水道修理費用の支払いについて：業者選びのポイントと支払い方法

水道修理に関するトラブルは突然起こることがあります。

例えば、水漏れや詰まりなどの問題が発生した場合、素早い対応が必要となります。

修理をするには、専門の水道修理業者に依頼することが多いと思いますが、急なトラブルで支払いに関して困ってしまう事もあると思います。

そのため、業者選びや支払い方法について、事前にしっかりと確認しておきましょう。

本記事では、水道修理の費用支払いについて「支払い方法の種類や注意点」「業者選びのポイント」を解説します。

水道修理時の支払方法を紹介

まず初めに、どのような支払い方法を選べるのか？紹介します。

水道修理時の支払い方法としては、以下の方法があげられます。

一般的なのは現金払いですが、修理業者によってはクレジットカード払いや、電子マネー決済にも対応しています。

クレジットカードやコンビニ払い、銀行振込を選択すれば、たとえ現金を持ち合わせていなくても安心です。

電子マネー決済や、QRコード決済にも対応している修理業者もいますので、手軽に支払いをできます。

それぞれの支払い方法で利用できる種類や支払いの流れ、発生する手数料についても詳しく解説します。

現金払い

基本的なのが、「現金払い」です。

タイミングとしては、修理完了後に支払うのが一般的となります。

修理完了後、修理業者から請求書が渡されますので、内容を確認し代金を支払いましょう。

現金払い時の注意点

現金払いの場合は、修理完了後に即時支払う必要がありますので、現金の持ち合わせが必要となります。そのため、見積もりが可能であれば施工前に見積もりを出してもらうと安心です。

万が一、持ち合わせがない場合は、ほかの支払い方法が可能か聞いてみましょう。ただし、大手の業者でない場合や業者によっては、現金払いのみのところもあります。修理前に見積もりや支払い方法について、確認しておくのがおすすめです。

クレジットカード払い

2つ目は、クレジットカード払いです。クレジットカード払いを選択すれば、現金の持ち合わせがない状況でも対応できます。

クレジットカード払いは、後日あらためてコンビニや金融機関へいく時間がない方にもおすすめの支払い方法です。支払い方法についても後述で解説します。

当たり前ですが、クレジットカードを所持しておかなくては利用できない決済方法です。

利用できるカードブランドの種類

有名どころのブランドであれば、どの業者においても利用可能なことが多いです。具体的にはVISA・Master Card・JCB・American Express・Diners Clubなどの国際ブランドであれば安心でしょう。

一部クレジットカードは利用できないこともありますので、不安な場合は前もって修理業者へ確認してください。

カード利用手数料について

クレジットカード決済を選択した場合は、カード利用手数料は事業者側が負担するのが基本です。何より手数料を利用者へ請求するのは規約違反となります。

ただし、クレジットカード自体の年会費や分割手数料は、利用者側での負担となります。
分割払いはお金がないときに便利ですが、金利が掛かりますので注意しましょう。

なお、一括払いには手数料はかかりません。手数料を払いたくない場合は一括払いを選択しましょう。

クレジットカード払い時の注意点

クレジットカード払いの注意点としては、「使っているブランドが使用できるかどうか？」と、「分割払いの可否」です。

前述で説明した、国際ブランドであれば利用可能なケースが多いですが、一部ブランドは利用できないこともありますのでご注意ください。

また、修理業者によっては一括払いのみ可能なこともあります。分割払いを希望する場合は、修理前に業者へ確認しておくと安心です。

クレジットカード払いを嫌がる業者もいる

クレジットカード払いは、水道修理業者によっては嫌がられるケースもあります。なぜなら、クレジットカード払いを選択すると、業者はクレジットカード会社へ手数料を支払わなければならないためです。

支払い額としては数％ですが、費用がかさんでしまうほか、手間になるためクレジットカードでの支払いを嫌がる業者もいるのが事実でしょう。

決済端末に記録が残るリスク

クレジットカードを利用すると、決済端末に利用記録が残ります。そのほかにも、クレジットカードの利用情報は、すべてカード会社が保管しています。

また、利用明細書として自宅に届くケースもありますので、利用情報を残したくない場合は、クレジットカードでの支払いはやめるべきでしょう。

クレジットカード決済の方法は業者により違う

クレジットカードの決済方法は以下の2パターンあります。

どちらの手段で行うかは業者次第です。端末による決済であればその場で支払いが完了しますが、メールで決済URLが送られてくる場合は、後日になる可能性があります。

決済URLから支払う場合の流れとしては、送られてきたURLから決済代行会社のページへ移動します。そこでクレジットカード情報を入力する。その後、入力したクレジットカード情報はカード会社へ送られて決済が行われます。

