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トイレの節水方法に関しては今まで様々な手法が紹介されてきました。ですが間違った方法も多く出回っているので注意が必要です。本記事では、正しいトイレの節水方法や節水に役立つ商品について解説していきます。間違っている節水方法も併せて紹介します。
水道料金は2ヶ月に一度の請求がきますが、2名以上の家族世帯で6,000円から10,000円が平均と言われています。
私達が一日に利用するトイレの回数は、平均で5回から8回と言われており、日中は仕事のため、勤務先でトイレを使用する方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、家族分のトイレの回数を換算すると「節水すべき場所」だと言えますね!
そこで当記事では、一般家庭の1ヶ月に掛かるトイレの水道料金の違いから節水方法まで、項目別にまとめ、分かりやすく解説します。
一般家庭での1ヶ月の水道使用量の中でトイレの水道使用量はどのくらいか、東京都水道局の実態調査を参考に解説していきます。
風呂の次に多く使用しているトイレ。
トイレの使用量を節約できれば、水道料金にも大きく影響します。
水道料金は2ヶ月に一度6,000から10,000円と言われているので、1,260円から2,100円ほどの割合を占めています。
普通トイレと節水トイレの水道料金は、どのくらい違うのでしょうか。
トイレメーカーでシェア№1の「TOTO」のトイレで比較してみましょう。
52年間で81%の節水になっており、かなりの進化を遂げています。
6リットル以下のトイレが「節水トイレ」と言われています。
期間 | 普通トイレ(8/6)L | 節水トイレ(3.8/3)L |
---|---|---|
1日 | 約32L | 15.8L |
1ヶ月 | 約992L | 約490L |
1年 | 約11,680L | 5,767L |
※大は1回、小を4回で比較しています。
効果的なトイレの節水方法を3つ紹介します。どれかひとつでも効果があるので習慣化することができれば節水になります。
「ちりも積もれば山となる」の精神で取り組みましょう!
レバーには大便用の大と小便用の小のレバーがありますが、長めに便器に座っていると自動洗浄が大便用と判断します。
そこでリモコンパネルの小リモコンを押したり小レバーで使い分けすることで、節約につながります。
例えば、TOTOネオレストは大の水量が3.8L、小の水量が3Lですから、成人の1日のトイレを大が1回、小が4回とした場合は以下の通りになります。
1日あたりを換算すると小さな金額ですが、1年365日と考えると日々の節約が重要だということを実感できると思います。
※上記4人家族の場合 15.2円×365日=5,548円
※当記事では、東京都水道局の1Lあたりの単価を0.24円とした節約金額で換算しています。
自分がトイレを使った後に続けて家族がトイレを使う時など、臭いや音が気になり何度も水を流す人がいます。
一般的に普通トイレでは、使用水量は6〜8Lと言われていますので、節水のためには流す回数は1回にしておきましょう。
何度も流すことで、タンクに水が貯まるまで時間がかかり流れづらくなります。
お風呂の残り湯を利用することで節水になります。
毎回風呂場から残り湯を運ぶことも大変なため、バケツに残り湯を貯めておくのがよいでしょう。
ただし、残り湯をトイレタンクに直接いれることはおすすめしません!
残り湯には髪の毛やゴミなどが含まれておりタンク内の詰まりを引き起こしたり、故障の要因ともなります。
残り湯を使用する際は、上記の点に気を付けてご使用ください。
トイレの節水に役立つと言われている商品はたくさんありますが、特に効果的な商品として以下の3点があります。
ロスカットは、ほとんどのトイレに使える汎用性のある節水器です。
ロスカットを取り付けることで、水を流したあとの「チョロチョロ」と流れる水量を節約できる画期的な商品です。
トイレレバーで水を流すとフロートバルブが持ち上がりますが、ほとんどの水が無くなるまでバルブは開いたままで、排水弁を閉めた部分に多少の水が残るだけです。
ロスカットはフロートバルブのチェーンの部分に重りをつけ早めにフロートバルブを閉じることで 30%以上の水がタンクに残ります。
タンク内に貯まる水量を変えるわけではないため、流れる水の勢いは変わりません。
他にも以下のメリットの記載があります。
ただし、以下のデメリットもあります。
上記に該当する場合は、残念ですがロスカットは使えないのでご注意ください!
トイレ節水できる君の商品の特徴は以下の通りです。
トイレ節水できる君はネットで、税込437円で販売しているサイトもありますので今回ご紹介する節水グッズの中で一番お手頃価格になります。
「手軽に試したい!」
「初めてトイレの節水グッズを使う」
「難しいのは無理」
このような不安を持たれている方に、おすすめの商品です!
