近くの水道屋さんが見つかる
ポータルサイト
おすすめの水道修理業者のクチコミや評判を掲載
蛇口の水道メーカーについて、詳しく知っている方は少ないかもしれません。
もしかすると、自宅の蛇口のメーカーも知らないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では国内の有名な水道メーカーの一覧や水道メーカーの特徴、人気商品について解説します。蛇口のトラブルが起きた時の対処法についてもあわせて紹介するため、参考にしてみてください。
日本国内には、数多くの優れた水道メーカーが存在します。
ここでは、国内で有名な水道メーカーを一覧で紹介していくので、参考にしてみてください。
TOTOはトイレ・バスルーム・キッチンなど、水まわりの分野でシェア率NO.1を誇るメーカーです。
自社で商品開発〜生産まで行い、高い技術力によって高品質かつ信頼性のある製品を多く手がけています。
手がふさがっていても使えるタッチスイッチタイプや、足でスイッチを押して水を出すフットスイッチユニットなど、独自の商品に定評があります。
LIXILは、住宅建材や設備機器を多く手がける総合メーカーです。
水まわり製品としては「INAX」が有名で、ホテルや公共施設でも数多く使用されるスタイリッシュなデザインと、機能性を兼ね備えた製品が特徴。
浄水器をスリムに内蔵した水栓や、電気温水器専用の水栓などのラインナップがあります。
KVKは、水まわり製品専業のメーカーです。
売り上げの8割は水栓であり、高品質な水栓金具を提供しています。
掃除が簡単な撥水(はっすい)水栓や、センサー付き水栓など魅力ある製品を多く手がけています。
カクダイは、リーズナブルで高品質な水道製品を提供しているメーカーです。
低価格ながら、耐久性や機能性に優れた製品が豊富に揃っています。
カクダイの製品は、予算に制約のある方でも満足できる製品が多く、コストパフォーマンスに優れているのが特徴です。
そのため、カクダイの水栓は多くの施設や厨房で採用されています。
SANEIは、おしゃれで洗練されたデザインが特徴の水道メーカーです。
美しいデザインと高い機能性が融合した製品が多く、インテリアにこだわりを持つ方に人気があります。
国内メーカーではありませんが、GROHE(グローエ)もおすすめのメーカーのひとつです。
GROHEはヨーロッパ最大級の水道メーカーで、デザインチームが一貫して製品づくりを担うことで、高いデザイン性を実現。
また、20年間毎日使用すると仮定したサイクルテスト、表面仕上げへの20種類以上の耐光・耐熱テスト、第三者試験認証機関による試験など、高い品質を保つための企業努力も日々行われています。
このように、国内には多くの優れた水道メーカーが存在します。
では、これらの中からメーカーを選ぶにはどうしたらいいのでしょうか?
水道メーカーを比較する際の基準として、以下を参考にするのがおすすめです。
水栓ひとつとっても、水道メーカーによって得意とする機能や、そのメーカーにしかない機能があります。
そのため、機能性で選ぶのもひとつの方法です。
水栓の場合は、主に次のような機能があります。
水栓に求める機能は、各家庭の家族構成や使用頻度、生活スタイル、ニーズによって大きく変わります。
自分や家族にとって必要な機能を備えた水栓があるかどうかが、メーカー選びの基準のひとつになるでしょう。
水道メーカーの製品の価格帯は、ピンからキリまであります。
大切なのは予算と求める機能の兼ね合いです。
高ければ高いほどいいとは限らず、使いこなせない・必要ない機能が多ければ損をしてしまいます。かといって、安さだけで選ぶと性能や耐久性に問題があるかもしれません。
価格に見合ったコストパフォーマンスが得られるかどうかを考慮しながら製品を比較し、そのメーカーが自分に合っているかを検討しましょう。
水道メーカーの製品は、インテリアにも影響を与える重要な要素です。
自宅のスタイルや水まわりに合ったデザインの製品を選ぶことで、美しい空間を演出でき、満足度が高まります。