コンビニ払い（NP決済など）

コンビニ払いは、請求書をコンビニへ持ち寄り支払いを行います。クレジットカードの使用に抵抗がある方にもおすすめの支払い方法です。

最寄りのコンビニで支払いを済ませられることや、多くのコンビニは24時間営業ですので、いつでも行えることがメリットでしょう。

ただし、手数料や与信審査など注意すべき点もありますので、あわせて解説していきます。

コンビニ払いの流れと仕組み

コンビニ払いを選択した場合は、修理業者から請求書が発行されますので請求書を持ち、最寄りのコンビニへいきましょう。

コンビニ払いの仕組みとしては、利用者の代金を決済代行会社（NP後払いなど）が一時的に立て替えて支払います。

その後、利用者にコンビニでの支払い情報（番号など）を通知し、利用者が支払いを行う仕組みです。

コンビニ払い時の注意点

コンビニ払いはサービスを受けた後に支払いをする「後払い」です。代金は決済代行会社が一時的に立て替えるため信用が必要となります。

そのため、クレジットカード発行時のような、利用者の信用度をチェックする「与信審査」が行われます。

与信審査とは、過去の返済情報や取引実績などを調査して「代金をきちんと回収できるか？」とチェックすることです。過去に未払いや支払いの延滞があった場合は、与信審査に通らない可能性があります。

実際の流れとしては、支払い方法でコンビニ払いを選択すると、決済代行会社が個人情報や過去の支払い情報などを精査をします。

問題がなければ代金の立て替えが行われて、そのあと利用者がコンビニで支払いを行います。

決済手数料について

コンビニ払いを利用する場合は、決済手数料が発生します。金額は100円以下〜500円を超えることもあり、支払い金額に応じて変動する仕組みです。
水道修理時であれば200円程度が一般的です。

決済手数料は、利用者側で負担する必要がありますので、念頭に置いておきましょう。

銀行振込

銀行振込とは、相手が指定した銀行口座へ代金を振込む方法です。一般的に以下の4つの手法があります。

窓口で振込む場合は、「口座残高から」か「現金で振込む」か選択可能です。窓口で振込用紙に必要事項を記入し、提出しましょう。

口座から引き落として振込む場合は、届い印（銀行印）が必要となります。また、金額が100,000円以上の場合は身分証明書の提出が求められることがありますので、準備しておきましょう。

なお、窓口の営業時間は15時までの銀行がほとんどですので営業時間を確認しておきましょう。

ATMでの振込は、表示された手順にあわせて入力することで完了します。ATMの場合も「口座残高から」と「現金での振込」、どちらでも選択可能です。

ただし、ATMを利用する場合も利用可能時間が設定されていますので、確認しておきましょう。

次にアプリを利用する方法ですが、事前にアプリをダウンロードする必要があります。すでにアプリを利用している場合は、「振込」や「振替」を選択して、振込先情報を入力していきましょう。

なお、アプリから振込みを行う場合は、口座残高からの引き落としで行われます。

インターネットを利用して金融取引を行う「インターネットバンキング」ですが、利用する方法は、アプリで振込む場合とほとんど変わりません。

自分が利用している銀行のインターネットバンキングにログインして、その後振込で続きを行います。口座残高からの引き落としで行われます。

銀行振込時の注意点

銀行振込を利用する場合に最も気をつけなければならないのは、「振込日」です。窓口やATMで振込を行った場合、15時までに手続きを行わなければ、振込予約とされ翌営業日の振込扱いとなります。

振込期限が当日だった場合、期限を守れないことになりますので、余裕を持って振込手続きを行いましょう。

なお、アプリやインターネットバンキングの場合では、23時59分までに手続きを行えば当日振込の扱いとなります。振込が15時以降になる時は、振込の期日を確認してアプリやインターネットバンキングで振込を行うといいでしょう。

振込手数料について　

銀行振込を利用する場合は、振込手数料が必要となりますが、利用者側の負担となります。

金額としては、高い場合で700円程度、安い場合は100円もしくは無料と場合によって異なります。傾向としては、窓口での振込は手数料が高く、アプリやインターネットバンキングは安いです。

振込手数料をなるべく抑えたい方は、アプリやインターネットバンキングを利用しましょう。

電子マネー決済

キャッシュレス化が進んでいる近年では、電子マネー決済にも対応していることもあります。ただし、多くの電子マネーはクレジットカードとは違い、事前にチャージしておかなければなりません。