ドルフィンセーブは、節水のプロ集団と呼ばれている「株式会社 エコロジカルプレゼンツ」が開発した商品シリーズです。
ドルフィンセーブはロータンク式トイレ専用の節水バルブですが、ドルフィンシリーズとしては、フラッシュバルブ式トイレ・蛇口専用の節水バルブもあります。
フロートバルブをドルフィンセーブに交換するだけで、15%〜40%節水が可能です。
ドルフィンセーブは水を流した時、水が全て流れてしまう前にバルブを閉じることで節水ができます。
9段階の調整機能が付いており、節水量をコントロールできる優れものです。
取り付けた後に、水量の確認をしながら節水レベルを調節すると良いでしょう。
ほとんどのロータンク式トイレに設置可能ですが、一部のメーカーやタンクの品番には対応していません。
INAX社製のロータンクには、別売りの専用アダプターが必要です。
購入の際は、メーカーホームページから問い合わせすることをおすすめします!
※ロータンク式トイレとは、一般家庭で使われているトイレです。
※フラッシュ式トイレとは、大勢が利用する施設で使われているトイレです。
トイレの間違った節約方法として、次の方法があります。
テレビで大家族の節約術などで取り上げられていたこともあります。
間違った節水方法も多いため、再確認が必要です!
トイレの節水をするために、いくつもの節水商品を多用することは、極端に水量が少なくなり詰まりの原因になります。
トイレの水量は設定された水量で流さないと洗浄ができなくなる可能性もあります。
節水したつもりが、汚物が排水管の中に溜まってしまい、かえって業者に依頼して高い修繕費用になる可能性もあります。
一時期メディアでも話題になったペットボトルをタンク内に入れる節水方法。
一度は聞いたり、実践したことがあるのではないでしょうか?
裏技のように言われた時期もありましたが、これは間違った節水方法です。
タンク内には、浮き玉・オーバーフロー管・鎖・ボールタップ・フロートバルブなどのたくさんの部品が入っています。
水の入ったペットボトルをタンク内に入れることで、部品がつぶれたり曲がってしまったりなど故障原因になってしまいます。
そのほか汚物を流すタンク内水量の必要量を減らしてしまうので、排水詰まりを起こしやすくなるため絶対に辞めましょう。
流す回数や水量を無理に減らすことも間違った節水方法の要因です。
大家族や幼い子供がいる家庭の節約で、トイレを使う時は続けて入りまとめて水を流すというような方法をインタビューやテレビで観たり聞いたことがあるかと思います。
大で流さないといけない時に節約のつもりで小で流すなど、汚物量に合わない水量を使い続けることで排水詰まりを招くことも多くあります。
間違ったトイレの節水方法をおこなうリスクとして、タンク内部品の交換修理を招いてしまうリスクがあります。
ネットでボールタップを購入する場合、2,000円から8,000円程までと幅広い価格帯があり、純正部品の場合はTOTOのボールタップは10,000円弱かかります。
節水の為にとった行動で「交換用の部品代」が掛かってはマイナスしかありません。
部品代の他に、例えば排水詰まりの修繕で業者に依頼する場合は、以下の料金がかかります。
業者の中には出張費を取らない業者もありますが、ラバーカップですぐに詰まりが解消されるような状態であっても、上記の料金含めて10,000円を超える場合もあります。
1時間を超えると30分毎に料金も加算していくような業者も存在しますのでご注意ください。
節約したつもりが、間違った節水方法を行うことで予想外の費用がかかることもあるため、メーカーサイトを調べたりなどで確認しながら節水することをおすすめします。
「便器内の水がチョロチョロと止まらない」
「トイレの給水管付近からポタポタと水漏れがある」
「トイレの水漏れはどのくらいの料金がかかるのかな」
気にはなっていても、日々の生活や仕事ですぐに業者依頼できないこともあります。
しかし見た目にはわずかな水漏れでも、毎日のことになると1か月の料金にかなりの影響がでてきます。
便器内の水面がわずかに動くような水漏れでも、7,000円〜69,000円かかると言われています。トイレの水漏れの確認方法や対処方法を詳しく解説していきます。
トイレの水漏れを確認する方法として、以下の方法があります。
水道を使用していないのに、このパイロットが回転していた場合は、水漏れが起きているということになります。
止水栓とは、水量の調節や水を止めたりする給水管の途中にある栓のことです。
止水栓を通してボールタップに水が流れます。
止水栓には、「内ネジタイプ」「外ネジタイプ」「ハンドルタイプ」と3種類ありますが、回す方向は同じです。
調整する時は、マイナスドライバーで操作します。
止水栓を調整しても止まらない時は、元栓を閉めることをおすすめします。
ただし元栓を閉めると家全体の水が止まるため、家族に伝えるか不在の時に行う方が良いでしょう。
止水栓を閉めたあとにトイレ内に水漏れがないかを確認します。
確認箇所は、以下の通りです。
止水栓にはナットやパッキンが付属しています。特にパッキンは数年で劣化しますので、パッキン交換することで改善されます。パッキンは、ホームセンターやメーカーで購入すると、数百円で購入できます。
タンク上部の大小レバー部分からの水漏れで多いのは、レバー部分のパッキンの劣化です。他にはタンク内の水量調整がうまくいかず水漏れすることもあります。
タンクと便器は、タンク底にボルトと密結パッキンと呼ばれる部品で繋がれています。
そのボルトやパッキンの劣化、またはタンク下部のひび割れなどにより水漏れが発生します。
便器周りからの水漏れは、便器本体にひびや破損がある場合です。
便器は陶器でできているため、耐久性は25年〜30年と言われています。
タンク掃除の際に蓋を便器に落としてしまったり、汚れ落としに研磨剤を使う時などひびの原因にもなります。
便器内のチョロチョロ水漏れの原因は、ほとんどがタンク内部品の劣化によるものです。
ボールタップや浮き玉を交換することで改善されますが、交換しても止まらない場合は、シャワートイレの故障が原因かもしれません。
長年使用した便器の場合、接着部分が劣化し隙間ができることもあります。
または床下配管の劣化によるひび割れで床下からの水漏れの可能性もあります。
自分で確認することは難しいので、すぐに業者に依頼しましょう。
一般的には、陶器であるトイレ本体は20年程の耐用年数があります。
節約のために「陶器でできているからヒビ割れするまで使いたい!」という方もいるかもしれません。
タンク内部品の耐用年数が10年と言われていますので、現在のトイレの設置から10年以上経過している場合は、節水効果の高いトイレに交換することも検討してみてはいかがでしょうか。
トイレを選ぶ時は、まずはトイレの種類から検討してみましょう。
実はトイレには種類があり、大きく分けると以下の3種類があります。
名前の通りに便器後部のタンクがないトイレです。見た目にもスッキリしていて、デザイン性にも優れています。凹凸部分が少ないため、日々の掃除も楽ちんです!