また、デザインによっては操作性やメンテナンスのしやすさにも影響を及ぼす場合もあります。
自分の好みやインテリアとの調和を考慮して、デザイン性を比較しましょう。
製品を長く使っていれば、いずれ故障や不具合が起きないとも限りません。
その際には、保証やメンテナンスのサポートの有無が重要になります。
また、修理への対応や補修部品の豊富さ、メンテナンス性の高さもポイントになります。
水道メーカーの保証期間やアフターサポートの内容を確認し、信頼性のあるメーカーを選ぶことが大切です。
万が一のトラブルにも対応してくれるメーカーであれば、安心して製品を利用できますね。
現在使っている蛇口の交換を考えたとき、まずはどのメーカーの製品なのかを知る必要があります。
自分で建てた家なら簡単にわかりますが、賃貸ではそうもいきません。
既存の蛇口のメーカーを調べる方法は次のとおりです。
まずは水栓本体を調べてみましょう。多くの場合、メーカー名やロゴが製品に刻印されています。
とはいえ、水あかや汚れで見えづらかったり、ぱっと見ではわかりづらい場所にシールが貼られていたりすることもあるため、よく確認しましょう。
数字やアルファベットの羅列を見つけたら、それが型番である可能性が高いです。
水栓の取扱説明書や保証書があれば、メーカーはもちろん、型番や問い合わせ先まで確認可能です。
ただし、年数が経っていたり賃貸だったりすると、取扱説明書を保存していない、どこにあるかわからないという人も多いでしょう。
水栓本体を調べて品番や特徴がわかれば、インターネット検索で特定できる可能性もあります。
蛇口本体を調べてもわからない場合は、蛇口以外の水まわりの設備を調べてみましょう。
これまでに水道設備の交換を行ったことがなければ、蛇口と設備一式は同じメーカーである可能性が高いためです。
ただし、以前に交換を行ったことがあれば違うメーカーのこともありえるため、注意しましょう。
洗面化粧台の場合は、洗面台本体や収納部分にメーカー名やロゴが記載されています。
もし収納部分の取扱説明書があれば、メーカー情報を特定できるかもしれません。
キッチン台の場合も、キッチン台やシンク本体にメーカー名やロゴが刻印されているはずなので確認しましょう。
また、シンクの下部に取り付けられている蛇口のメーカー情報を参考にすることもできます。
メーカーがわかったら、次は型番(品番)が必要です。
型番を調べる方法は以下の3つです。
多くの水栓本体には、型番や製造情報がシールや刻印として記載されています。水栓の底面や側面をよく確認してみましょう。
多くは英数字の羅列で、製品に馴染むようシルバー仕上げになっていることが多いため、見落とさないよう注意してください。
ただし、年数が経つとシールが剥がれたり、刻印が消えてしまっていたりすることもあります。
メーカーを調べる時と同様に、取扱説明書を見ることでも型番を特定できます。
取扱説明書を紛失してしまった場合は、インターネット検索も手がかりのひとつです。
多くの水道メーカーでは、公式ページに製品情報の一覧を掲載しています。
製品の特徴やタイプ、取り付けられている設備などで絞り込めるので、取扱説明書が見つからない場合は活用してみてください。
以下では、主要な水道メーカーごとの確認方法を解説します。
TOTOには、水栓金具の品番を特定する専用のシステム「見つかるちゃん」があります。
特徴や取り付けタイプごとに直感的に選んでいくだけでOKの、非常に使いやすいサービスです。
>> TOTO公式ページ 水栓金具品番特定システム見つかるちゃん
LIXILの公式ページでは、代表的な製品の品番のシール位置がイラストで説明されています。
実際の表示例もあるので、迷わず探せますよ。
>> LIXIL 品番の調べ方
KVKの商品サポートサイトに商品一覧があり、水栓の型から画像を見ながら検索可能です。
浴室用・キッチン用・洗面用と分かれているため探しやすくなっています。