自動的に残高がキープされる「オートチャージ」を設定しておけば、チャージの手間も省けます。

スピーディーでかんたんに決済ができるので、普段から電子マネーを利用している方におすすめの支払い方法です。

電子マネー決済の種類

電子マネーの種類は、業者によって異なりますが、例としてあげると以下のものがあります。

公共交通機関を利用している方は、SuicaやPASMOを利用可能です。また、流通系電子マネーの楽天Edyや、nanacoも利用可能なことが多いので、利用したい場合は事前にチャージしておきましょう。

電子マネー決済時の注意点

電子マネーを利用する際は、残高に注意しなければなりません。

一般的にクレジットカードやアプリからチャージを行える電子マネーが多いですが、事前にチャージしておかなくては支払いができませんので、気をつけましょう。

QRコード決済

近年急速に広がりをみせているQRコード決済も、業者が対応していれば利用可能です。

PayPay・メルペイ・auペイなどさまざまなものがありますが、普段から利用しているQRコード決済が利用可能か、業者に確認しておきましょう。

QRコード決済の種類

QRコード決済は一般的に以下のものがあげられます。

ユーザー数5,500万人を突破したPayPayや、フリマアプリでお馴染みの「メルカリ」が提供するメルペイなど、多くのQRコード決済サービスがあります。

QRコードの注意点

QRコード決済は、スマホで行う決済サービスです。そのため、スマホがない場合は利用できません。

また、事前にチャージしておくものが一般的ですので、残高を確認しておきましょう。

水道修理時に後払いにできる決済方法と支払い日

支払い方法をクレジットカード決済やコンビニ払い、銀行振込を選択すれば後日の支払いにできます。現金の準備がいらない点がメリットです。

ただし、後払いには「支払い期限」が設定されているので事前に確認しておかなくてはなりません。

クレジットカードの場合はカード会社次第で、コンビニや銀行振込では、多くの場合で14日以内の支払いを求められます。

ただし、修理業者によって支払い期日は異なりますので、確認しておきましょう。

後払いにできる支払い方法一覧

代金お支払いを後払いにできる方法は以下のとおりです。

上記の3つを選択すると、後日の支払いにすることが可能です。後日あらためて準備できるので、当日に慌てることなく支払いができます。

ただし、コンビニ払いや銀行振込でインターネットバンキングを利用しない場合は、後日コンビニや銀行へ足を運ばなければなりません。

忙しく、時間を作れない場合は、クレジットカードやインターネットバンキングを利用しましょう。

支払日の目安

後払いを選択した際の支払い日ですが、クレジットカードはカード会社の締め日と引き落とし日次第となります。

コンビニ払いや銀行振込では、一般的には14日以内のケースが多く、中には1週間以内の場合などもありますので修理業者に確認しましょう。

支払い方法別の手数料を比較

ここでは、支払い方法別の手数料を比較します。

結果からいうと、銀行振込でATMやインターネットバンキングを利用する方法が110円と1番安いです。また、請求金額が10,000円以下の場合なら、コンビニ払いでも同等です。

なお、クレジットカード決済では「一括払い」を行えば手数料は必要ありません。

それぞれの詳しい手数料は以下で詳しく解説します。

支払い方法別の手数料一覧

支払い方法別の手数料は以下のとおりとなります。

支払い方法	手数料
クレジットカード※分割払いの場合	利用金額の12％〜15％
コンビニ払い	110円〜550円
銀行振込	110円〜990円

手数料は上記のとおりとなっており、支払い方法によってさまざまです。

なお、クレジットカード決済の場合、一括支払いでは手数料はかかりませんのでご安心ください。分割払いの場合のみ手数料が必要です。

コンビニ払いの場合では金額によって異なり、10,000円以内では110円、50,000円未満では220円、50,000円以上では550円となっています。

銀行振込の場合は、振込先の銀行や、振込方法によって手数料は異なります。窓口での振込は手数料が高く設定されていますので、ATMやインターネットバンキングの利用がおすすめです。

おすすめの支払い方法

支払い方法はさまざまあることを紹介してきましたが、「どの支払い方法を選択すればいいかわからない」という方のために、おすすめの支払い方法を紹介します。

「ポイントが欲しい方」や「支払い期限を伸ばしたい方」、「手数料を払いたくない方」などそれぞれにあう支払い方法を紹介します。

それぞれのメリットもあわせて解説していきますので、以下を参考に自分に合う支払い方法を選択してください。

ポイントが欲しい人はカードか電子決済

「せっかく支払いをするならポイントが欲しい！」という方はクレジットカードまたは電子決済を選択しましょう。

クレジットカードや電子決済には、1％や多い場合には5％などポイント付与があります。そのため、修理費用が高くなればなるほど還元ポイントも多くなるため、お得に決済したい方にはおすすめの支払い方法です。