タンク・便器・便座が一体となったトイレです。手洗い付き・無しを選ぶことができます。
タンクはコンパクトで、凹凸が比較的少ないため、掃除がしやすいです。
ただし、故障の時は、部分的に交換ができないため、コストがかかるというデメリットもあります。
コストを抑えたいなら組合せトイレです。タンク・便座・便器と個別で買換えもできるため、予算に合わせて購入できます!ただし、凹凸面が多いため、掃除がしづらいというデメリットがあります。
トイレ業界は、「TOTO」「INAX(LIXIL)」「Panasonic」の3大トイレメーカーが主なシェアを占有してますので、それぞれの専用サイトで、まずはお気に入りのトイレを見つけてから、比較サイトなどで検討することもおすすめです!
トイレの交換は、メーカーや決算時期によっても金額が大幅に変わります。楽天市場やAmazonなどでも低価格で販売されています。
ただし、「業者依頼可能」「配達は玄関までトイレ設置場所へはお客様ご自身で」と記載もあるため、多少値段が高くても信頼できる業者に依頼することをおすすめします。
注意点として、節水型トイレは設置する地域や排水管などの条件により、設置できない場合もありますので、事前に業者に確認しておくことが重要です。
お住まいの自治体で、トイレリフォームに関する補助金・助成金申請できる場合もありますので、自治体ホームページや窓口に事前に問い合わせをしてみることもおすすめします。
支援事業や補助金は以下の通りです。
注文住宅や新築分譲住宅購入時に、子育て世帯と若者夫婦世帯に対しての補助金制度です。
ただし、リフォームする場合は、全世帯が対象となるため、子育て世帯と若者夫婦世帯の補助金上限額が拡大されます。
公式ホームページで事前に調べておくと良いでしょう。
※注意点として、申請は施工主ではなく工事請負業者が申請します。
予算上限額(100%)に達し次第、申請受付は終了となりますのでご注意ください。
補助金・助成金については、すべての自治体で実施している訳ではありませんので、事前にお住まいの自治体ホームページで確認するか問い合わせをすることをおすすめします。
例として東京都新宿区限定の補助金についてご紹介します。
和式便座から洋式便座への取替え工事は、106,000円が助成金の上限となります。
費用の1割〜3割は、自己負担割合に基づき支払います。
参考:住宅設備改修:新宿区
給付対象となるのは、介護保険の要支援・要介護の認定を受けた人で、改修する住宅に現在居住していることが条件です。
入院や施設に入所している場合は、対象外となりますのでご注意ください。
これらの補助金・助成金については、年度予算の関係で期間が決まっていたり、予算上限がありますので、早めの申し込みが必要です。
今回は私達の生活に密着する「トイレの節水」をテーマに、様々な観点から解決策を探ってきました。
当記事の主な内容は、以下の通りです。
日常的に使うトイレですが、トイレタンクの構造やしくみなど普段あまり考えることが無いと思います。
原材料価格の高騰や円安などで、今日本は物価の高騰に見舞われています。
水道光熱費も値上げがぞくぞくと決まり、私達の生活は不安だらけですよね。
しかし、日常のちょっとした節約が大きな節約を生んだりする可能性もあります。
節水をきっかけにしたトイレの使用方法など、家族の中でどんな節約方法が我が家に合うのかこの機会に話し合うことも良いかもしれません。
家族で対策をしてゆくことに加えて、自治体や国の支援制度を利用したり、専門的なことはプロにお任せすることが一番のおすすめです。
相談と見積りを無料サービスとして取り入れている業者さんも多いので気軽に相談してみてはいかがでしょうか。