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先日シチューを作っている最中にアクをすくい、何気なくシンクに流したところ、排水溝ネットの中に白っぽい汚れがこびりついているのを発見しました。
「ちゃんと水で流したはずなのに、なぜ?」と疑問に思い、調べてみると牛乳やシチューの乳製品が排水つまりの原因になることがわかりました。
知らずにそのまま腐った牛乳を排水口に流し、詰まらせてしまった経験をした方も意外と多いようです。
ビアスそこでこの記事では、牛乳やシチューなどの乳製品がなぜ排水口を詰まらせるのか?環境への影響と、流してしまったあとにできる正しい対処法について解説していきます。



避けるべきNG行動、そして水道修理業者に相談する判断基準についても触れていくで!


牛乳は一見、水と同じようにサラサラと流れていくため、排水口の詰まりとは無縁のように感じますよね。
しかしながら牛乳に含まれる成分は排水管内で固まりやすく、排水詰まりの原因になりやすいのです。
牛乳には、脂肪分とタンパク質が豊富に含まれています。
これらの成分は水に溶けにくく、特に温度が下がると固まる性質があるのです。
そのため、排水管の中で冷えると脂肪分やたんぱく質が凝固し、管の内壁にこびりついてしまうのです。
実際にSNSの声を調査してみると、
排水口が詰まったから確認したら流した牛乳がチーズ上に固まっていた
冷蔵庫の中で放置していた古い牛乳を流そうとしたらヨーグルトのようになっていた
といった声が少なからず見受けられました。



この冷えると固まる性質はチーズ・ヨーグルトの製造に活かされています。しかし、この「固まる」性質は排水溝内では逆に問題となり、詰まりの原因になるため注意が必要です。



知っている人も多いと思うけれど、油やデンプンも冷えて固まる性質があり、排水詰まりを引き起こす代表的な原因や!気になる人は以下の記事も参考にしてみてな。
牛乳と同様に、赤ちゃん用の粉ミルクにも乳由来の脂肪分やタンパク質が含まれています。
そのため、調乳後に余ったミルクや、哺乳瓶を洗った際のすすぎ水が排水溝に流れることで、排水管内に白い汚れが付着することがあります。
これらの成分は、排水管の中で温度が下がると固まりやすく、ほかの汚れと結びつくことで徐々に蓄積していきます。
一度に大量に流さなくても日常的に繰り返されることで、つまりの原因になる点は牛乳と同じです。



特にキッチン排水は油汚れが多いため、粉ミルクの成分が付着しやすい環境といえます。
「赤ちゃん用だから安全」というイメージがありますが、排水詰まりの観点では注意が必要な乳製品のひとつです。
排水管は曲がりくねった部分や狭い箇所が多く、水が流れにくい場所も存在します。
こうした部分に脂肪分やたんぱく質が付着すると、時間とともにどんどん固まっていきます。
さらに汚れには雑菌が繁殖しやすく、これがヌメリや悪臭の原因になるだけでなく、つまりを悪化させるドロドロ状の汚れに変化してしまうのです。



牛乳の賞味期限は開封後2~3日程度とされているで!
「気づいたら腐っていた」「変な臭いがする」といった理由で、ついついそのまま排水口に流している人も少なくないはずや。


子供から大人まで幅広い世代に人気のカレーやシチューは煮込むだけで手軽に作れることから、晩御飯の定番メニューとして選ばれやすい料理です。
一方で、これらの料理には牛乳や生クリーム、バターなどの乳製品や脂肪分が多く含まれており、じつは牛乳と同様に排水つまりを引き起こしやすい食品でもあります。
シンクに流した直後は問題なく流れているように見えても、排水管の中では以下のような現象が起きています。
このため、シチューやカレーの残り汁やアクをそのまま流すことは詰まりの原因になり得ます。
シチューを作る際に出る白いアクは、
が過熱によって分離・凝固したものです。
これらは水に溶けにくく、排水管の中で冷えると固まりやすいため排水口にこびりつきやすくなります。
生クリームやコーヒーフレッシュは、乳脂肪分が非常に多く含まれています。
排水管の中で冷えると固まりやすく、内壁にこびりついて詰まりの原因になりやすいです。
少量であっても、繰り返し流すことで汚れが蓄積しやすいため注意が必要です。
見る栗入りのコーヒーやカフェラテも、牛乳と同様に脂肪分を含んでいます。
飲み残しをそのまま流す習慣があると排水管内で白い汚れやヌメリが発生しやすくなります。



なお、コーヒーかすも排水詰まりの原因となります。
詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてくださいね!


