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井戸の水を利用している場合、井戸ポンプの故障は避けては通れない事態です。
故障が起きた場合、井戸ポンプの交換はどこに頼めばいいのか分からない方もいますよね。
本記事では、井戸ポンプの交換を依頼できる場所や、交換にかかる費用について解説します。また、井戸ポンプの交換を考えた方がいいタイミングについてもあわせてご紹介します。
井戸ポンプを使用していると、修理や交換を考えるときもありますよね。
そんなとき、どこに頼めばいいか迷ってしまうかもしれません。
基本的には、以下の3つが選択肢となります。
地元の工務店や設備屋も、井戸ポンプの交換を受け付けています。
地域に密着したサービスを提供していることが多く、親しみやすい対応が期待できるでしょう。
また、工務店や設備屋ならば井戸ポンプ以外の建物の不具合や、設備に関する相談も同時にできるのがメリットといえます。
井戸ポンプの製造元であるメーカーでも修理・交換が可能なため、現在使っているポンプと同じメーカーで問題ない場合はおすすめです。
メーカーであれば製品への知識が深く、技術力や信頼性の面でも安心です。
お客様窓口やフリーダイヤルから相談すれば対応してもらえますが、地方に住んでいる場合や、休日・深夜などの対応は難しいでしょう。
また、保証期間をのぞき、メーカーといえども交換料金はかかる点に注意してください。
水道修理業者は一般の水道設備の修理だけでなく、井戸ポンプの交換やメンテナンスも行っています。
水道関連の知識や技術を持っているため、安心して依頼できるでしょう。
特に市街地や都市部では多くの水道修理業者があり、選択肢も豊富です。
井戸ポンプの寿命や不具合状況を理解することで、交換を考えた方がいいタイミングを見極められます。
そのためには井戸ポンプの寿命や、実際に起きる不具合の事例について知っておきましょう。
井戸ポンプの寿命は使用頻度やメンテナンス状況によって異なりますが、一般的に10年〜15年程度です。
国税庁でも、井戸ポンプの耐用年数は12年と定義されています。
とはいえ、12年経ったら一律に製品が壊れるかというと、そういうわけではありません。環境や頻度、使用方法によって寿命は変わるため、5年で壊れることもあれば、20年もつことも当然あります。
しかし、ある程度の年数が経つと部品やモーターの劣化も進んでいると考えるのが自然です。
また、年数が経過すると古い型式の部品やモーターは製造終了してしまい、修理ができないケースもあります。
そのため、井戸ポンプの交換には10〜15年という年数を目安にするのがおすすめです。
井戸ポンプに次のような不具合が起きたら、交換を考える目安になります。
当てはまる事例がないか、確認してみてください。
以前より水圧や水量が落ちてきている場合、井戸ポンプの劣化や老朽化、故障が原因かもしれません。
年数が経っていると修理は難しく、交換を検討する必要があるでしょう。
それ以外にも、近隣の土木工事や河川の水量の変化に影響を受けたり、井戸自体の水脈が枯れていたりするケースもあります。
以前と比べて水圧や水量が落ちている場合は、原因が何なのかをしっかり把握することが大切です。
井戸ポンプが突然動作を停止する場合、外部からの衝撃や経年劣化による電気回路およびモーターの故障が考えられます。
また、小さな虫が入り込んでショートしてしまうこともあります。このようなときは、ポンプの寿命が近づいている可能性が高いでしょう。
電気基盤に異常がある場合はメーカーに対応してもらう必要がありますが、井戸ポンプ一式を交換したほうが安く済む場合もあるため、慎重に検討してください。
ポンプ内のモーターがすり減ったり、焼き付いたりしてしまっていると、動作音が通常よりも大きくなることがあります。
この場合は、モーターの修理もしくはポンプの交換を検討するべきです。
井戸ポンプにはモーターはもちろん、圧力スイッチや羽根車などの部品が使われています。
ポンプが不安定に動作し、時おりモーターが回っていない状態になる場合、内部の部品の摩耗や故障が考えられます。
このような時は、部品の交換か井戸ごと交換かを必要に応じて選択しましょう。
井戸ポンプの交換をDIYで行うことは、浅井戸かつ同一メーカーの場合には可能です。
