ここまで、ぼったくり業者の特徴や具体例について見てきました。
これらを踏まえ、ぼったくり業者の被害に合わないための対策は次のとおりです。
それぞれ解説しますね。
見積もりは必ず2〜3社以上から取りましょう。
必要な作業内容での相場がわかれば、高すぎる・安すぎるといった比較ができます。
面倒に感じるかもしれませんが、あとから高額請求される可能性を減らせると考え、手を抜かないことが肝心です。
急なトラブルで焦ってしまい、はやく直したいという気持ちはわかります。
しかしよく確認しないままサイン・契約をしてしまうと、後々のトラブルにつながりやすいです。
必ず作業内容、何の作業にいくらかかるのか、その作業は本当に必要なものなのかどうかを確認してからサイン・契約をしてください。
作業中に不明な点があれば、遠慮なく業者に質問しましょう。
また、業者が作業中に追加料金を要求してきたら、納得できるまでその理由を説明してもらってください。
本当に必要な作業であり、適正な料金だと判断できれば納得がいくはずです。
水道工事や修理は、生活に直結する大事な作業です。
とくに高額な工事を依頼する場合は、家族としっかり相談してから決めるのがおすすめです。
また、自分ひとりではなく第三者が介入することで、ぼったくり業者に騙される可能性も減らせます。
どんなに気をつけていても、ぼったくり業者の被害にあってしまうことはあるでしょう。
また、すでに被害にあって対処法を知りたいという人もいるかもしれません。
もしぼったくり業者の被害にあってしまったら、次の手順で対処しましょう。
順番に解説しますね。
業者から高額な請求があった場合、まずは支払わないことです。
一度支払ってしまうと、取り返すのが難しくなります。
支払ってしまったあとであれば、可能なら業者と交渉しましょう。
明細書や請求書などに不当な点があれば追求できます。
「他の業者で見積もりしてもらったら◯◯はおかしいと言われた」というように、相場と比較して納得できない点があれば指摘するようにしましょう。
つぎに、警察に被害届を提出してください。
水道工事の詳細や業者の情報などを伝え、詐欺被害届を提出することで、警察が捜査を進めてくれる可能性があります。
また、業者名や特徴がわかれば、このあと同じような被害にあう人を減らすことにもつながります。
被害届を出すのが難しかったり、業者との交渉がうまくいかなかったりした場合、消費生活センターに相談するのも一つの方法です。
所属している消費生活アドバイザーが相談に乗り、被害の状況や証拠などを確認した上で、業者との調停や解決方法を提案してくれます。
このとき、クーリングオフを適用できるかどうかも相談してみましょう。
消費生活センターでは、消費者トラブルを防ぐためのアドバイスも受けることができます。
業者との交渉や消費者相談でも解決が難しい場合は、法的手続きも検討しましょう。
弁護士への無料相談会などが行われることもあるため、まずは相談してみるのがおすすめです。
水道工事を依頼する際には、ぼったくり業者に騙されないように注意が必要です。
しかし、どの業者が信頼できるのか見極めることは簡単ではありません。
ここまで解説してきたとおり、優良な水道業者を選ぶポイントを押さえて選ぶことが大切です。
それでもぼったくり業者に騙されてしまった場合には、すぐに警察や消費生活センターに相談しましょう。
被害が大きい場合は、弁護士に相談することも視野に入れて動いてくださいね。
この記事では、悪質な水道業者の特徴やトラブル事例、優良な水道業者の選び方について解説しました。
水道業者に修理を頼むときは、必ず2〜3社から見積もりを取って比較検討しましょう。
また、すぐにサインや契約をしないようにし、いったん家族や信頼できる友人に相談するのがおすすめです。
知名度のある業者を装ったり、ありもしない不備をねつ造したりと、悪質業者はあの手この手で私たちを狙っています。
それらしい言葉に騙され、ぼったくられてしまっては後の祭り。
対策方法や悪質業者の見極め方を知っておくことで、甘い言葉に惑わされることなく、被害にあう可能性を減らせます。
水道トラブルは、いつなんどき起こるかわかりません。
もしトラブルが起きてしまったときでも、ぼったくり業者かそうでないかをしっかりと見極め、安心できる水道業者に依頼するようにしましょう。