カクダイの公式ページでは、水栓金具のメンテナンス方法や補修部材の品番を検索できます。
品番がわからない場合でも、画像で似た形状のものから探せて便利です。
なお、2010年以降に販売されていた水栓が対象となります。
SANEIの公式ページでは、品名・品番・JANコード(バーコード)から検索が可能です。
水栓本体を検索する機能はありませんが、現在も取り扱いのある製品であればカテゴリごとに画像を見ながら探せます。
>> SANEI 商品のご案内
ここまで紹介した方法を試しても、メーカーが分からないという場合もあるでしょう。
「メーカーや品番が分からないから交換は無理」と諦めるのは早計です。
その場合、次の3つの方法を試してみてください。
じつはメーカーが違っても、取り付けタイプが現在のものと同じであれば交換は可能です。
水栓の取付タイプには、大まかに次のものがあります。
既存の配管や穴との互換性があるかどうか、まずはチェックしてみましょう。
自分で判断するのが難しい場合は、ホームセンターに蛇口を持ち込んで相談もできます。
ホームセンターのスタッフであれば製品に詳しいため、メーカーを特定できたり、適合する蛇口を見つけたりしてもらえるかもしれません。
蛇口の持ち込みが難しければ写真を撮るか、製品の特徴や品番をメモしていきましょう。
もっとも確実なのは、水道修理業者へ相談することです。
水道修理業者はさまざまな蛇口や設備に携わっており、経験と知識が豊富です。
自分で探すことに手間や時間をかけるよりも確実で、間違った蛇口を購入してしまうリスクも減らせます。
既存蛇口を見てもらい、同じような製品を提案してもらうことで、適切な蛇口を選べます。
蛇口に水漏れや破損が発生したら、早めの対処が重要です。
対処法としては、次の3つが考えられます。
蛇口に問題が発生した場合、まずは製品の保証を確認してください。
一般的に、製品には一定期間の保証が付いていて、保証期間内であればメーカーに修理や交換を依頼できます。
まずは保証書や取扱説明書を確認し、メーカーの保証が適用されるかどうかを調べましょう。
ただし、新築など比較的最近蛇口の取り付けを行った場合にのみ使える方法です。
蛇口の交換というと、業者に頼むものと考えるかもしれません。
しかし、簡単な修理や交換なら自分で行うことも可能です。
以下では、自分で修理する手順を解説します。
カートリッジは蛇口の内部にある重要な部品で、ここに問題が起きると水漏れの原因になります。
交換手順は次のとおりです。
ケレップやコマパッキンも、蛇口の水漏れを防ぐ重要なパーツです。
これらが劣化や摩耗している場合は交換を行いましょう。
交換手順は次のとおりです。
蛇口の修理が自分では難しい場合は、専門の水道修理業者に依頼するのがおすすめです。
水道修理業者は経験豊富かつ専門知識を持っており、正確な診断と迅速な対応をしてくれます。
修理作業をプロに任せることで、より確実に蛇口の問題を解決でき、保証やアフターフォローが受けられる可能性が高いでしょう。
業者に頼むといっても、蛇口交換のみを依頼する場合は注意が必要です。
以下の3つの注意点をあらかじめ知っておきましょう。
一部の業者は、蛇口交換のみの依頼を受け付けない場合があります。
とくに古い蛇口の取り外しや部品の調整が必要な場合、専門的なスキルと知識が必要となるため、他の修理とセットで対応することが一般的です。
蛇口交換のみの依頼を検討している場合は、事前に業者に確認するようにしましょう。
蛇口の取付タイプはさまざまであり、新しい蛇口を選ぶ際には、既存の取付タイプと合致していなければなりません。
業者が現場を見てから用意してくれる場合は問題ありませんが、自分で蛇口を購入して使ってもらう場合は注意が必要です。
蛇口の交換には、適切な部品やアダプターが必要です。蛇口同様、間違った部品を使用すると取り付けができません。
また、部品が不足している場合も同様です。
蛇口交換を依頼する前に業者との打ち合わせを行い、必要な部品を事前に確認するようにしましょう。