深井戸や水中ポンプの場合は、素人が交換するリスクが大きくおすすめできません。
とはいえ、電気や水道の資格を持っていない人が交換作業を行うのは難しく、基本的には専門業者に依頼するのが安全かつ確実です。
井戸ポンプ交換には配管や電気工事を伴うことがあり、専門的な知識と技術が求められます。
専門業者は経験豊富な技術者が作業を行うため、交換作業の品質や安全性を保証してくれます。
また、万が一のトラブルにも対応でき、保証も受けられるのがメリットです。
DIYで交換した場合、専門の用具が必要な上、知識・経験不足による症状の悪化や二次被害が起きる可能性もあります。
また、電気回路からの漏電が起きないとも限らず、リスクが大きいといえます。
DIYでの井戸ポンプの交換を検討する場合は、以下の2つの条件を満たしていることが条件となります。
井戸ポンプの交換が配管工事を伴わないもので、既存の配管にスムーズに取り付けることができる場合は、DIYで交換が可能です。
ただし、電源接続は慎重に行いましょう。
浅井戸は地上から直接井戸ポンプにアクセスできるため、比較的容易に交換が行えます。
深井戸の場合は井戸が地下にあるため、専門的な機材や知識が必要であり、DIYは非常に困難だといえるでしょう。
自分で交換作業する際に必要なものは次のとおりです。
DIYでポンプ交換する場合の、一般的な手順は以下の通りです。
井戸ポンプには、井戸水の中の砂をこすための砂こし器が設置されています。交換時にはクリーナーやワイヤーブラシで清掃しましょう。
また、ストレーナ用のパッキン・流入フランジのゴムパッキンなども摩耗しているので、忘れずに交換してください。
配管作業でミスがあると水漏れにつながるため、慎重に行いましょう。この部分だけでも業者に頼むと安心です。
新しいポンプを接続したら、呼び水を入れていきます。井戸水を汲み上げる動作のために必要なので、忘れないようにしてください。
自分で交換を行う場合、ポンプ本体とパッキン類の費用がかかります。
そのため、浅井戸ポンプであれば50,000円〜、深井戸ポンプであれば70,000円〜150,000円ほどが目安です。
作業時間は経験や工具の熟練度によっても変わりますが、一般的に1〜3時間程度を要することが多いです。
井戸ポンプは、粗大ごみとして処分することはできません。
産業廃棄物として処理されるため、自治体ごとの処分方法を確認しましょう。
専門業者に依頼すれば、2,000〜3,000円程度で処分してもらえます。
井戸ポンプを購入する際には、以下の重要なポイントを理解しておくことが大切です。
井戸ポンプには、大きく分けて以下の3種類があります。
浅井戸ポンプは地上から井戸に直接設置されるポンプで、8メートル以下の浅めの井戸に使われます。
設置やメンテナンスが比較的簡単なことがメリットですが、設置環境の影響を受けやすいため飲用には適していません。
ジェット式深井戸ポンプは吸水口と圧力管がついており、深い井戸から水を引き上げて使用します。
対応できる深さはおよそ20〜30メートルで、岩盤よりも深くから組み上げるため安定した水質を保てます。
ただし消費電力が高いこと、動作音が大きいことがデメリットです。
深井戸水中ポンプは、ポンプ本体が井戸内の水中に沈められたタイプです。
300メートル以上の深部まで組み上げが可能で、水の吸い上げと圧送を同時に行います。
コンパクトで静音性に優れたタイプが多く、節電効果も高いです。
井戸ポンプを選ぶ際には、浅井戸・深井戸などの種類のほかにも見るべきポイントが存在します。
以下のポイントについて詳しく見ていきましょう。
井戸ポンプには、1分間に汲み上げられる量=揚水量が設定されています。
必要な水量や井戸の深さに応じて容量を選びましょう。
容量の目安は同時に使用する蛇口の数×10Lなので、2つ以上の蛇口を使うなら20リットルの揚水量のポンプを選ぶようにします。
井戸ポンプの電源には、100Vと200Vのものがあります。
これまで使用していたものの定格電圧を確認し、誤ったタイプを取り付けないよう注意しましょう。
200Vの製品を取り付けるためには、新たに電源工事が必要になる場合もあります。
日本国内では一般的に、東日本で50Hz、西日本で60Hzの周波数が使用されています。
電子レンジを購入するとき、周波数を調べたことがある人も多いのではないでしょうか?