支払日を伸ばしたい人はコンビニ払い

支払日をとにかく伸ばしたい場合は、コンビニ払いを選択しましょう。多くの場合で支払い期日は14日後に設定されるので、それまで準備が行えます。

また、銀行振込でも1週間もしくは14日以内の支払いとなることが多いので、選択肢にしてみてはいかがでしょうか。

手数料を払いたくない人はクレジットカード払い

「とにかく手数料を支払いたくない！」という方には、クレジットカードの一括払いがおすすめです。

現金払いでも手数料は不要ですが、現金の準備が必要です。クレジットカード決済を選択すれば、現金お持ち合わせがなくとも支払い可能ですし、ポイント付与もあります。

水道修理業者選びは慎重に

ここでは、修理業者を選ぶ際のポイントについて解説します。具体的にチェックすべきポイントは「信頼性」「修理料金」「修理後の保証」の3つです。

悪徳業者に依頼してしまい高額な請求をされるのは1番避けたい事態でしょう。

ただ、トラブルには慌ててしまうものです。悪徳業者に依頼して後悔しないように、事前にチェックしておきましょう。

業者の信頼性をチェック

まず、チェックすべきポイントは「信頼性」です。

SNSや口コミの評判をチェックしましょう。この際、支払い方法についてもチェックしておくことをおすすめします。

選択できる支払い方法が多ければ、自分にあった支払い方法を選択できるため安心です。

また、会社概要についてもチェックするといいでしょう。会社規模やホームページをチェックして「しっかりした会社か？」確認しておきましょう。

修理料金についてチェック

次にチェックすべきポイントは「修理料金」です。

多くの修理業者では見積もりを行ってくれますが、事前にホームページなどでチェックしておくと安心できます。

また、修理費用は相場と比較してみるのもおすすめです。相場を知らなければその修理業者の費用が妥当なものなのかの判断も難しいでしょう。

修理箇所	相場
お風呂	3,300円〜11,000円
キッチン	4,400円〜11,000円
トイレ	4,400円〜11,000円

「請求された金額が高すぎる・・・」とならないように数社の料金を比べてみるといいでしょう。

見積もりの明瞭さと妥当性の確認

事前に金額を把握しておくことで、不当な高額請求を避けることもできます。

「その見積もり料金が妥当であるか？」や「正しい見積もりであるか？」と判断の基準にできますので、事前に修理料金をチェックしておきましょう。

追加料金やキャンセル料についての確認

事前に確認しておく項目としては、「追加料金」や「キャンセル料」についても確認しておくと安心です。

予定していた箇所以外も修理が必要であったり、修理依頼をした後にほかの業者の方がお得であったりなど、急なキャンセルをした場合の料金もチェックしておきましょう。

修理後の保証をチェック

見落としてしまいがちですが、修理後の保証についても事前にチェックを入れておきましょう。

修理完了後に再び施工が必要であったり、悪徳業者の場合は高額な請求をしてくるケースがあります。

不当な請求を防ぐことにも繋がりますので、修理後の保証は要チェックです。

保証内容と期間の確認

保証について確認する際は、「保証内容」と「期間」についてもチェックしておきましょう。

あまりにも保証対象が狭かったり、期間が短すぎると想定外の追加費用に繋がってしまいます。

修理業者独自の保証を提供しているケースもありますので、数社の修理業者を比べる際は、修理後の保証についてもチェックしておきましょう。

まとめ

ここまで、水道修理を依頼した際の支払い方法や修理業者の選び方について解説してきました。

「現金払いしか受け付けてもらえない」というイメージをお持ちかもしれませんが、実際にはクレジットカード払いはもちろん、銀行振込やコンビニ払いのほか電子マネー決済にも対応しています。

クレジットカードの利用に抵抗がある方は、コンビニ払いや銀行振込、電子マネー決済を利用することで現金を持ち合わせていなくとも支払いが可能です。

ただし、修理業者によって支払い方法の種類は異なりますので、修理を依頼する際には事前に支払い方法についてもチェックしましょう。

また、本記事で紹介した「信頼性」や「修理料金」「修理後の保証」もあわせてチェックして、不当な高額請求を避けましょう。