コーンスープやポタージュ、クラムチャウダーなどは、牛乳や生クリーム、バターが使われていることが多く、冷えると排水管内で固まりやすい特徴があります。
「飲み物感覚」でも、成分はシチューに近いため、排水口に流さない意識が大切です。
プロテインドリンクは、たんぱく質を多く含む飲み物です。
排水管内で脂肪分やほかの汚れと結びつくことで、ヌメリや固着汚れを引き起こす場合があります。
粉末タイプを溶かした後の残りもそのまま排水口に流すのは避けましょう。
甘酒など、とろみや糖分が多い飲み物は、排水管内で汚れが付着しやすく臭いや詰まりの原因になることがあります。


排水口の詰まりというと、家庭内の問題だけと思われがちですが、、乳製品を流す行為は下水処理場にも大きな負担をかける原因になります。
牛乳やシチューに含まれる乳製品や脂肪分は水に溶けにくく、分解にも時間がかかります。
そのため、大量に流入すると下水処理場の微生物が処理しきれず、処理能力を超えてしまうケースがあります。
処理しきれなかった汚れは、水質悪化の原因となり、河川や海など自然環境に影響を与える可能性も否定できません。
家庭でできる対策としては、
といった小さな心がけです。
欧米では、油脂や乳製品が下水管内ないで固まり、いわゆる「ファットバーグ(脂肪の塊)」と呼ばれる巨大な塊を形成する問題が報告されています。
などが冷えて固まった脂肪の塊が、下水管を塞いでしまう現象。
これにより、下水の逆流や処理場の機能低下が起こり、莫大な清掃・修繕コストが発生しています。



2025年にはファットバーグによる逆流の恐れがあるとのことでブライアン・アダムスのオーストラリア公演が中止にもなったようやな。



このファットバーグは日本でも発生しているとされており、多くの自治体では飲食店でグリストラップ(油水分離阻集器)の設置が義務付けられています。


上記では、流しはいけない理由や下水処理の影響についてご紹介しましたが、乳製品を流してしまったからといって必ずしもすぐに詰まるわけではありません。
流してしまった後でも、早い段階で正しく対処できればつまりや悪臭を防げる可能性があります。
ここでは、状態別に自分でできる対処方法をご紹介します。
排水口に白い汚れが残っているものの、水はスムーズに流れている状態なら汚れは軽度です。
この場合は、
を使って対処しましょう。
ぬるま湯は牛乳やシチューに含まれる脂肪分が固まりにくい温度を保つためのものです。
あくまでぬるま湯にすることがポイントです。
洗剤を加えることで脂肪分が分解され、排水管内に残りにくくなります。
水の流れが少し悪くなっている、排水口のまわりにヌメリが確認できる場合は、汚れが排水管内に付着し始めている可能性があります。
この場合は、
を使った方法が一つの選択肢です。
重曹を排水口に振りかけ、その上からクエン酸水を注ぐと発砲が起こり、汚れを浮かせる効果が期待できます。
ただし一度で完全に解消できるわけではないため、無理に繰り返すのは避けましょう。


「水は流れるけれど、なんとなく排水口から酸っぱい臭いがする」この段階は、排水管内で牛乳やシチューの成分が腐敗し始めているサインです。
この状態で放置すると、
といったトラブルにつながる恐れがあります。
応急処置をしても改善しない場合や、臭いが強くなる場合は無理をせず専門の水道修理業者に相談することが結果的に安心です。


牛乳やシチューを流してしまった後、「早く何とかしよう」と焦るあまり、逆効果になる対処をしてしまうケースは少なくありません。
ここでは、排水口つまりを悪化させる可能性が高いNG行動を紹介します。
「脂肪分はお湯で溶かせばいい」と考え、熱湯を排水口に流してしまう方は多いですがこれはおすすめできません。
確かに一時的に脂肪分はとけますが、排水管の奥で冷えると再び固まり、より広い範囲に付着してしまいます。
その結果表面上は流れがよくなったように見えても、見えない場所で詰まりが進行する原因になります。
また、排水管の素材によっては、熱湯によって劣化や変形を招く恐れもあります。
「流れが悪いから」と、市販のパイプ洗浄剤を短期間で何度も使うのも注意が必要です。
強力な洗浄剤は、排水管の素材を傷める・ゴムパッキンや接続部を劣化させるといったリスクがあります。
また、根本的な原因が排水管の奥にある場合、一時的に改善してもすぐ再発するケースも少なくありません。