井戸ポンプには両方に対応しているものもあれば、決まった周波数にしか対応していないものもあるため、注意して選びましょう。
井戸ポンプの運転方式には、手動式と自動式があります。
自動式のポンプは水量や水位に応じて自動的に運転されるため、利便性が高いです。一方、手動式は必要な時だけ自分で電源を入れる必要があります。
使う頻度や予算に応じて選ぶようにしましょう。
井戸ポンプの交換を業者に依頼した場合の費用の相場一覧を、以下の表にまとめました。
内訳 | 費用の相場 |
---|---|
ポンプ本体費用 | 50,000円〜150,000円 |
交換費用 | 40,000円〜 |
部品費用 | 20,000円〜50,000円 |
井戸内の清掃や点検 | 5,000円〜20,000円 |
配管の修理や交換 | 10,000円〜50,000円 |
電気工事 | 5,000円〜30,000円 |
処分費用 | 0円〜3,000円 |
合計 | 50,000円〜200,000円 |
ポンプ本体費用プラス交換作業費で、おおよそ100,000円〜200,000円程度かかります。
そのほか部品・点検・配管の修理交換・電気工事・処分費用などを含めると、150,000円〜300,000円ほどが目安になります。
このほか、費用相場は以下の要因によって変動するため、参考にしてみてください。
井戸ポンプの種類によって、作業の難易度が異なります。
一般的に深井戸のポンプは設置が複雑であり、浅井戸のポンプと比較すると費用が高い傾向があります。
部品の品質や機材の種類も費用に影響します。
高品質な部品や最新の機材を使用する場合は、費用が高くなる傾向があります。
業者によって料金体系が異なります。
出張費や休日料金など、見積もり方法や作業時間によって費用は変動します。
地域によっても費用相場が異なることがあります。
また、業者の所在地からの交通費がかかる場合も考慮しましょう。
井戸ポンプ交換作業の目安時間は、約3時間〜8時間です。
一般的に、以下の要因によって作業時間は変動します。
井戸ポンプの種類によって作業の難易度が異なります。
深井戸のポンプは設置が複雑なため、交換作業により多くの時間がかかる傾向があります。
その点、浅井戸ポンプは比較的簡単に設置でき、かかる時間も短いといえるでしょう。
井戸内の状態も作業時間に影響します。
井戸内が狭くて作業スペースが限られている場合や、汚れや堆積物の除去が必要な場合は、それだけ追加の作業時間がかかることを見込んでおきましょう。
そのほか井戸内の清掃や点検、配管の修理など交換に伴う追加作業がある場合は、それらの作業にも時間がかかることがあります。
井戸ポンプの交換は専門知識と技術が必要な作業です。
そのため、信頼性のある業者を選ぶことが重要です。
井戸ポンプの交換は、水道修理業者に依頼するのがおすすめです。
理由は主に次の2つです。
水道修理業者は、24時間対応のところが多くあります。
そのため緊急対応で即日訪問が可能なことが多く、トラブル発生時に迅速に対応してもらえるのがメリットです。
水道修理業者は水まわりの設備に詳しく、井戸ポンプの交換にも精通しています。
井戸ポンプの交換に豊富な実績や経験を持っていることが多いため、安心して依頼できます。
失敗しない水道業者の選び方は次のとおりです。
作業は、必ず水道局指定工事店に依頼しましょう。
給排水管を伴う工事ができるのは指定工事店のみであり、そうでない場合は簡単な工事しか行えないため注意してください。
また、水道局に認定されているということが、実績や信頼の証です。
規模が大きく知名度が高い会社であっても、水道局指定工事店に認定されていないケースは意外に多くみられます。必ず業者のホームページで確認しましょう。
業者によって、出張費や見積もり費が無料のところもあれば、有料のところもあります。
全国にチェーン展開している業者なら店舗数が多く、その分出張費がかからないことが多いです。
一方で、小さな業者は特定の地域にのみ対応か、出張費が別でかかるケースもあります。
出張費・見積もり費が無料か有料かは、依頼前にかならず確認しておいてください。
水道業者選びの際、見積もりは必ず2〜3社以上から取り、相見積もりを行いましょう。
相見積もりによって相場感がわかるため、作業内容に対して価格が高すぎる・安すぎるといった比較ができ、失敗する確率を減らせます。
水まわりのトラブルは多岐にわたる上、ひとつの故障箇所から二次被害が起きることも珍しくありません。
そのため、アフターサポートや保証が充実している業者を選ぶのも重要なポイントです。
会社の住所・電話番号・設立年などを公開していない業者は避けましょう。
チラシやマグネットでよく見る業者は、「◯◯サービス」という屋号だけを明記し、会社概要をきちんと記載していないことがあります。
井戸ポンプは水の供給に欠かせない重要な装置です。
突然水の供給が途絶える、水圧が低下する、異音やノイズが発生するなどの異変がある場合は、早急に対処することが大切です。
まずは以下のチェックを行ってください。
井戸ポンプの電源が落ちているか確認し、ブレーカーが落ちている場合はONにしてみてください。
配線に問題がないかも確認しましょう。
井戸ポンプの周りに異物や障害物がないか確認し、ポンプが詰まっていないか点検してください。
ポンプのフィルターが詰まっている場合は清掃が必要です。
井戸の配管やバルブに異常がないか、確認しましょう。配管の破損やバルブの閉じ忘れが原因ということもあります。
これらのチェックを行っても解決しない場合や異変が継続する場合は、すぐに専門の業者に相談してください。
井戸ポンプのトラブルは放置するとさらなる損傷を招くことがあるため、早急な対処が重要です。
井戸ポンプは、私たちの生活に欠かせない重要な設備です。
定期的な点検やメンテナンスを行いつつ、耐用年数を超えている場合や異変を感じた場合は早急に対処する必要があります。
井戸ポンプの種類や条件を踏まえて自分で対処できる範囲を把握し、対処できないトラブルは、専門の業者に依頼するのがおすすめです。
本記事を参考に信頼性の高い業者を選び、安心して井戸ポンプを利用できるようにしてくださいね。