実際に、どのような蛇口を取り付けたらいいのか迷ってしまう人も多いと思います。
また、現在使っているものより多機能なタイプにしたいと考えるかもしれません。
ここでは、人気のある蛇口を水道メーカーごとに一覧で紹介していくので、参考にしてみてください。
TOTOのTKN34PBTRRは、タッチスイッチ・ハンドシャワータイプの水栓です。
取り付けタイプは台付きの1穴で、シングルレバー混合栓になっています。
軽い力で水を出したり止めたりできるため、手がふさがっているときにも手の甲などでワンタッチで操作でき、節水効果もあります。
子どもや年配の方にも使いやすいのが嬉しいポイントです。
ホースを引き出してシャワーとしても使えるため、シンクの隅々まで綺麗に掃除できます。
TOTOのTLS04303JAは、洗面所用のシンプルな水栓です。
取り付けタイプは台付きの1穴で、シングルレバーとなっています。
レバーの中央部までは水が出て、お湯と混ざる境目でクリック感を作ることで水とお湯を意識的に使い分けられるエコシングル方式を採用。
これにより、無駄にお湯を使いすぎることがありません。
LIXILのRJF-771YAは、キッチン用のシングルレバー水栓です。
取り付けタイプは台付きの1穴で、浄水器内蔵のハンドシャワー付きとなっています。
浄水・微細シャワー・整流と使い分けでき、洗浄に適した勢いのあるシャワーを出せるのが大きな特徴。
ホースを引き出せるのはもちろん、収納がタンクレスで広々使え、スカート状台座でお手入れしやすいのもポイントです。
LIXILのRSF-672Aは、キッチン用タッチレスタイプの水栓です。
取り付けタイプは台付きの1穴で、シングルレバーの製品となっています。
乾電池式のため、電源がなくても取り付けられる仕様。電池ボックスはコンパクトで場所を選ばず、交換お知らせ機能もついています。
用途に応じて整流とスポット微細シャワーを使い分けでき、密度の高い微細シャワーでしぶとい汚れも落とせます。
シンク内が広々使えるため、中華鍋やパスタ鍋も洗いやすく便利なタイプです。
KVKのKM5011Tは、キッチン用のシングルレバー式混合水栓です。
取り付けタイプは台付きの1穴タイプとなっています。
ハンドルのリング部が大きく、操作性に優れているのが特徴。溝がないため汚れが溜まりにくく、掃除も容易です。
工具なしで1人でラクラク取り付けできるのも嬉しいポイントです。
カクダイの1240S-170は、昔ながらのキッチン用混合水栓です。
壁付きの2ハンドルタイプで、お湯と水を別々に出すようになっています。
ハンドルは上向き・下向きから選ぶことができ、上向きにすればシンクが広々使えるのが大きなメリット。
既存の蛇口が壁付きや2ハンドルの場合は、こういったタイプを選ぶといいでしょう。
SANEIのK87121ET6JV-13は、キッチン用のシングル混合栓タイプの水栓です。
取り付けタイプは台付きの1穴となっています。
ウルトラファインバブル(0.001mm(=1μm)未満の泡)発生装置を搭載しており、優れた洗浄力や旨味の抽出作用があるのがポイント。
SANEI独自の技術で約6,100万個/mLの泡を発生させ、いつもの料理の味を格上げできたり、汚れをキレイに落として掃除にかかる時間を短縮できたりします。
この記事では、国内の水道メーカーの一覧やおすすめの蛇口、比較基準、既存蛇口のメーカーや型番の調べ方について解説しました。
蛇口の交換が必要になった場合、多くの人はメーカーや製品選びで悩みがちです。また、水漏れや破損が起きたときの対処法にも迷うかもしれません。
まずは本体を確認し、それでもわからなければ取扱説明書やメーカーのページを見て型番を調べ、適合する蛇口を調べるようにします。
それから新たに取り付けたいメーカーや製品について検討するという手順がおすすめです。
水道メーカーによって異なる特徴やタイプがあるため、既存蛇口のタイプや自分が求める機能をしっかり見極めるようにしましょう。