牛乳やシチューによる排水詰まりは、軽度であれば自分で対処できる場合もあります。
しかし、状態によっては早めに水道修理業者へ相談した方が安全で、結果的に費用を抑えられるケースも少なくはありません。
ここでは、「業者に相談すべき症状」と「依頼した場合の対応内容・費用目安」をあわせてご紹介します。
ぬるま湯や洗剤を使って一度は流れがよくなったものの、数日~数週間で再びつまり安くなる場合は注意が必要です。
これは、排水管の奥に牛乳やシチューの成分が固着したまま残っている可能性が高く、表面の汚れが一時的に流れただけの状態と考えられます。
この段階では家庭用の対処法では限界があり、専門的な清掃が必要になるケースが多くなります。
排水時に
といった症状がある場合、排水管内で汚れが溜まり、水や空気の通り道が狭くなっているサインです。
放置すると、
など、二次トラブルに繋がる恐れがあります。


キッチンだけでなく、洗面所や浴室など複数の排水口で同時に流れが悪くなっている倍は、排水管の奥や共用部分で詰まりが起きている可能性があります。
このケースでは、自力対応による改善は難しく、専門業者による対応が必要です。
水道修理御者に依頼した場合、症状に応じて以下のような作業が行われます。



排水管の構造に詳しい水道修理業者なら、排水管の奥まで安全に清掃することが可能です。
表面的な改善ではなく、根本的な原因の解消ができます。
排水詰まりの修理費用は、つまりの程度や作業の内容によって異なりますが、一般的な目安としては次のようなケースが多くみられます。
5,000~10,000円前後
10,000円~30,000円前後
30,000円~
実際の費用は作業内容・建物の構造・地域によって大きく異なります。
まずは見積もり無料の業者に相談して、適正価格を知ることが大切です。
水道修理業者にいざ相談しようにも、「どこに頼めばいいのかわからない」「探し方がわからない」と感じる方も多いのではないでしょうか?
その際におすすめなのが、水道修理業者の比較サイトを活用することです。
比較サイトを活用することで、
といったメリットがあります。



本サイトでは、日本各地の水道局指定業者を掲載しています。
業者選びに迷ったときはぜひ活用してみてくださいね。





乳製品を流すと排水が詰まる?といった疑問に対してよくあるQ&Aをまとめました。



気になる項目があったらぜひチェックしてみてな!
シチューのアクは少量なら排水口に流しても大丈夫ですか?
少量であってもおすすめできません。
シチューのアクには牛乳や生クリーム、脂肪分、タンパク質が含まれており、
排水管内で冷えると固まり、少しずつ汚れが蓄積していきます。
目に見えるトラブルがなくても、長期的には詰まりの原因になる可能性があります。
排水溝に白い汚れが残っているのは詰まりの前兆ですか?
はい、前兆の可能性があります。
白い汚れは、牛乳やシチューに含まれる脂肪分やタンパク質が
排水口付近で固まり始めているサインです。
この段階で正しく対処すれば、深刻な詰まりを防げる場合があります。
賃貸住宅の場合、誰に相談すればいいですか?
まずは管理会社や大家さんに連絡するのが基本です。
ただし、日常使用による軽度の詰まりであれば、
入居者負担で水道修理業者を手配するケースもあります。
判断に迷う場合は、管理会社へ相談したうえで対応を進めましょう。
牛乳を水で薄めて流せば問題ありませんか?
水で薄めても牛乳の脂肪分やたんぱく質の性質は変わりません。
排水管の奥で温度が下がると再び固まり、汚れが蓄積するため、薄めて流す方法はおすすめできません。


牛乳やシチュー、カレーなどに含まれる脂肪分や乳成分は、排水管の中で冷えて固まり、つまりの原因になることがあります。
一度に大量に流さなくても、少しずつ付着を繰り返すことで、気づかないうちにトラブルへ発展する点には注意が必要です。
また、乳製品を排水溝に流す行為は、家庭内の配管だけでなく、下水処理場への負担や「ファットバーグ」と呼ばれる環境問題にもつながります。
もし誤って流してしまった場合は、早めに対処することが大切です。
流れの悪さや異臭などの症状が出ている場合は、無理をせず水道修理業者に相談することで、被害の拡大や余計な費用を防ぐことにつながります。